| 番号 (No.) |
書籍 | 巻 | 章 | 内容 |
|---|
|
1 (145) |
ひふみ神示 | 5_地つ巻 | 第8帖 | 祓ひせよと申してあることは何もかも借銭なしにする事ぞ。借銭なしとはめぐりなくすることぞ、昔からの借銭誰にもあるのざぞ、それはらってしまふまでは誰によらず苦しむのぞ、人ばかりでないぞ、家ばかりでないぞ、国には国の借銭あるぞ。世界中借銭なし、何しても大望であるぞ。今度の世界中の戦は世界の借銭なしぞ、世界の大祓ひぞ、神主お祓ひの祝詞あげても何にもならんぞ、お祓ひ祝詞は宣るのぞ、今の神主宣ってないぞ、口先ばかりぞ、祝詞も抜けてゐるぞ。あなはち、しきまきや、くにつ罪、みな抜けて読んでゐるではないか、臣民の心にはきたなく映るであろうが、それは心の鏡くもってゐるからぞ。悪や学にだまされて肝心の祝詞まで骨抜きにしてゐるでないか、これでは世界はきよまらんぞ。祝詞はよむものではないぞ、神前で読めばそれでよいと思うてゐるが、それ丈では何にもならんぞ。宣るのざぞ、いのるのざぞ、なりきるのざぞ、とけきるのざぞ、神主ばかりでないぞ、皆心得ておけよ、神のことは神主に、仏は坊主にと申してゐること根本の大間違ひぞ。九月十九日、ひつ九の |
|
2 (172) |
ひふみ神示 | 5_地つ巻 | 第35帖 | 日本の国はこの方の肉体であるぞ。国土おろがめと申してあらうがな、日本は国が小さいから一握りに握りつぶして喰ふ積りで攻めて来てゐるなれど、この小さい国が、のどにつかえて何うにも苦しくて勘忍して呉れといふやうに、とことんの時になりたら改心せねばならんことになるのぞ。外国人もみな神の子ざから、一人残らずに助けたいのがこの方の願ひと申してあらうがな、今に日本の国の光出るぞ、その時になりて改心出来て居らぬと臣民は苦しくて日本のお土の上に居れんやうになるのぞ、南の島に埋めてある宝を御用に使ふ時近づいたぞ。お土の上り下りある時近づいたぞ。人の手柄で栄耀してゐる臣民、もはや借銭済しの時となりたのぞ、改心第一ぞ。世界に変りたことは皆この方の仕組のふしぶしざから、身魂みがいたら分るから、早う身魂みがいて下されよ。身魂みがくにはまつりせねばならんぞ、まつりはまつらふことぞと申して説いてきかすと、神祭りはしないでゐる臣民居るが、神祭り元ぞ、神迎えねばならんぞ、とりちがへと天狗が一番恐いのざぞ、千匁の谷へポンと落ちるぞ。神の規則は恐いぞ、隠し立ては出来んぞ、何もかも帳面にしるしてあるのざぞ、神の国に借銭ある臣民はどんなえらい人でも、それだけに苦しむぞ、家は家の、国は国の借銭済しがはじまってゐるのぞ、済ましたら気楽な世になるのぞ、世界の大晦日ぞ、みそかは闇ときまってゐるであらうがな。借銭返すときつらいなれど、返したあとの晴れた気持よいであらうが、昔からの借銭ざから、素直に苦しみこらへて神の申すこと、さすことに従って、日本は日本のやり方に返して呉れよ、番頭どの、下にゐる臣民どの、国々の守護神どの、外国の神々さま、人民どの、仏教徒もキリスト教徒もすべての徒もみな聞いて呉れよ、その国その民のやり方伝へてあらうがな、九十に気つけて用意して呉れよ。十月十日、ひつ九のか三。 |
|
3 (223) |
ひふみ神示 | 7_日の出の巻 | 第10帖 | 桜咲き神の御国は明けそめにけり。十月になったらぼつぼつ会得るぞと申してあろがな。叩かけてばたばたと叩く処もあるぞ、箒で掃く処もあるぞ、雑巾かけしたり水流す処もあるのざぞ、掃除始まったらばたばたに埒つくと申してあろがな、めぐりだけの事は、今度は何うしても借銭無しにするのざぞ、花咲く人もあるぞ、花散る人もあるぞ。あめのひつ九のかミの御神名書かすぞ、それを皆の者に分けてやれよ。聴き度い事はサニワで聞けよ、何んなことでも聞かしてやると申してあろがな、神せけるぞ。火吹くぞ。火降るぞ。十二月十日、ひつくのか三。 |
|
4 (265) |
ひふみ神示 | 9_キの巻 | 第8帖 | 今迄して来た 事が、 成程 天地の神の心にそむいてゐると云ふこと心から分りて、心からお詫びして改心すれば、この先末代身魂をかまうぞ、借銭負うてゐる身魂はこの世にはおいて貰へん事に規則定まったのざぞ、早う皆に知らしてやれよ。タテコワシ、タテナホシ、一度になるぞ、建直しの世直し早うなるも知れんぞ、遅れるでないぞ。建直し急ぐぞ、建直しとは元の世に、神の世に返す事ざぞ、元の世と申しても泥の海ではないのざぞ、中々に大層な事であるのざぞ。上下グレンと申してあることよく肚に入れて呉れよ。三月十一日、ひつぐの神。 |
|
5 (334) |
ひふみ神示 | 12_夜明けの巻 | 第14帖 | あら楽し、すがすがし、世は朝晴れたり、昼晴れたり、夜も晴れたり。あらたのし、すがすがし、世は岩戸明けたり、待ちに待ちし岩戸開けたり、此の神示の臣民と云ふても、人間界ばかりでないぞ。神界幽界のことも言ふて知らしてあると、申してあろが。取違ひ慢心一等恐いと申してあろが。祭典、国民服 もんぺでもよいぞ。天明まつりの真似するでないぞ。役員まつりせい。何も云ふでないぞ。言ふてよい時は知らすぞよ、判りたか。仕へる者無き宮、産土様の横下にいくら祀ってもよいぞ。天明は祈れ。祈れ。天に祈れ、地に祈れ、引潮の時引けよ。満潮の時進めよ。大難小難にと役員も祈れよ。口先ばかりでなく、誠祈れよ。祈らなならんぞ。口先ばかりでは悪となるぞ。わかりたか。今度は借銭済しになるまでやめんから、誰によらず借銭無くなるまで苦し行せなならんぞ、借銭なしでないと、お土の上には住めん事に今度はなるぞ。イシの人と、キの人と、ヒの人と、ミヅの人と、できるぞ。今にチリチリバラバラに一時はなるのであるから、その覚悟よいか。毎度知らしてあること忘れるなよ。
神示腹の腹底まで浸むまで読んで下されよ。神頼むぞ。悟った方神示とけよ。といて聞かせよ。役員皆とけよ。信ずる者皆人に知らしてやれよ。神示読んで嬉しかったら、知らしてやれと申してあらうが。天明は神示書かす役ぞ。アホになれと申してあろが、まだまだぞ、役員気付けて呉れよ。神示の代りにミ身に知らすと申してある時来たぞ。愈々の時ぞ。神示で知らすことのはじめは済みたぞ。実身掃除せよ。ミ身に知らすぞ。実身に聞かすぞ、聞かな聞く様にして知らすぞ。つらいなれど、がまんせよ。ゆめゆめ利功出すでないぞ。判りたか、百姓にもなれ、大工にもなれ、絵描きにもなれ。何にでもなれる様にしてあるでないか。役員も同様ぞ。まどゐつくるでないぞ、金とるでないぞ。神に供へられたものはみな分けて、喜ばしてやれと申してあろが。此の方喜ぶこと好きぞ、好きの事栄えるぞ。いや栄へるぞ。信者つくるでないぞ。道伝へなならんぞ。取違へせん様に慢心せん様に、生れ赤児の心で神示読めよ。神示いただけよ。日本の臣民皆勇む様、祈りて呉れよ。世界の人民皆よろこぶ世が来る様祈りて呉れよ、てんし様まつれよ。みことに服ろへよ。このこと出来れば他に何も判らんでも、峠越せるぞ。御民いのち捨てて生命に生きよ。
鳥鳴く声す夢さませ、
見よ あけ渡るひむかしを、
空色晴れて沖つ辺に、
千船行きかふ靄の裡
いろは、にほへとち、りぬるをわかよ、
たれそ、つねならむ、うゐのおくやま、
けふこ、えてあさき、ゆめみしゑひもせすん。
アオウエイ。カコクケキ。サソスセシ。タトツテチ。ナノヌネニ。ハホフヘヒ。マモムメミ。ヤヨユエイ。ラロルレリ。ワヲウヱヰ。
アイウエオ。ヤイユエヨ。ワヰヱヲ。カキクケコ。サシスセソ。タチツテト。ナニヌネノ。ハヒフヘホ。マミムメモ。ヤイユエヨ。ラリルレロ。ワヰウヱヲ。
五十九柱ぞ。此の巻夜明けの巻とせよ。この十二の巻よく腹に入れておけば何でも判るぞ。無事に峠越せるぞ。判らん事は自分で伺へよ。それぞれにとれるぞ、天津日嗣皇尊弥栄いや栄。あら楽し、あら楽し、あなさやけ、あなさやけ、おけ。
一二三四五六七八九十百千卍。秋満つ日に、アメのひつ九かみしるす。![]() |
|
6 (344) |
ひふみ神示 | 13_雨の巻 | 第10帖 | 天の岩戸開いて地の岩戸開きにかかりてゐるのざぞ、我一力では何事も成就せんぞ、手引き合ってやりて下されと申してあること忘れるでないぞ。霊肉共に岩戸開くのであるから、実地の大峠の愈々となったらもう堪忍して呉れと何んな臣民も申すぞ、人民には実地に目に物見せねば得心せぬし、実地に見せてからでは助かる臣民少ないし神も閉口ぞ。ひどい所程身魂に借銭あるのぢゃぞ、身魂の悪き事してゐる国程厳しき戒め致すのであるぞ。
五と五と申してあるが五と五では力出ぬし、四と六、六と四、三と七、七と三ではカス出るしカス出さねば力出んし、それで神は掃除許りしてゐるのざぞ、神の臣民それで神洲清潔する民であるぞ、キが元と申してあるが、キが餓死すると肉体餓死するぞ、キ息吹けば肉息吹くぞ、神の子は神のキ頂いてゐるのざから食ふ物無くなっても死にはせんぞ、キ大きく持てよと申してあるが、キは幾らでも大きく結構に自由になる結構な神のキざぞ。臣民利巧なくなれば神のキ入るぞ、神の息通ふぞ、凝りかたまると凝りになって動き取れんから苦しいのざぞ、馬鹿正直ならんと申してあろがな、三千年余りで身魂の改め致して因縁だけの事は否でも応でも致さすのであるから、今度の御用は此の神示読まいでは三千世界のことであるから、何処探しても人民の力では見当取れんと申してあろがな、何処探しても判りはせんのざぞ、人民の頭で幾ら考へても智しぼっても学ありても判らんのぢゃ。ちょこら判る様な仕組ならこんなに苦労致さんぞ、神々様さえ判らん仕組と知らしてあろが、何より改心第一ぞと気付けてあろが、神示肚にはいれば未来見え透くのざぞ。此の地も月と同じであるから、人民の心其の儘に写るのであるから、人民の心悪くなれば悪くなるのざぞ、善くなれば善くなるのぞ。理屈悪と申してあろが、悪の終りは共食ぢゃ、共食ひして共倒れ、理屈が理屈と悪が悪と共倒れになるのが神の仕組ぢゃ、と判ってゐながら何うにもならん事に今に世界がなって来るのざ、逆に逆にと出て来るのぢゃ、何故そうなって来るか判らんのか、神示読めよ。オロシヤの悪神の仕組人民には一人も判ってゐないのざぞ。神にはよう判っての今度の仕組であるから仕上げ見て下されよ、此の方に任せておきなされ、一切心配なく此の方の申す様にしておりて見なされ、大舟に乗って居なされ、光の岸に見事つけて喜ばしてやるぞ、何処に居ても助けてやるぞ。雨の神、風の神、地震の神、荒ノ神、岩の神様に祈りなされよ、世の元からの生き通しの生神様拝がみなされよ。日月の民を練りに練り大和魂の種にするのであるぞ、日月の民とは日本人許りでないぞ、大和魂とは神の魂ぞ、大和の魂ぞ、まつりの魂ぞ、取違ひせん様に気付けおくぞ。でかけのみなとは九九ぢゃぞ、皆に知らしてやりて下されよ、幾ら道進んでゐても後戻りぢゃ、此の神示が出発点ぞ、出直して神示から出て下されよ、我張りてやる気ならやりて見よれ、九分九分九厘で鼻ポキンぞ、泣き泣き恥ずかしい思いしてお出直しで御座るから気付けてゐるのぢゃ、足あげて顔の色変へる時近付いたぞ。世建替へて広き光の世と致すのぢゃ、光の世とは光なき世であるぞ、此の方の元へ引寄せて目の前に楽な道と辛い道と作ってあるのぢゃ、気付けてゐて下されよ、何ちらに行くつもりぢゃ。十一月二十七日、一二 |
|
7 (347) |
ひふみ神示 | 13_雨の巻 | 第13帖 | 世界中から神示通りに出て来て足元から火が付いても、まだ我張りてゐる様では今度は灰にするより方法ないぞ。恐しなっての改心では御役六ヶ敷いぞ。因縁あるミタマでも曇りひどいと、御用六ヶ敷い事あるぞ、神示頂いたとて役員面すると鼻ポキンぞ、と気付けてあろがな、五十九柱いくらでもあるのざぞ、かへミタマあると申してあろがな、務めた上にも務めなならんぞ、因縁深い程罪も借銭も深いのざぞ、岩戸閉めにもよき身魂あるぞ、岩戸開きにも悪きあるぞ、気付け合ってよき御用結構ざぞ、勇んで務め下されよ。心から勇む仕事よき事ぞ、此の方の好く事ざぞ。木の葉落ちて冬となれば淋しかろがな、紅葉ある内にと気付けおいたが紅葉の山も落ちたであろがな、他で判らん根本のキのこと知らす此の方の神示ぢゃ、三千世界のこと一切の事説いて聞かして得心させて上げますぞや。落ち付いて聞き落しのない様になされよ、悔しさ目に見へておろがな、どぶつぼに我と落ち込む人民許り出て来て、神の国臭くて足の踏場もないぞ、なれども見て御座れ、三千世界一度にひらいて世界一列一平一つのてん詞-四-で治めるぞ。地の世界に大将なくなって五大州引繰り返りてゐると申すことまだ判らんのか、目に見せても耳に聞かしても、まだ判らんか、尻の毛まで悪魔に抜かれてゐてまだ判らんのか、あんまりな事ぢゃなあ。是までは高し低しの戦でありたが、是からは誠の深し浅しの戦ざぞ、誠とはコトざぞ口でないぞ、筆でないぞ コトざぞ、コト気付けと申してあろがな。コト、コト、コト、ざぞ。始めウタあったぞ、終もウタぞ、今も昔もウタざぞ、人民も動物もウタ唄ふのざぞ、終の御用の始はウタぞ、ウタの集団とせよ。此の神示ウタとして知らす集団とせよ、ウタの集団始ざぞ、表ざぞ、裏の裏ざぞ、表の表ぞ、道開く表の終の御用ぞ、江戸の御用すみたから、尾張の御用と申してあろがな、カイの御用も忘れてならんのざぞ。食物の集団も作らなならんぞ、カイの御用の事ぞ、此の集団も表に出してよいのざぞ、時に応じてどうにでも変化られるのがまことの神の集団ざぞ。不動明王殿も力あるに、あそこ迄落してあるは神に都合ある事ぞ。世に落ちて御座る守護神と世に落ちてゐる神々様と世に出てゐる神々様と世に落ちて出てゐる守護神殿と和合なさりて物事やって下されよ、二人でしてくれと申してあろがな、判りたか。十二月十八日、ひつくのかみ神示。 |
|
8 (372) |
ひふみ神示 | 15_岩の巻 | 第7帖 | この神の許へ来て信心さへして居たらよい事ある様に思ふてゐるが、大間違ひざぞ。この方の許へ参りて先づ借銭なしに借銭払ひして下されよ。苦しいこと出来て来るのが御神徳ぞ。この方の許へ来て悪くなったと云ふ人民遠慮いらん、帰りて呉れよ。そんな軽い信心は信心ではないぞ。結構な苦しみがわからん臣民一人も要らんのぞ。しかと褌締めてついて御座れよ。此の方悪神とも見えると申してあらうがな。わかりてもわからん、出来ん事致さすぞ、神が使ふのざから楽でもあるのざぞ。静かに神示よく肚に入れて御用して下されよ。神の道光るぞ。旧一月十五日、一二 |
|
9 (530) |
ひふみ神示 | 24_黄金の巻 | 第19帖 | 己の行出来て居らんと、人の悪口云はなならんことになるぞ。己の心日々夜々改めねばならん。心とは身と心のことぞ。元の活神が直接の、直々の守護を致す時来たぞ。気つけおくぞ。国々、所々、村々、家々、皆何なりとしてめぐりだけの借銭済し致しくれよ。大峠ぞ。早合点するなよ。小さい容れもの間に合はん。かのととり。一二十 |
|
10 (591) |
ひふみ神示 | 24_黄金の巻 | 第80帖 | 慾が深いから先が見えんのぢゃ。悪神よ、今迄は思ふ通りに、始めの仕組通りにやれたなれど、もう悪の利かん時節が来たのであるから、早う善に立ちかへりて下されよ。善の神まで捲き入れての仕放題、これで不足はもうあるまいぞや。いくら信仰しても借銭なくなる迄は苦しまねばならん。途中でへこたれんやうに、生命がけで信仰せねば借銭なし六ヶ敷いぞ。途中で変る紫陽花では、御用六ヶ敷いぞ。一月三日一二十 |
|
11 (594) |
ひふみ神示 | 24_黄金の巻 | 第83帖 | ひかる誠の行をさしたら、皆逃げて了ふから、ここまで甘くして引張って来たなれど、もう甘く出来んから、これからはキチリキチリと神の規則通りに行ふから、御手柄結構に、褌しめて下されよ。この世は神の国の移しであるのに、幽界から移りて来たものの自由にせられて、今の体裁、この世は幽界同様になってゐるぞ。地は九二のやり方せねば治まらん。早う気付いた人民から、救ひの舟を出して下されよ。これと信じたらまかせ切れよ。損もよいぞ。病気もよいぞ。怪我もよいぞ。それによってめぐり取っていただくのぞ。めぐりなくなれば日本晴れぞ。今がその借銭済しぞ。世界のめぐり大きいぞ。真理は霊、芸術は体であるぞ。正し芸術から神の理に入るのもよいぞ。説くのもよいぞ。芸術の行き詰りは真理がないからぞ。芸術は調和。七つの花が八つに咲くぞ。一月三日一二十 |
|
12 (976) |
ひふみ神示 | 39_月光の巻 | 第44帖 | この道に入ると損をしたり、病気になったり、怪我をすることがよくあるなれど、それは大難を小難にし、又めぐりが一時に出て来て、その借銭済しをさせられてゐるのぢゃ。借りたものは返さねばならん道理ぢゃ。損もよい、病気もよいぞと申してあろうが。此処の道理もわきまへず理屈申してゐるが、そんな人民の機嫌とりする暇はなくなったから、早う神心になって下されよ。そなたは祈りが足らんぞ。祈りと申すのは心でゐのり願ふことでないそ。実行せねばならん。地上人は物としての行動をしなければならんぞ。口と心と行と三つ揃はねばと申してあること、忘れたか。 |
|
13 (1690) |
霊界物語 | 17_辰_丹波物語2 丹波村/鬼ケ城山 | 02 魔の窟 | 第二章魔の窟〔六一三〕 平助親子三人に声かけられて鬼彦、鬼虎、岩、勘、櫟の一同は、フト気がつけば野中の汚き雪隠を中央に両手を合せ、一生懸命に祝詞を奏上し居たりける。 鬼彦『アヽ、馬鹿らしい、大きな顔して日中に歩けた態ぢやない哩。これと云ふも全く大江山の鬼雲彦に加担し、所在悪を尽して来た天罰が報うて来たのでせう。身魂の借銭済しと思へば結構だが、何時の間にやら五人が五人とも生れ赤子のやうに真裸になり、褌一つ持たぬ無一物となつて仕舞ひました。男は裸百貫だ、サアこれから男としての真剣の力を試す時だ、精神さへ確りして居れば少々の雪だつて感応へるものか、力士は寒中でも真裸だ、サアサア皆さま往きませう』 と鬼彦は先に立つ。 岩公『何とマア、裸の行列と云ふものは、見つともないものだ。それにつけても鬼彦は叮嚀な言葉を使ふかと思へば忽ち荒つぽい言葉になる、何ちらにか定めて貰はないと吾々が応対するについても方針が定まらないからなア』 鬼彦『本守護神や、正守護神や、副守護神の言葉が混合して出るから仕方がありませぬわいやい。オイ岩公、今暫く辛抱なされませ、此鬼彦も些と許り精神が落着を欠いで居るからなア』 と云ひつつ大股に雪路を跨げ山深く進みゆく。正月二十八日の太陽は晃々として輝き、徐々雪は解け初め、真名井ケ嶽より転げ落つる雪崩の大塊は、幾十ともなく囂々と音を立て落下する其剣呑さ。忽ち落下し来る大雪塊に押潰され、お節は首から上を出して悲鳴をあげ、 お節『お助けお助け』 と声限りに叫び泣く。 鬼彦『オイ鬼虎、去年はお節さまを苦しめた、其お詫にあの雪塊を取り除けて命を助け、お詫をしやうぢやないか』 鬼虎『さうぢや、お詫をするのは今ぢや、今を措いてコンナ機会があるものか。モシモシお節さま、今私がお助け致します、暫く待つて下さい。エイエイ固い雪塊だ、冷い奴だなア』 お節首を左右に振り、 お節『いゑいゑ仮令死すとも鬼彦や鬼虎のお世話にはなりませぬ、どうぞ外のお方、出てきて助けて下さいませ』 鬼彦『エヽ、何処迄も執念深いお節さまだナア、危急存亡の場合人嫌どころぢやあるまい。サア鬼虎貴様と二人、今がお詫のし時だ、サア来い一二三つ』 と雪塊にむかひ真裸の体を打つける。さしもの大塊突けども押せどもビクともしない。 平助お楢は泣き声を振り絞り、 平助『アヽ、私達程因果なものが三千世界に又とあらうか、折角機嫌のよい姿を見てやつと蘇生の思ひをしたと思へば、一日経つや経たずの間に、又もや不慮の災難何うして之が生て居られう。オイお楢、お前も私も是から娘と共に十万億土の旅に出かけませう。サア用意ぢや、よいか』 お楢『ハイハイ私も女の端くれ、親子三人此場で潔く命を果し、神界とやらに参りませう。コレお節、婆は一足先へ行く程にどうぞ悠くり後から来て下さい、六道の辻で婆と爺とが待つて居ます、オンオンオン』 平助『これやこれやお楢、何事も運命の綱に操られて居るのだ。此期に及んで涙は禁物だ、サア潔く』 と云ふより早く懐剣抜く手も見せず、吾と吾腹にぐつと突き立てむとする。鬼彦は驚いて平助の利き腕を確と握り、 鬼彦『ヤア、お爺さま待つた待つた、死ぬのは早いぞ、死んで花実が咲くものか、此世で安心をせずにどうして彼の世で安心が出来ると思ふか、マアマア待つた待つた、短気は損気だ』 お楢『平助どのさらば』 と又もや短刀を抜くより早く喉に突き刺さむとする一刹那、鬼虎は吾を忘れてお楢の利き腕グツと握り、 鬼虎『お婆アさま待つた待つた』 お楢『ヤア誰かと思へば大江山の鬼雲彦の乾児であつた鬼虎だな、エヽ汚らはしい、構つて下さるな、婆の命を婆が捨てるのだ。お前に厘毛の損害を掛けるのでない、放つて置いて下さい、入らぬお世話だ、あた汚らはしい、お前のやうな悪人に助けられて何うしてノメノメ此世に生て居られるものか、エヽ放つて置いて下さい』 鬼虎、涙声になつて、 鬼虎『お楢さま何うしても私の罪は赦して下さいませぬか』 お楢『定つた事だ、死んでも許しやせぬ、仮令ミロクの世が来てもお前の恨は忘れるものか』 鬼虎『お楢さま、ソンナラ貴女の手にかけて、私を思ふ存分弄り殺しにして下さい。さうしたら貴女の恨は些とは晴れませう、さうして私の罪を忘れて下さいませ』 平助大声に泣きながら、 平助『コラコラお楢、もう好い加減に愚痴を云うて置かぬかい、是丈前非を悔い善の魂に立ち復つた鬼彦、鬼虎の両人、此上愚痴を零すと却つて此方が深い罪になるぞ。夫よりも潔く娘と共に神界の旅を致さうぢやないか、娑婆に執着を些とも残さぬやうにして呉れ、アヽ鬼彦、鬼虎両人さま、貴方方の真心は頑固一辺の平助も骨身に徹へました。決して決してもう此上は貴方を恨みませぬ、どうぞ手を放して下さい』 鬼彦『どうしてどうして貴方方を見殺しにしてなるものか、短気を起さずに、も一度思ひ直して下さい、オイ鬼虎、お楢さまの腕を放すぢやないぞ、確り掴まへて居て呉れ、これやこれや岩公、勘、櫟、早くお節さまを救ひ出さぬか、何を愚図々々致して居るのぢや』 岩公『最前から吾々三人が此通り雪塊除けに尽して居るのが分らぬか、サアサアお節さま、もう大分に軽くなつたらう、一寸動いて見て下さい』 お節『ハイハイ有難う御座います、息が切れさうにありましたが、追々とお蔭様で楽になつて来ました、も些し取り除けて下されば大丈夫助かりませう、モシモシお爺さま、お婆アさま、どうぞ確りして下さいませ、節はどうやら助けて貰へさうで御座います』 平助、お楢一時に、 平助、お楢『ヤアヤアお節助かるか、それは何よりぢや、お前が此世に生て居るのなれば、爺や婆は、どうして此世を去つてなるものか、もう皆さま安心して下さい、死ねと仰有つても死ぬものぢやない、お前さまも鬼彦、鬼虎と云つて随分悪人だつたが、好うそこまで改心が出来た。サアサア神様にお礼を申ませう』 岩公『モシモシ、お爺さま、お婆アさま、それや結構だがまだ此雪塊は容易にとれないのだ、お前さま等は祝詞を上げて下さい、これやこれや鬼彦、鬼虎、もはやお爺さまお婆アさまの方は安心だ、此方へ加勢だ加勢だ』 鬼彦『おうさうだ』 と鬼彦、鬼虎は雪塊除けに全力を尽して居る。漸くにして雪塊は取り除けられ、お節はむくむくと起き上り、嫌らしき笑ひ声、舌を四五寸許りノロノロと出し、 お節『キヤアツキヤアツキヤアツキヤハヽヽヽ』 と尻を引き捲くり、トントントンと山奥さして姿を隠したりける。 五人の男は肝を潰し腰を抜かさむ許りに、嫌らしさと寒さに慄うて居る。平助お楢の二人は皺嗄声を張上げながら、 平助、お楢『オイお節、オーイオーイ、爺と婆とは此処に居るぞ、待つて呉れ待つて呉れ』 と呶鳴りながら、雪崩の落下する谷道を危険を忘れて杖を力に倒けつ転びつ上り行く。五人の裸男は二人の後を慕ひ、 五人『爺さま婆さま危ない危ない、待つた待つた、お節さまと見えたのは化物だつた、命あつての物種だ、危ない危ない』 と声を限りに後から追つかける。爺サンと婆サンは一生懸命無我夢中になつてお節の後を追つて行く。 お節は或谷川を左右に猿の如く飛び交ひながら、とある行き当つた岩石の前にピタリと倒れ、其儘姿は白煙、雪解けの雫の音は雨の如く梢よりポトリポトリと落ち下る。平助夫婦はハツと許り此場に打ち倒れ、前後も知らず泣き沈む。五人の裸男此場に現はれ、気絶して居る平助お楢に其辺の雪を口に含ませ、一生懸命に神霊注射を行ひければ、老夫婦は漸くウンと息吹き返し、又もや『お節お節』と泣き叫ぶ。 鬼虎『ヤア此処は魔の巌窟だ、去年の今頃だつたな、鬼雲彦の命によつて此巌窟にお節さまを押し込め、固く出入出来ないやうにして置いたのは俺だ。其後鬼雲彦の大将チヨコチヨコとやつて来る筈だつたが、お節の事を念頭から遺失して居たのか、未だ一回も此岩を接触つた痕跡がない、一年位の食料として勝栗が沢山入れてあれば滅多に飢死して居る筈も無からうし、水も天然に湧き出て居るから寿命さへあれば生て居るのだらう、最前のお節と思うたのは何でも妖怪変化であつた。サアサア爺さま婆アさま、此鬼彦、鬼虎が改心の証拠に真実のお節さまに遇はして上げやう。何卒これで日頃の恨を晴らして下さい』 平助『真実の娘に遇はして下さるか、娘さへ無事に生て居れば、今迄の恨も何もすつかり忘れて了ひませう、ナアお楢、さうぢやないか』 お楢『どうぞ早う助けて下さい、真実の娘が見たい哩なア、オーンオーンオーン』 と泣きそそる。鬼虎、鬼彦は四辺の手ごろの石を拾ひ、一イ二ウ三つと合図しながら岩壁を一度に力限り撲つた。岩の戸は内に開いて中には真暗の道がついて居る。 鬼彦『サア開きました、誰も這入らないと見えて随分エライ蜘蛛の巣だ、オイ岩公、其辺の木の枝を折つて来い、さうして貴様蜘蛛の巣払ひだ』 岩公『妙な巌窟もあつたものだ、よし来た』 と傍の常磐木の枝を折り取り、左右左と振りながら暗き巌窟の奥を目蒐けて進み入る。鬼虎は後振り返り、 鬼虎『お爺イさま、お婆アさま、巌窟の中は大変に危険で御座います、暫く此処に待つて居て下さい、お節さまを立派にお連れ申て帰つて来ます』 お楢『ハイハイ有難う、何卒一時も早う会はして下され』 平助『何卒皆さま頼みます』 鬼虎『承知しました』 と段々と奥へ進みつつ鬼彦に向ひ小さい声で、 鬼虎『オイ鬼彦、此処へ押込めてからもう一年になるが、鬼雲彦の大将其後一度も此処に来て居ないやうだ、万々一お節さまが死んで了つて居つたら、老人夫婦にどうして云ひ訳をしたら好からうなア、屹度夫婦は又喉突き騒ぎをやるに極つて居る。ハテ心配な事ぢやないか』 鬼彦『ナニ心配するにや及ぶまい、屹度神様が守つて居て下さるだらう。ソンナ入らざる取越苦労をするよりも、一刻も早う前進して安否を探ることにしようぢやないか。もし万々一お節さまが死んで居たら、吾々も罪滅しに潔く割腹したらよいぢやないか』 岩公『オイ勘公、櫟公、何だか今日は怪体な日ぢやないか、彼方にも此方にも死ぬだの割腹だの国替だのと縁起の悪い事許り云ひよつて、俺達も何だか大変気にかかり、穴へでも這入り度いやうになつて仕舞つた』 勘公『既に吾々は穴へ這入つて居るぢやないか、穴阿呆らしい』 一同『アハヽヽヽ、向ふに明かるい影が見えるぞ。大方彼処の辺りだらう、ナア鬼彦、あの辺がお節さまの隠してある処でせう』 鬼彦『ウンさうだ、もう其処だ、急げ急げ』 と一行五人は岩彦を先頭に巌穴の幽かな光を目当てに進み行く。 (大正一一・四・二一旧三・二五加藤明子録) |
|
14 (1963) |
霊界物語 | 29_辰_南米物語1 鷹依姫と高姫の旅 | 08 高姫慴伏 | 第八章高姫慴伏〔八三〇〕 高姫一行は漸くにしてアリナの滝に着いた。四五人の信者らしき者滝壺の前に赤裸のまま跪いて何事か一生懸命に祈願してゐる。されど轟々たる瀑布の音に聞き取ることは出来なかつた。高姫一行は身を浄め、それより、瀑布の右側を攀登り、漸くにして鏡の池に着いたのは恰度夜明けであつた。群鴉は前後左右に飛交ひ、『カアカア』と潔く鳴いてゐる。 因に云ふ、朝なく烏は最も冴えたる声にて、『カアカア』と鳴く、之を鵲と云ふ、少しく普通の烏よりは矮小である。夕べに鳴くのを之を真の烏と云ふ。夕べの烏は鵲に比べては余程体格も大きく、どこともなしに下品な所があり、鳴声は『ガアガア』と濁つて居る。又百人一首の歌に……鵲の渡せる橋におく霜の白きを見れば夜ぞ更けにける……とある鵲の橋は大極殿の階段を指したものである。カと云ふ言霊は輝き照る意、ササギは幸ひと云ふ意義である。天津日継天皇様の御昇降遊ばす、行幸橋と云ふ意味である。又帝陵をみささぎと云ふのは、水幸はふと云ふ意味であつて、神霊の脱出し給ひたる肉体は即ち水である。それ故、崩御して行幸遊ばす所を御陵と云ふのである。鵲のカは火の意義であり御陵のミは水の意義である。今鳴いた烏は即ち鵲の声であつた。 鏡の池の傍には狭依彦命の神霊が新しき宮を立てて斎られてあつた。さうして、岩窟の前方左側の方に鏡の池に向つて、竜国別等の住まつてゐた庵が残つてゐる。そこには国、玉の両人が鏡の池の番を兼ね、狭依彦神社の奉仕にかかつて居た。諸方より献上したる種々の玉石や瑪瑙などの玉は山の如くに積み重ねられてある。少しく上の方には例の懸橋の御殿が新造され、木の香香ばしく、あたりに漂ひゐたり。 高姫は鏡の池に向ひ、拍手し乍ら、うづ高くつまれたる種々の玉に早くも目をつけ、如意宝珠、麻邇の宝玉などはなきかと、隼の如き眼を光らせ乍ら眺め入つた。鏡の池は俄に永年の沈黙を破つて、 声『ブクブクブク、ウンウンウン』 と唸り出した。国、玉の神司は顔色を変へて、懸橋御殿へ国玉依別の神司の前に報告の為に走つて行く。池の中より、 声『アヽヽ、綾の聖地をあとにして、玉の所在を尋ねむと、執着心の魔につかれ、ここまで出て来たうろたへ宣伝使。 イヽヽ、意久地なしの常彦、春彦を力と致し、海原を渡り、漸うここまでやつて来た意地悪同志の三人連のイカサマ宣伝使。 ウヽヽ、うろたへ騒いで南洋諸島はまだ愚、高砂島まで、小さき意地と欲とに絡まれて、ド迷ひ来る高姫のデモ宣伝使。 エヽヽ、遠慮会釈もなく人の門戸を叩き、沓島の鍵を盗み出し、如意宝珠の玉を呑み込み、ウラナイ教を立てて三五教の瑞の御霊に刃向ひたる没分暁漢の宣伝使。 オヽヽ、大江山の山麓魔窟ケ原に土窟を作り、又庵を結び、庵の火事を起してうろたへ騒いだ肝の小さい、口許り立派なデモ宣伝使。 カヽヽ、烏の鳴かぬ日があつても、玉に執着心の離れた日のない執念深き、高、黒、二人の宣伝使。 キヽヽ、鬼城山の木常姫の再来、金毛九尾の悪狐に憑依された外面如菩薩、内心如夜叉のイカサマ宣伝使。 クヽヽ、国依別の偽天狗に誑かされ、三人連にて竹生島迄玉捜しに参り、よい恥を曬して、スゴスゴ聖地へ帰つて来た高、黒、宣伝使。 ケヽヽ、見当の取れぬ仕組ぢやと申して、行つまる度に逃げを張るズルイ宣伝使。 コヽヽ、小面憎い程自我心の強い、困り者の宣伝使。今日限り直日の身魂に立帰り、我を折らねば、其方の思惑は何時になつても成就致さぬのみか、万劫末代の恥を曬さねばならぬぞよ』 高姫『あゝゝ、何れの水神さまか知りませぬが、こう見えても私は日の出神の生宮、水神さま位に御意見を受けるやうな高姫とは一寸違ひますワイ。 いゝゝ、意見がましい事を云つて威張らうと思つても、いつかないつかな其様なイカサマ宣示はいつになつても、聞きませぬぞや。 うゝゝ、うさんな声を出して、ウヨウヨと水の中から泡を吹くよりも、天晴れと正体を現はして言ひなされ。日の出神が審神をして、善か悪かを調べて改心さして上げませうぞや。 えゝゝ、得体の知れぬ神の云ふ事は、高姫の耳には這入りませぬぞや。 おゝゝ、鬼でも蛇でも悪魔でも、誠一つの生粋の大和魂で改心させる此高姫で厶いますぞ。余り見違をして下さるなや。 かゝゝ、かけ構へのないことを、傍から干渉して貰ふと癇癪玉が破裂致しますぞ。 きゝゝ、鬼城山だの、金毛九尾だのと何を証拠に、そんな悪口雑言を仰有るのです。 くゝゝ、苦労なしのヤクザ神では誠のお仕組は分りませぬぞや。 けゝゝ、気もない間から世界の事を神、仏事、人民に説いてきかす変性男子の系統の生宮で御座いますぞ。見当違ひをして下さるな。 こゝゝ、ここまで言うたら、お前も曲津か何か知らねど、チツとは合点がいつたでせう。今後はこんな馬鹿な真似はなさらぬが宜しいぞや』 池の中より、 声『サヽヽ、逆理窟計りこねまはす、探女醜女の宣伝使、サアサア今日よりサツパリと了見を直し、月照彦神の命令を奉ずるか、さなくば其方の職名を剥奪せうか』 高姫『さゝゝ、何ぼなつと、勝手に喋つておきなされ。審神の随一と聞えたる此高姫、指一本さへる者は、神々にも人民にも御座いませぬぞえ』 池の中より、 声『シヽヽ、渋とい執着心のどこ迄も取れぬ、負けぬ気の強い女だのう。何程言うても、其方の耳は死人も同様だ。叱つてもたらしても、どうにも斯うにも仕様のない厄介者だ』 高姫『しゝゝ、知りませぬワイナ。お前こそしぶといぢやないか。これ丈誠一筋の神の生宮が分らぬやうなことで、エラソウに知つた顔をなさるな。百八十一通りの神様の階級の中でも、第三番目の日の出神の生宮で御座いますぞ。お前さまは百八十段以下の神様だから、こんな池の底に何時までもひつ込んで……ヘン月照彦なんて、愛想が尽きますワイ。大方運がつきてる彦だろ。オホヽヽヽ』 池の中より、 声『スヽヽ、すつたもんだと理窟計りこねまはし、そこら中を飛まはり、法螺をふきまはし、玉に現を抜かす、玉抜宣伝使。チツと胸に手を当てて考へたらどうだ』 高姫『すゝゝ、好かんたらしい。いい加減に水の中で庇こいたやうな事を云うておきなさい。こつちの方から愛想が月照彦だ。何程月がエロウても日の出神の日に叶ふまい。日は表、月は裏ぢやぞえ。そんな事を云ふのなら、モツト外の没分暁漢の人民に言つたが宜しい。酸いも甘いも透きとほつた程知りぬいた高姫に向つて言ふのは、チツと天地が逆さまになつて居る様なものですよ』 常彦『コレコレ高姫さま、余りぢやありませぬか。神様に向つて何と云ふ御無礼な事を仰有るのです。チツと心得なさい』 高姫『エーお前は常か、こんな所へ口嘴を出すとこぢやない。すつ込んで居なさい』 池の中より、 声『セヽヽ、先生顔を致して、何時もエラソウに申して居るが、牛童丸の牛に乗つて、常彦、春彦がアリナの滝へ先へ参ると申した時には、随分せつなかつたであらうのう。せんぐりせんぐり屁理窟を並べて、ようマア良心に恥しいとは思はぬか。雪隠虫の高上がり奴』 高姫『せゝゝ、精出して、何なつと仰有れ。そんな事聞いて居る様な暇人ぢや御座いませぬワイ。三千世界の立替立直しの御神業に対し、千騎一騎の此場合、チツト改心して、お前さまも池の底にカブリ付いて居らずに、私の尻へついて、世界の為に活動なさつたらどうだ。神、仏事、人民、餓鬼、虫ケラまで助ける神だぞえ』 池の中より、 声『ソヽヽ、そんな事は其方に聞かいでも、よく分つて居る。どこ迄も改心を致さねば神は止むを得ず、そぐり立ててツツボへ落してやらうか』 高姫『そゝゝ、ソリヤ何を吐すのだ。うるささを怺へて相手になつて居れば、どこ迄も伸し上つて、粗相な事を申す厄雑神、大方池の中に居る神だから、ドン亀か、スツポンがめ、ズ蟹の劫経た奴だろ。其奴が神の真似して、昔の月照彦さまの芝居をしてをるのだろ。グヅグヅ申すと此団子石を池の中へ放り込んでやらうか』 池の中より、 声『タヽヽ、玉盗みの高姫、又玉を隠されて、玉騒ぎを致す魂抜女、其方の尋ねる玉は自転倒島の中心地に隠してあるぞえ。其方が改心さへ致せば麻邇の玉の所在が知らして貰へるのだが、まだ中々其方へ教へてやる所へは行かぬワイ。早く魂を研いて改心を致せよ』 高姫『たゝゝ、叩くな叩くな頬桁を、高天原の神司、誰が何と云つても、日の出神の生宮に楯つかうと思うても駄目だから、お前こそ改心を致し、高姫の申す事を神妙に聞きなされ。玉の所在は自転倒島の中心にあるなんて、……ヘン知らぬ者の半分も知らぬ癖に、何を云ふのだ。此んな池の中にすつ込んでゐるスツポンのお化に、そんな事が分つて堪るものかい』 池の中より、 声『チヽヽ、血筋だ系統だと申して、それを鼻にかけ、威張りちらすものだから、お山の大将おれ一人式だ。誰一人として其方の力になる者は一人もあるまいがな。 ツヽヽ、月照彦神が申す事、心の波を静めてよつく承はれ。其方の心の海の波さへ静まらば、真如の月は皎々として、心の空に照りわたり、玉の所在位は一目に見え透き、天晴れ神界の御用が出来るやうになるのだ。 テヽヽ、天狗の様に鼻許り高くして、天狗の鼻の高姫と皆の者が譏つてゐるが、気がつかぬか。天地の道理をチツとは弁へて見よ。 トヽヽ、トボケ面して遠い国迄玉捜しにウロツキ廻り、何時も失敗計り致して居るではないか』 高姫『ちちち、近くの者より遠くから分りてくる仕組だ。燈台下暗がりと云ふことを、お前さまは井中の蛙……ではない…スツポンだから、世間が分らぬので、そんな時代遅れのことを云ふのだよ。 つゝゝ、月並式のそんな屁理窟を並べたつて、聞くやうな者は広い世界に一人もありませぬぞえ。 てゝゝ、テンで物にならぬ天地顛倒のお前の世迷言。 とゝゝ、トンボリ返りを打たねばならぬことが出て来ますぞや。チト日の出神の御託宣を聞きなさい。途方もない訳の分らぬ、トツボケ神だな』 池の中より、 声『ナヽヽ、男子の系統を楯に取り、何でもかでも無理を押し通し、人に難題を吹つかけ、何遍も何遍も人に生命を助けられて、反対に不足を申す難錯者。 ニヽヽ、西東北南と駆まはり、憎まれ口の限りを尽し、二進も三進もゆかぬ様になつては改心を標榜し、又しても執着心の悪魔に縛られて、悪に逆転し、 ヌヽヽ、糠喜びばかり致して、一度も満足に思惑の立つた事はあるまいがな。 ネヽヽ、年が年中、日の出神の生宮を楯に取り、ねぢけ曲つた小理窟を云うて、人を困らす奸佞邪智の其方の行方。 ノヽヽ、野天狗に脅かされ、安眠も能うせず、テル街道をスタスタと痛い足を引ずつてここまで出て来た口の大きい、肝の小さいデモ宣伝使。 ハヽヽ、早く改心致さぬと、誰も相手がなくなるぞよ。 ヒヽヽ、日の出神の生宮も、世界の人民がウンザリして居るぞよ。モウそんな黴の生えたコケおどしは使はぬが能からう。 フヽヽ、古臭つた文句を百万ダラ並べて新しがつてゐる其方の心根が愛しいワイ。 ヘヽヽ、下手に魔誤付くと命がなくなるぞよ。 ホヽヽ、時鳥喉から血を吐きもつて、国治立命は其方の慢心を朝夕直したいと思つて御苦労を遊ばして御座るぞよ。 マヽヽ、曲津の容物となつて居乍ら、誠の日の出神ぢやと思うて見たり、時には疑つて見たりし乍ら、どこ迄も日の出神でつつぱらうと致す横着者。 ミヽヽ、蚯蚓の這うた様な文字を列ねて、長たらしい日の出神の筆先だと申して、紙食ひ虫の墨泥棒をいたし、世界の経済界を紊す身の程知らず奴。 ムヽヽ、昔の昔の去る昔、まだも昔のその昔、ま一つ昔のまだ昔、大先祖の根本の、誠一つの生粋の大和魂の御種、変性男子の系統、日の出神の生宮とは、能うも云へたものぢやぞよ。 メヽヽ、冥土の鬼迄が愛想をつかし、腹を抱へて、其方の脱線振りを笑つてゐるぞよ。 モヽヽ、百千万の身魂の借銭を、日日毎日つみ重ね、地獄行きの用意許り致してをる其方、今の間に神の申すことを聞いて、心を洗ひ替へ立直さぬと、未来が恐ろしいぞよ。 ヤヽヽ、ヤツサモツサと朝から晩迄、騒ぎまはり、 イヽヽ、意久地を立通し、威張り散らし、己一了見で教主の意見も聞かず、可愛相に黒姫や鷹依姫、竜国別、テーリスタン、カーリンスに対し、国外に放逐致した横暴極まる其方の行方。 ユヽヽ、雪と墨と程違つてゐる瑞の御霊を、酢につけ味噌につけ悪く申し、自分の勢力を植付けようと致す横着者。 エヽヽ、エライ慢心を致したものぢやのう。 ヨヽヽ、世の中に吾程エライ者はない様に申して独り燥いでも、世の中は割とは広いぞよ。お前の云ふやうな事は二十世紀の豆人間の没分暁漢の中には、一人や二人は一度や二度は聞いて呉れるであらうが、四五遍聞くと、誰も彼れも内兜をみすかし、愛想をつかして逃げて了うぞよ。 ラヽヽ、楽な道へ行きよると道がテンと行き当つて、後戻りを致さねばならぬ変性女子の行方を見よれ、人の苦労で徳を取らうと致し、楽な方を行きよるから、あの通りだと、自分が後から潰しに廻つておいては、愉快相にふれ歩く、悪垂れ婆の宣伝使。 リヽヽ、悧巧相な事ばかり申して居るが、テンで理窟にも何にも、お前の云ふ事はなつて居らぬぢやないか。 ルヽヽ、留守の家へ剛情ばつて押入らうとし、生田の森に玉能姫に剣突をくわされて往生致したヘボ宣伝使。 レヽヽ、連木で腹を切れと云ふやうな、脅し文句を並べて信者を引込まうと致しても、そんな事を食ふやうな馬鹿者は此広い世界に只の一人もありはせぬぞよ。 ロヽヽ、碌でもない真似をするよりも、一時も早く聖地へ立帰り、改心致して神妙に神の御用を致すがよからう。 ワヽヽ、分り切つたる団子理窟を並べて、人を煙に巻く ヰヽヽ、イカサマ宣伝使。そこら中を ウヽヽ、ウロつき廻つて、いつも糞をたれ ヱヽヽ、枝の神と知らずに、根本の日の出神ぢやと誤解を致し ヲヽヽ、おめも恐れも致さず、世界を股にかけて、法螺吹きまはる、ガラクタ宣伝使、口の悪い神ぢやと申すであらうが、昔からスツポンに尻を抜かれた様だと云ふ事があらうがな。其方が池の底のスツポンと認めた此方が、其方が悪事の一切をスツポ抜いてやりたぞよ。ウヽヽ、ブルブルブルブル』 高姫『なゝゝ、何でも碌な奴ぢやないと思うて居つたら、とうとう鼈ぢやと白状致しよつた。 にゝゝ、二人の家来共、此高姫の眼力を見て感心したであらうなア。 ぬゝゝ、抜かつた面付では到底こんな時に出会したら、到底審神は出来ませぬぞえ。 ねゝゝ、熱心にお筆先を研究なさいと云ふのは、斯う云ふ時に間に合す為ぢやぞえ。常公、春公、どうだえ、分つたかなア。 のゝゝ、野天狗の生宮に仕られておつてはサツパリ駄目ですよ。 はゝゝ、早く改心致して、高姫の云ふ通りにしなさいや。 ひゝゝ、日の出神の生宮に間違ひないぞえ。 ふゝゝ、不足があるなら、何ぼなつと仰有れ、どんな事でも説き聞かして、得心さして上げる。 へゝゝ、返答は如何だえ、常公、春公。 ほゝゝ、呆け面して何うつそりして居るのだ。池の底のスツポン神がそれ程恐ろしいのかい。 まゝゝ、まさかの時の杖となり、力となるのは誠信仰の力ぢやぞえ。 みゝゝ、身欲信心計り致して居ると、肝腎の時になりて、アフンと致さねばならぬぞえ。 むゝゝ、昔からの根本の因縁を知つた者は、此広い世界に高姫丈よりないのだから、今日からスツパリと心を立直して、絶対に服従するのだよ。 めゝゝ、めつたに神は嘘は申さぬぞえ。これが違うたら、神は此世に居らぬぞえ。世の変り目、世界の事を人民に説いてきかさねばならぬから、此高姫は昔からの尊い因縁があつて筆先を書かせ、口で言はせ、人民を改心さす役に、神がお使ひ遊ばして御座るのだ。しつかり聞いておきなされや。 メヽヽ、目から鼻迄つきぬけるやうな、先の見えすく神の生宮、メツタに間違はありませぬぞえ。 もゝゝ、盲碌神を誠の神と信じて盲従して居ると、取返しのならぬ事が出来ますぞえ。 やゝゝ、大和魂の生粋の身魂の申す事に一事でも横槍を入れて見よれ、其場で見せしめを致すとお筆に現はれて居るぞえ。 ゐゝゝ、幾ら云ひ聞かしても、生れ付の魂が悪いのだから、云ひごたへがないけれど、云ふは云はぬにいやまさる。お前が可愛相だから、チツト計り改心の為に言うておくぞえ。 ゆゝゝ、幽霊のやうにあちらへブラブラ、此方へブラブラと能う気の変る、落つかぬ身魂では到底三千世界の御神業の一端に加へて貰ふ事は六かしいから、余程腹帯をしつかりしめなされ。 ゑゝゝ、えぐたらしい、高姫の言葉と思はずに、大慈大悲の大神様の救ひの言葉だと有難く思つて戴きなさい。 よゝゝ、余程お前は身魂が曇つて居るから、一寸やソツとに研きかけが致さぬので、此高姫も骨が折れるぞえ。 らゝゝ、楽の方へ行かうとお前はするから、牛童丸とやらに気を引かれて、牛に乗せられたのだよ。 りゝゝ、理窟云ふのは今日限り止めなされや。これ丈、神力を受けた能弁家の高姫に対しては、何と云うても駄目だからなア。 るゝゝ、累卵の如く危くなつた此暗雲の世の中を、万劫末代潰れぬ松の世に立直さねばならぬ神界の御用だから、並や大抵の艱難や苦労では勤め上りませぬぞえ。 れゝゝ、蓮華の花はあの汚い泥の中から、パツと一度に開いて、香ばしい香を現はすぢやないか。それに能く似た身魂は誰ぢやと思うて居なさる。 ろゝゝ、論より証拠、池の中のスツポン神でもへこました、此高姫さまの事ぢやぞえ。 わゝゝ、吾身良かれの信心許り致して居ると、神の御きかんに叶はぬ事が出来て、ジリジリ舞を致して逆トンボリを打たねばならぬ事が出来るから、早く改心なされよ。 ゐゝゝ、威張りちらして、意地くね悪く、国依別から玉の所在をきかして貰ひ乍ら、いつ迄もイチヤイチヤと申して、日の出神に報告せぬ様ないけ好かない、奴根性は綺麗サツパリと立直して、これから素直に白状するのだぞえ。 うゝゝ、売言葉に買言葉と云ふ様に、此高姫が一口お気に入らぬ事を申せば、すぐに何だかんだと小理窟を申すが、これから其態度をスツクリと改めなされや。 ゑゝゝ、偉相に云ふぢやなけれど、誰が何と云つても、ヤツパリ日の出神の生宮に楯つく者は、此広い世界に一人もなからうがな。 をゝゝ、お前も、今日が善になるか、悪になるかの境目だ。善になりたければ、国依別から聞かして貰つた玉の所在をチヤツと言ひなされ。渋とう致すと万劫末代帳面につけておきますぞえ。常彦はこれこれの事を致し、神に叛いた悪人だと、日の出神の筆先に末代書残しますぞや』 常彦『アハヽヽヽ、黙つて聞いて居れば、随分あなたも池の中の神の真似が上手ですな。とうとう五十音を並べなさつた。それ程の頬桁を持つて居れば、世界中に阿呆らしうて、一人も楯突く者はありませぬワ。ウツフヽヽヽ、……のう春彦、お前も感心しただらうのう』 春彦『イヤもう、ズツトズツト感心しました。ホンに能うまはる口車だなア。……時に高姫さま、これ丈沢山のお玉がつみ上げてあるのに、目的の御宝はないやうですな』 高姫『ここはホンの露店だから、どうで良い物はこんな所に雨曬しにしてあるものか。キツと懸橋御殿の中に隠してあるにきまつてゐる。これから高姫が懸橋御殿へ行つて取調べて来るのだ』 池の中より、 『ブクブクブクブク』 と泡立ち上り、大きな声で、 声『アツハヽヽ、阿呆らしい、そんな物があつてたまるかい。 イヒヽヽ、何時までも何時までも執念深い婆アだなア。 ウフヽヽ、うるさい婆アだ。モウいゝ加減に此処を立退かぬか』 高姫『エー、やかましいワイナ。スツポンはスツポンらしくスツ込んでゐなさい。オヽヽお前達の嘴を容れる所ぢやありませぬぞえ』 常彦『モシモシ高姫さま、いゝ加減にしておきなさらぬかいな。神様に怒られたら仕方がありませぬで』 高姫『怒る勿れと云ふ神界の律法がチヤンとありますワイナ。ここで怒る様な神なら、それこそ悪神ですよ』 常彦『さうすると、貴女はヤツパリ、悪神ですか』 高姫は目を釣り上げ面をふくらし、 高姫『コレ、常彦、何と云ふ事を仰有る。私がどこが悪神だ。モウ了見しませぬぞえ』 と胸倉をグツと掴む。 常彦『それだから悪神ぢやと云ふのですよ。直に怒るぢやありませぬか』 高姫『私がどこに怒りました。チート体を急に動かしたり、声を高うした丈の事ぢやありませぬか。これでもお前の目から見ると怒つたやうに見えますかな』 春彦『アハヽヽヽ』 高姫『コレ春彦、何が可笑しいのだ。チト心得なされ』 春彦『アハヽヽヽ、イヒヽヽヽ、ウフヽヽヽ、エヘヽヽヽ、オホヽヽヽ、怒つた怒つた。面白い面白い。恐ろしい御立腹だ』 高姫『コレ春彦、シツカリしなさらぬかいな。池の底のスツポン神の世迷言が伝染しかけましたよ』 春彦『タヽヽヽヽ、高姫さまの世迷言が、チヽヽチツと計り伝染致しました、ウフヽヽヽ』 斯かる所へ、国、玉の両人は国玉依別の神司を守りつつ、此場に現はれた。 国玉依別『お前さまは何処の方か知りませぬが、此鏡の池へお参りになるのならば、一応懸橋御殿に伺つた上の事にして下さらぬと、池の底の神様が、大変に御立腹遊ばしては困りますから、チト心得て下されや』 高姫『お前は懸橋御殿とやらの神司だと、今仰有つたが、此池の底の神が、それ程恐ろしいのかい。此奴アお前、偉相に月照彦神だなんて言つて居るが、池の底の劫を経たスツポンのお化けだよ。いゝ加減に迷信しておきなさい。これから懸橋御殿へ行つて、天地の道理を、昔の根本から説いて聞かして上げませうぞ。コレ御覧なさい。今此石を一つ池の底へぶち込んで見ませうか。キツとスツポンが浮上つて来ますよ』 国玉依『何んと云ふ乱暴なことを、お前さまは宣伝使であり乍ら言ふのですか。チツと御無礼ではありませぬか』 高姫『マア論より証拠だ。御覧なさい』 と言ひ乍ら、堆く積みあげたる玉の形したる石を右手に握り、ドブンと計り投げ込んだ。忽ち池の底より烈しき唸り声、大地は大地震の如く震ひ出し、高姫は真青な顔になり、ビリビリと慄ひ乍ら、叶はぬ時の神頼みと云つた様に、一生懸命に両手を合せ、其場に平太張つて了つた。国玉依別を始め、国、玉の従者並に常彦、春彦は平気の平左で、此音響を音楽を聞く様な心持で、愉快気に両手を合し感謝し居たり。高姫は益々慄ひ出し、歯を喰ひ締め、歯の間から赤い血をにじり出し、慄ひ戦き居たりける。 (大正一一・八・一一旧六・一九松村真澄録) (昭和一〇・六・八王仁校正) |
|
15 (2410) |
霊界物語 | 46_酉_小北山の宗教改革2 | 07 妻難 | 第七章妻難〔一二一七〕 お覚は歌ふ。 お覚『高姫司の開きたる北山村の本山を 蠑螈別や魔我彦の司に従ひ喜久さまと これの聖地に来て見れば思ひもよらぬ神憑 思ひがけなや吾魂は古き昔の因縁で 木曽義姫の守護神尊き神の御裔と 聞いたる時の驚きは何に譬へむものもなく 其驚きと嬉しさの雲に包まれゐたりけり 尊き神の命令は反くに由なく喜久さまと 三年を越えし今日迄も身を慎みて褥さへ 別にいく夜の淋しさを涙と共にしのびつつ これも昔の神代から世を持ちあらした天罰が 酬うて来たのに違ひないかうして身魂の借銭を つぐなひ下さる事ならばこんな結構な事はない 限りもしれぬ罪悪を直日に見直し聞き直し 百目の質に編笠を一介出してすますよな ボロイ尊い話ぢやとここまで教をよく守り 神に仕へて参りました其おかげやら今日は又 結構な事が分り出し半信半疑の雲はれて げに爽快な魂とスツパリ生れ変りました これもヤツパリ小北山鎮まりいます曲神の 一つはおかげに違ひない吾身に憑つた神様は 木曽義姫といふ事ぢやどこの狐か知らねども ようマア人の肉体をうまく使うたものだなア これぢやに依つて人間は注意をせなくちやならないと 三五教の神様が赤子の口にそら豆を かみくくめるやう親切に諭して下さる御仁愛 其お言葉をいつとなく忘れて了ひウラナイの 教司の高姫が水も漏らさぬ弁舌に 迷うた為に肝腎の尊き親を袖にして 訳の分らぬ神様に迷うて来たのが情ない 大きな顔して家の外どうしてこれが歩けよか とは云ふもののこれも亦仁慈無限の神様の お試しならむと見直せば見直されない事もない あゝ惟神々々神の御霊の幸はひて 此神山に天地の誠の神の降りまし 世人を普く善道に教へ導き吾身魂 救ひ給ひて天国の栄えを与へ給へかし 旭は照るとも曇るとも月は盈つとも虧くるとも 仮令大地は沈むとも星は天より下るとも 山さけ海はあするとも三五教の神徳に 眼を覚した上からは如何なる事の来るとも 決して邪教にや迷はない曇つた眼は今あけて 真如の光明ありありと心の海に照り出した 仁慈無限の神様よ天の誠の五六七様 何卒々々吾々が汚い心を憐れみて 誠一つの三五の教を完全に委曲かに さとらせ給へ惟神珍の御前に願ぎまつる』 お福はまた歌ふ。 お福『さだ子の姫の肉宮と鈴野の姫をかね給ふ 内事司のお寅さま吾家に現はれ来りまし ウラナイ教の信仰をお勧めなさつた時もあれ 不思議や妾の身体は地震の如く震動し 胸苦しくもなつて来た此奴ア不思議とわれながら 怪しみ疑ふ時もあれ腹の底からウンウンと 唸り出したる玉ゴロが漸く喉へ上りつめ 口を切らうとした時は後にも先にもないやうな 苦しい思ひを致しましたお寅さまが吾家へ来るや否 不思議な事が出来たのは偉い神徳ある人だ 只のお方ぢやあらうまい尊き神の御化身と 信じて拝む折もあれ息は追々楽になり 旭の豊栄昇り姫これからお前は因縁で 俺が肉体かる程に小北の山へ罷り出で 信仰せよとおごそかに自分の口から宣り伝ふ かうなる上は夫婦とも疑ふ余地もあらざれば お寅婆さまの云ふままに屋財家財を抛つて これの館に転住し吾身に持てる財産は 櫛笄に至るまで売代なして神様の お宮の御用に立てましたそれから私は何となく 心驕りて知らぬ間に旭の豊栄昇り姫 霊肉一致の神柱何たる結構な体よと 夫婦が朝夕会ふ毎に一人笑壺に入つてゐた 然るに何ぞ計らむや皆さまのお話聞くにつけ 愛想もコソもつきました何程神の仕組でも 私をこんな目に会はすとは余りヒドイ神様ぢや 私はこれからスツパリと思ひ切ります神いぢり 御幣をかついで笑はれてどうして此世が渡れませう コレコレもうし竹さまえお前は五六七成就の 神のお宮ぢやなかつたかまるで狐につままれた やうな思ひがすぢやないか思ふ所か正真正銘の 坂照山のド狐が騙してゐたのに違ひない コレコレもうし竹さまえ思ひ切るのは今だらう グヅグヅしてると松姫や松彦さまに又しても 眉毛をよまれ尻の毛を一本もないまで抜かれますぞや あゝ怖ろしや怖ろしや神を表に標榜し 正しき此世の人間を騙して食はうとする奴は 虎狼の眷属だ長居は恐れ逸早く ここをば立つて帰りませう竹さまそれが不承知なら 私は勝手に帰にますよコレコレもうし春さまえ お前と私と平常から互に心が解け合うて しつぽり話をしたぢやないか私が信仰やめたなら お前もやめると云ふただろサアサア早く帰りませう トチ呆け爺の竹さまはまだまだお目がさめませぬ サアサア早う』と言ひながら春公さまの手を取つて 太い女がひんにぎりトントントンと広前を 夜叉の如くに駆け出し坂道さして帰りゆく 竹公驚き立上りお福の後を追駆けて 竹公『旭の豊栄昇り姫暫く待つた一寸待つた お前に言ひたい事がある短気は損気ぢや待てしばし 待てと申さば待つがよい之には深いわけがある』 声を限りに叫びつつ坂道指して追うてゆく。 お福は半狂乱の如くになり、河鹿川の川べりにある笠松の麓の堺の神政松の神木としるしてある千引岩の傍に走りより、 お福『コリヤ、神政松の神木、よう今迄おれを騙したなア。此普請は俺が蠑螈別に騙されて拵へたのだ。モウ今日から信仰をやめた上は、叩き潰さうと何うしようと私の勝手だ、エヽ怪体の悪い』 と力一杯押せども引けども、数十人を以て引張つた此巨岩、ビクとも致さばこそ、泰然自若、平気な顔でお福の繰言を冷笑してゐる。お福は十六柱の神になぞらへて植ゑておいた十六本の小松をグイグイと引抜きながら、 お福『エヽ神政松もへつたくれもあつたものか、アタいまいましい、奴狐め、騙しやがつた』 と言ひながら、握つては川へ流し、握つては川へ流し猛り狂ひ、 お福『コリヤ神政木、元の金にならぬか、性念があるなら、せめて一寸なと動いて見せよ。コラよう動かぬか、ド甲斐性なし奴、貴様は神だと申すが、まるで躄のやうな奴だ』 と云ひながら、あたりの石を拾つて、千引の岩にバラバラと打ちかけてゐる。そこへ春公、竹公は走り来り、 竹公『コリヤコリヤお福、マア気をしづめたら何うだ。サウお前のやうに一徹に怒つてくれると話が出来ぬぢやないか』 お福『エヽエ腰抜男が何を言つてるのだい、笑ふ門には福来る、お前の名はお福さまだから、三年先になれば一粒万倍にして福を返して下さると、蠑螈別や魔我彦が言ひやがつて、人の金を残らず巻上げよつた。丸三年になつた時、今日は万倍にしてくれるかと思つて待つてゐたら、一文も、どこからもくれやせぬ。それでも神政成就に近付いたら、百万倍にして返してくれるだろと待つてゐたのだ。最前から聞いてみれば、坂照山のド狐に騙されて居つたと云ふぢやないか、阿呆らしい、どうしてあんな処に居れるものか、今まで大勢の信者に旭の豊栄昇り姫様といつて崇められてゐたのに、大勢の前でスツパぬかれて、どうして此お福の顔が立ちますか。お前さまは気のきかぬ頓馬だから、私が人に顔が会はされないやうにして了つたのだ。此儘泣寝入りをしては世間へ会はす顔がないから、仮令何時までかかつても、此岩をひつくり返し潰さねば承知をせないのだよ。竹さま、春さま、何だ、ヒヨツトコ面して、何青い顔してるのだい、さうだから意気地なしと言はれるのだ』 竹公『貴様がせうもない神憑をするものだから俺までが巻き込まれたのだ。罪は貴様にあるのだ、俺に不足をいふ筋は一つもあるまい』 お福『それだから頓馬といふのよ。何程嬶が勧めても、夫は夫の権利があるぢやないか、なぜ其時に一言気をつけてくれないのだ。お前も一緒に賛成をするものだから、此お福も怪しいとは思うては居つたが、竹さまが男の身で居ながら一番に賛成したものだから、ヤツパリ私の守護神は結構な神様だと思うて賛成したのだ。それがサツパリ当が外れて、世間へ顔出しが出来ぬ事になつて了つたぢやないか。本当にいまいましい、アンアンアン、返せ戻せ、私の出した金を』 竹公『俺だつて、怪しいとは思つて居つたが、お前が一寸も怪しまないものだから、ヤツパリ本真かと思つたのだ。つまりどちらの魂も間が抜けとつたのだから、責任は両方にある。マア俺の云ふ事を聞いて、マ一遍大広間まで出て来てくれ、結構な話を聞かして貰つてやるから……』 お福『ヘン、責任は二人にあるなんて、何とマア卑怯な男だ事、女は蔭者、表には立ちませぬぞや。家長権の執行者はお前ぢやないか、何と云つてもお前が悪いのだよ。馬鹿野郎の頓痴気野郎だよ』 竹公はムツとして、つかみつく、茲に夫婦は組んづ組まれつ、互に髪をつかみ合ひ、キヤアキヤア犬の噛み合ひのやうに云ひ出した。春公は中に割つて入り、 春公『マアマア待つて下さい、五六七成就の大神様、旭の豊栄昇り姫の大神様、神様の生宮が人間なみに喧嘩するといふ事がありますか、みつともないぢや厶いませぬか。これから五六七神政成就して旭の豊栄昇りに栄える松の神代が出て来うとしてゐるのに、肝腎の神柱がそんな事で如何なりますか。どうぞ三千世界を助けると思うて、春公に免じてお鎮まりを願ひます』 お福『何、春さま、お前はヤツパリわたしを旭の豊栄昇り姫と思つてゐるのかい』 春公『ヘーヘー、誰が何と云つても私は飽くまで信じます。そして竹さまは何処迄も五六七成就の大神様です、こんな事が違うてなりますものか。私はお寅婆アさまにタク、テク、お菊さまの云ふ事が気に喰はないのです。ドタマをカチ割つてやろと、腕が鳴り肉が躍つて仕方がなかつたのに、神様の前だと思つて涙を呑み辛抱してゐたのだ。誰が何と云つても、五六七成就の大神様、旭の豊栄昇り姫の大神様に間違はありませぬ』 春公の言に二人はケロリと喧嘩を忘れ、ニコニコしながら、 お福『ソラさうでせうねえ、そんな事があつてたまりますものか。コレ竹さま、春公さまが証明してくれるのだから安心しなさい。これから二人が小北山を背負つて立たねばなりませぬで、三千世界の為ですからね』 竹公『ウーン、さうだな、大変だな、これから』 お福は腹立紛れに引きむしつて川へ流した松の事を思ひ出し、忽ち大地に平伏し、拍手をうつて涙声、 お福『栄えの神政松、ミロク神代の御神木様、十六本の柱神様、真にすまない事を致しました。どうぞ許して下さいませ、其代りにすぐ十六本の松を植ゑてお返し申します、あゝ惟神霊幸倍坐世』 春公『竹さまの胸の村雲晴るさまは 松の根元でキン言をふく』 竹公『アハヽヽヽお目出度う』 お福『神様、真にすみませぬ、有難う厶います、それなら之から、マ一度大広間へやらして頂きませう』 (大正一一・一二・一五旧一〇・二七松村真澄録) |
|
16 (2786) |
霊界物語 | 60_亥_イヅミの国3/三美歌/祝詞/神諭 | 25 三五神諭(その六) | 第二五章三五神諭その六〔一五五〇〕 大正六年旧二月九日 神の国には、世の根本の大昔から、天地の先祖が仕組が致してあるので、二度目の天の岩戸開は末代に一度より為られんのであるから、何に附けても大謨な事であるぞよ。肝腎の事は、あとへ廻はして何も知らぬ厭な方の神や、下劣の守護神が大事の仕組も知らずに、利己主義の経綸でここまでトントン拍子に出て来たなれど、九分九厘といふ所で往生致さなならん世になりたぞよ。 九分九厘の御魂が天地の御恩といふ事が判りて来たなれば、現世は斯んな惨い事に成りはせんなれど、盲目や聾と同じ事で、全然暗黒界であるぞよ。今の守護神と人民とは岩戸開の手伝致すどころか、大きな邪魔を致すぞよ。悪の方から見れば、誠の方が悪に見えて、悪の方が善く見えるので、何事も皆逆様ばかりより出来んのであるぞよ。 悪の守護神が大本の中へ這入りて来て、何彼の邪魔を致すから、気ゆるしは些とも出来んから、物事が遅くなりて、世界中の苦しみが永うなると申す事が毎度筆先に出して知らしてあるぞよ。大本には、世界の事が映るから、大本の中の様子を見て居りたら、世界の事の見当が、明白に判りて来るぞよ。筆先に一度出した事は、チト速し遅しは在るなれど、毛筋も違はん事許りであるから、皆出て来るぞよ。霊の本の国と申しても、惨い事に成りて居るのを、知りて居る守護神も、人民も、誠になさけ無いほど尠いから今の世界の困難であるぞよ。神国魂と申して威張りて居れど、神国魂の性来はチツトも無いやうに惨い事になりて居るぞよ。 世界を一つに丸めて、神国の世に致すには、此世を拵へた天と地との根本の真で治める時節が参りて来たから、明治二十五年から今に続いて知らしてあるぞよ。世界の今度の大戦争は世界中の人民の改信の為であるぞよ。まだまだ是では改信が出来ずに、神の国を取る考へを致して居るぞよ。神の国は神の誠の守護致してある国であるから、何程邪神に神力が沢山ありたとて、知識や学がありたとて、神国には到底も叶はん仕組が世の本から致してあるから、九分九厘で掌を返して、万古末代潰れぬ守護を致して三千世界を丸めて人民を安心させ、松の世、仁愛神の世、神世といたして、天地へ御目に掛ける時節が近うなりたぞよ。天地の間に一輪咲致梅の花、三千世界を一つに丸めて一つの王で治めるぞよ。悪神のしぐみは、今迄はトントン拍子に来たなれど、九分九厘でもう一足も先へも行けず、後へも戻れず、往きも帰りも成らんといふのが、今の事であるぞよ。茲へ成りた所で、悪神の頭が充分改信を致して、善へ立返りて、善の働きをいたさんと、世界中の何も知らん人民が、此先でエライ苦しみを致すぞよ。此の大本の中にも、悪の身魂の守護神が化けて来て居るが、もう化けを現はして、皆に見せてやるぞよ。 ○ 大正七年旧正月十二日 三千世界一度に開く梅の花、艮金神の守護の世になりたぞよ。明治二十五年から出口直の手を借り口を借りて知らした事の、実地が現はれる時節が近寄りて来たぞよ。今迄の世は悪神の覇張る世で何事も好き寸法、利己主義の行り方で、此世を乱して来たが、モウ是からは昔の元の生神が世に現はれて、三千世界を守護やうに時節が参りたから、思ひの違ふ守護神人民が大多数に出来て来るぞよ。今度の二度目の天の磐戸開きは、悪の身魂が毛筋の横巾でも混りてありたら成就いたさぬ大謨な末代に一度より為られん神界の経綸であるから、茲まで悪神の覇張りた暗黒の世を生粋の水晶の如うな明かな、何時までも変らぬ神世に致さねば成らぬから、神も中々骨の折れる事であるぞよ。 昔のミロク様の純粋の、何時になりても変らぬ其儘の秘密の経綸の凝結で、末代動かん巌に松の仕組、何神にも解らぬ様に為てある善一つの誠の道であるから、途中に精神の変るやうな身魂では出来も致さず、判りもせぬぞよ。此世の元を創造へて、世界中の一切の事、何一つ知らんといふ事のない身魂でないと、今度の二度目の天の岩戸開は、世界を創造へるよりも、何程骨が折れるか知れんぞよ。限り無しの潰されぬ末代の経綸、天の岩戸開といふことは、爰まで悪神が覇張りて、モ一つ奸賢しこう人民をいたして、未だ未だ悪神の力を強くして、善神の道は立てさせぬ如うに体主霊従主義で貫く、仕組を致して居るから、神国の人民は余程魂を研いて、水晶魂を元に研いて光を出して置かねば、万古末代邪神の自由に為られて了ふぞよ。 昔から露国へ上りて居りた悪神の頭目が、モ一つ向ふの国へ渡りて、人民の頭を自由自在に、吾の思惑どほりに悪を働き、世界中の大困難を構はず、何処までも暴れて暴れて暴れまはして世界を苦しめ、又露国を自由に致して吾の手下に附けて、今に神国へ出て来る経綸を致して居るが、そんな事にビクつく如うな守護神、人民でありたら到底続きは致さんぞよ。是から神が蔭から手伝ふて軍隊に神力を附けて与るから、今度は大丈夫であれども、国と国同士が戦争は到底叶はんと申して、可い加減な事で仲直りを致して、一腹になつて、今度は押詰めて来るから、守護神も人民も腹帯を締て掛らな、万古末代取返しの出来ん事になるぞよ申して、明治二十五年から出口直の手を藉り口を藉りて、知らして置いた事の実地が、迫りて来たぞよ。邪神は悪が強いから、ドコ迄も執念深う目的の立つ迄行り通すなれど、九分九厘と云ふ所まで来た折に、三千年の神が経綸の奥の手を出して、邪神を往生いたさすので在るから、大丈夫であれども、罪穢の深い所には罪穢の借銭済しが在るから今の中に改信を致さんと、神国にも酷しい懲罰が天地から在るぞよ。霊主体従主義の行り方で、末代の世が立つか、体主霊従の施政方針で世が末代続く乎、今度は善と悪との力量比べであるから、勝ちた方へ末代従うて来ねばならぬぞよ。それで神界は茲まで煉に煉たので在るぞよ。 この先に善一つの誠の道を立貫かねば、斯世に安住て貰へんやうに酷しく成るから、爰まで永らく言ひ聞かしたので在るぞよ。善と悪との境界の大峠であるから、爰まで充分に煉らねば、悪の性来には聞けんから、今の今まで煉りたのであるが、チツトは腹へ浸み切りて居る身魂が在るであらう。爰まで言ひ聞かしても判らん如うな身魂は、体能く覚悟をいたさんと、是迄のやうな心で居りたなら、又天地を汚して了ふから、善へ心底から従ふ身魂で無いと、今迄の如うな心の人民が在りたら総損害になりて、モ一つ遅れるから、艮金神も助けて遣る事も出来ず、天の御三体の大神様へ申訳が無いやうな事になりて来るから、止むを得ず気の毒でもモウ経綸どほりに致すぞよ。天の岩戸開が段々と近寄りたから、是までの如うな事には行かんから、一か八かと云ふ事を、悪の頭に書いて見せて置くが良いぞ。今の番頭のフナフナ腰では、兎ても恐がりて、コンナ事を書いて見せて遣るだけの度胸はありは致すまいなれど、神の申すやうに致したら間違は無いぞよ。一の番頭の守護神が改信が出来たら、肉体に胴が据わるなれど、到底六ケ敷いから、今に番頭が取替へられるぞよ。モウ悪の頭の年の明きであるから、悪い頭から取払ひに致すぞよ。何事も時節が一度に参りて来て、世界中の困難が到来すると云ふ事が、毎度申して知らした事が実地になりて、一度に開く梅の花、追々分らなんだ事が明白に判りて来て、キリキリ舞を致さな成らん、夜の目も眠られん如うな事に成ると申して置いたが、一度筆先に出した事は皆出て来るぞよ。能く念を押して置くぞよ。念に念を押して、クドイと云はれて復念を押してあるから、モウ是からは神界の事情も能く解る様に一度に成りて来るから、誠で無いと、此先は誠一つの善の道が拵へて在るから、一日も早く善の道へ立復りて、神国魂に捻ぢ直して下されよ。悪の世は齢が短いから、体主霊従の身魂が大変困む事が出来るから、明治二十五年から怒られる程申して在りたぞよ。人民は男も女も腹帯を確り締めて掛らんと、一旦は堪れん如うな混雑になるぞよ。 明治二十五年から煩いと申して怒られもつて、今に岩戸開の筆先を書かして居るぞよ。何時までも同じ事に間々に細々能く判る様に抜目の無い様に知らしたなれど、ソンナ事が在るものかと申して、今に疑うて居る人民許り、実地が出て来て青白い顔をして、腰が抜けて足も立たず、腮が外れて足が上に成り、頭が下に成りて、ソコラ中をヌタクラな成らん事が出て来るぞよと知らして在るが、モウ近うなりて来たぞよ。悪の昇るのは迅いなれど、降るのも亦速いぞよ。善の分るのは手間が要るなれど、善の道の開けたのは、万古末代の栄えであるから、爰まで悪開けに開けた世界を、根本からあらためて、今後は体主霊従主義といふ様な醜しき世は無い如うに致すのであるから、是ほど大望な事は末代に一度ほか為られんのであるから、神も中々骨が折れるぞよ。是程世界中が曇り切りて居る世の中を、水晶に致すのであるから、骨が折れるのも当然であるぞよ。斯の極悪の世の岩戸を開いて、末代口舌のないやうに、大神様の善一つの世に、立直しをいたさねば、世界の苦舌が絶えんから、人民の心が悪なる許り、何時になりても国の奪り合ひ計りで、治まりは致さんぞよ。 神の国は本が霊主体従であるから、誠に穏かにありたなれど、世が逆様に覆りて今の状態であるぞよ。薩張り上下へ世が覆りて了ふて、神国に悪神が渡りて来て、上から下まで醜しさと云ふものは、天地の誠の神からは、眼を開けて見る事が出来んぞよ。斯世を結構と申して大きな取違ひを為て居りて、良いと云ふ事も悪いと云ふ事も、可非の判らん見苦しき世が、一旦は出て来ると申す事は、地球を創造へる折から良く判りて居るので、外の身魂では能う為もせず解りも致さんぞよ。一輪の火水(言霊)の経綸がいたして在りて先が見え透いて居るから、爰まで辛い事も堪り詰めて来られたのであるぞよ。今度の二度目の岩戸開きは、知識でも学でも機械でも、世界中の大戦ひには、手柄は出来んぞよ。何程悪の頭でも到底是からの世は今迄の行方では行かんと云ふ事に気が附いて、綾部の大本へ今の内に願ひに来る守護神でありたら、善一つの道へ乗替へさして、末代の世を構はして、毛筋の横巾も悪の性来の混りの無い結構な神代に助けて遣るから、早く改信なされよ。何程我を張りて見ても時節には叶はんぞよ。 善一筋の純粋で末代の世を立てて行く結構な仕組の解る世が参りて来たから、爰までに知らしても未だ今に成つて疑うて居る守護神や人民許りで、可憐相なものなれど、モウ神からは人民に知らせ様が無いから、何時までも邪魔を致す極悪の頭から平げると云ふ事を、永らく筆先で知らしてある通りに、時節が迫りて来るぞよ。余り何時までも高上りをして居ると、時分の過ぎた色花の萎れる如く、今日の間にも手の掌が覆るぞよ。今の中に発根からの改信が一等であるぞよ。疑うて居りて何事が出来しても神はモウ知らんぞよ。 悪の霊を抽抜いて元の水晶の霊と入替へて遣ると申して、爰まで知らして在るなれど、余り世界の霊魂が悪渋とうて手に合はんから、皆の霊魂が悪シブトい性来に成り切りて居るから、言ひ聞かした位に聞く如うな優しい霊魂はありはせんぞよ。今の人民は悪のやり方が良く見えるのであるから、何程言ひ聞かしても聞きはせぬぞよ。困つたものであるぞよ。是ほど良い国は無いと心に錠を降して了ふて居るから、何程実地の事を言ひ聞かしても、逆様計りに取るから、助けてやり様が無いぞよ。是れもモチト先に成りたら、大きな取違ひを致して居りたと云ふ事が、上へあがりて覇の利いて居りた神に自然的に判りて来るぞよ。今迄の様に自分好しの目的は、トントン拍子には行かぬ如うになるぞよ。 世界の人民確り致さんと、今に大変な事になりて来るから、何れの国も危ないと申して、彼方此方へと狼狽へまはりて、行く所に迷ふぞよ。神道を守護致す誠の所は、綾部の大本より外には無いぞよ。綾部は三千年余りて、昔からの神の経綸の致してある結構な所であるから、大本の教を聞いて居る守護神は余程シツカリいたして居らんと、油断が在りたら肝腎の経綸を他国から取りに来るぞよ。何程奪らうと致しても神が奪らしは致さんなれど、物事が遅れるだけ世界の困難が永びくから、充分に覚悟をいたして正勝の時の御用を勤めて下されよ。三千世界の鏡の出る大本であるぞよ。今の人民は神がいつまで言ふて聞かしても、人を威す位にほか能う取らんから、一度にバタツイても間に合はんぞよ。俄の信心は役に立たぬから、常から信心いたせと申して爰まで気を附けてあるぞよ。善の行り方と悪の行り方とを末代書いて遺す綾部の大本であるから、変性男子の書いた筆先を、坤金神が変性女子と現はれて説いて聞かして、守護神人民に改信を致さす御役であるから、世界の人民よ、真の事が聞き度くば綾部の大本へ参りて来て、細々と聞かして貰ふたら、世界の事が心相応に解りて来て世界に何事ありても驚きは致さんやうになるぞよ。 昔からの極悪神の頭が神国の人民を一人も無いやうに致す仕組を為て居るなれど、神国にも根本から動かぬ経綸が致して在るから、国も小さいし、人民も尠いなれど、初発から一厘と九分九厘との大戦ひで在ると申して、何時までも同じやうな事を書かして在る通り、口で言はしてある事がドチラの国にもあるから、神力と学力との力比べの大戦ひであるから、負た方が従はねば成らんと申して、筆先に出してある通り、実地に実現て来るから、此先で神から不許と申す事を致したり、吾の一力で行らうと思ふても、世が薩張り変りて了ふから、是までの事はチツトも用ゐられんぞよと、度々気を附けてあるのに、聞かずに吾の我で行りたら、彼方へ外れ、此方へ外れて、一つも思ふ様には行かんぞよ。素直にさへ致せば何事も思ふやうに箱差した様に行くのが神代であるぞよ。今の人民は余り我が強いから、是迄は神の申す事も聞かずに、守護神の自由に一力で思惑に行けたのは、地の上に誠と申すものが無かりたから、世に出て居る方の守護神が、悪神の大将に気に入る様な悪る力がありたなら、何処までも上げて貰へる世と成りて居りたから、悪い事の仕放題、悪神の自由で在りたなれど、モウ時節が廻りて来たから、其時節の事を致さな世は立ちては行かんぞよ。今迄は物質の世でありたから、学が茲まで蔓りて、学力でドンナ事でも九分九厘までは成就いたしたなれど、モウ往生いたさなならん如うに成りて来たぞよ。茲に成るまでに悪の守護神を改信さして、助けて遣りたいと思ふて、明治廿五年から深い因縁のある出口直の身魂に知らさしたのであるなれど、吾程豪いものは無きやうに思ふて、チツトも改信の出来ん罪人ばかり、神も是には往生いたさな仕様がないぞよ。現世の鬼を平げて、世界のものに安心を致さすぞよと云ふ事が初発に筆先にかかしてあるが、世界の大洗濯を致して、元の水晶の身魂やら天地の大神の教どほりの世に致して、天に坐ます御三体の大神様に、御目に懸けねば成らぬ御役であるぞよ。来いで来いでと松の世を待ちて居りたら、松の世の始まりの時節が参りて来たなれど、肝腎の悪の性来の改信をいたして貰はんと、何時までも頑張るやうな事では、此世は水晶にならんから、ドウシテも聞かねば聞くやうに致すより仕様は無いぞよ。世界には代へられんから、此先の規則通りに制配を致さねば御三体の大神様へ申訳がないから、二度目の天の岩戸開をいたしたら、悪の性来は微塵も無い如うに洗ひ替をして、巌に松の動かぬ世にいたす世界の大橋と成る尊い所であるから、余り何時迄も疑ふて居ると、天地の大神様へ大きな御無礼になるから、今一度気を附けておくから素直に致すが徳であるぞよ。 (大正一二・四・二七旧三・一二北村隆光再録) (昭和一〇・六・一五王仁校正) |
|
17 (3430) |
大本神諭 | 神諭一覧 | (年月日不明) | 年月日不明 至仁至愛の神の御出ましに御成なさる時節が参りて大国常立尊が出口の手で書き知らして置いた世が迫りて来たから、世界中の人民が改心を致さねば、この世では最う一寸も先へは行けず、後へ戻ることも出来んぞよ。 この世の来ることを明治二十五年から今につづいて知してをるのにチットモ聞入れが無いが、国同士の人の殺し合いといふやうな斯んな約らん事はないぞよ。 一人の人民でも神からは大切であるのに屈強ざかりの人民が皆無くなりて老人や小児ばかり残して前後を構はずのやりかたであるぞよ。こんな大きな天地の罪を犯してまだ人の国まで取らうと致してをるのは向先きの見えぬ悪魔の所作であるから、何の国が仲裁に出ても天地の大神の御許しのなき事にはいつまでも埒は明かぬぞよ。出かけた船であるから、どちらの船も後へ引く事もならず、進む事も出来ず、まことの仲裁もはいらず、つまらんことが出来るから、外国の守護神に長らくの間気が付けてありたぞよ。 あまり我が強いとしくじるぞよと何時も筆先で気が往けてあるぞよ。 何国にも負けん強い国で在ると思ふて我よしのやりかたで頑張ると為損ひが出来るからと申してくどう知らしてありたが今の有様は其通りではないか。これからは神代の世になるから今までの様に余り頑張ると我れの思ふやうには此の先は一寸も行かんぞよ。我の強い守護神ほど思はくは立ちはせんぞよ。 これまでの心を全然入れ替て了ふて天と地との元を創造た太元の神へお詫を致さねば、我の一力で行りて居ると思ふのが大間違であるぞよ。何事も皆神からの事であるから取り違いをいたすなよと先に気を往けてあろうがな。 我一力で仕て居ると思ふて居ることを霊魂の性来因縁だけの事を天地の神からさせられて居るのであると云ふ事が判然とわかる時代が回りて来たので在るから、これ迄の悪の守護神のやりかたも九分九厘まではトントン拍子に思ふやうに来たなれどモウ九分九厘で悪のみたまのやりかたは輪止りとなるのが今の事であるぞよ。今までは悪のみたまの覇の利く時節でありたぞよ。是が暗りの世でありたぞよ。 この先は学や智恵や仏では国は建たんぞよ。一日も早く往生いたさんと世界の物事が遅ておるから筆先でいつも同じ事を気を付けるぞよ。向ふの国の有様は筆先どうりになりて来てをるから日本の国の守護神に早く判らんと立替が十二年遅くなりてをるから、何かの事の実地が始まると、まだまだ世界には烈しき事が来るぞよと申して在るが一度申したことは違ゐはせんぞよ。世の元から神は能く判りておるので在るから向ふの国に彼れだけの事があるのに日本の人民は我さへ善けら国はどうなりても構はぬとは全然獣ものであるぞよ。神の直々の善き御魂を貰ふてをるからは末には神にも祭られる結構なものであり乍ら人は倒ようが仆れようが我さえ善けりゃ好いでは万物の長とは白されんぞよ。 世界は今が罪の借銭済であるから罪悪のひどい処ほどきびしき戒があるぞよと申して知してあるがこの世界は後にも前にも無いみせしめが出て来るぞよ。 用意をなされよ世の立替は新つの洗い替であるから、みろくの神の世に立返りて万古末代善一筋の世になる尊ひ事の初りであるから皆の人民の思ひが違ふてあるぞよ。あやべの大本は今では粗末なとこで在るなれど此の広い世界に外に亦とない大神の世の元の尊とひとこであるから全部判けて見せたならば余り大きな仕組であるから思ひが大違いで驚愕いたすぞよ。天地のビックリ箱が明くぞよと申してあるが此のビックリ箱が明いて手の掌をかやしたら何んな人でも驚愕いたして改心せずには居れん事になるが其処まで行かん中にチット判らんと約らん事があるぞよ。 この大本に日々かぶり付て居るものにチト早く判らんと何処からも是からは判る守護神が出て来るから、耻かしうなるぞよ。何事も、ちっと判りて居んと面目ない事が出来るぞよ。慢神と誤解が一番こわいぞよ。 たれに由らず慢神すると我の心が大変ゑらい様に思へて、人から見て居ると鼻が高うて見にくいぞよ。 腹の中に誠さえありたなれば何んな事でも出来るなれど上から見てよくても心の中に誠が無いと実地の誠が成就いたさんぞよ。 |
|
18 (3567) |
大本神諭 | 神諭一覧 | 明治36年旧6月7日 | 明治三十六年旧六月七日 艮の金神変性男子の御魂、出口の神と現れて、世界に出現ることを以前に知らして与らねば、人民と言ふ者は、一寸も先の見えんもので在るから、今度世界に善悪審判宇宙之大修斎は、何に付けても大事業斗りであるから、神誓神約的事変を出口の手で以前に知らしてやる、変性男子の御役で在るぞよ。此の世の改製、光華明彩の世に建替て、此の矛盾不合理無不至き世を整然透明の世に致す変性男子は至重重責な御役で在るから、何時までも喉から血を吐く如く、今日一日楽と言ふ事も無いぞよ。世の立替の大本は、他の教会の行り方とは、根本的行り方が違ふて、是から判る程人が出て来るが、此の大本は人民の身魂の修祓を致す大本であるから、他の教会とは骨が折れるぞよ。余り見苦るしき身魂は、此の大本の高天原へは寄り付かれんが、其の身魂が大多数あるぞよ。磨ける身魂は磨きて与りて、日本神国の中の守護をさすなれど、磨きかけの出来んのは暗黒地獄に放りて了ふから、茲まで気が付けてあるから、立替に掛ると忙しく成るから、人民を引寄せて一々言ひ聞かせるやうな事をして居りては、世界の救済事業が遅く成るから、世界の人民には明治二十五年から出口の手と口とで知らして在るのを、真実に致す人民が無いので在るから、もう知らせやうが無いから、と申してもこの世界に大修祓を一度に致しては、此の世がどろうみに成るから、筆先に知らしてあるとうり、龍宮様が肉体で御守護遊ばすと余り激しいから霊で御守護が在るから、何も綾部の大本は明治二十五年から出口直に知らして居るのじゃぞよ。金光殿の取次ぎを引寄して、金光殿は三分なり、出口直に守護致して、化して置いて、奥村にも足立にも七分力を、艮の金神が加けて与りて居るのが判明らなんだで在らうがな。大本に出て来るのは、此の方が皆引寄して神力を注けて与りて在るのを、皆直に慢心を致して出口を尻敷に致すから、皆間違ふて神業扶翼に成功う役員は無かりたぞよ。それもその筈じゃ、是だけ世に落して、世界中に外には無い結構な事がさして在るから、皆人民が誤観誤解を致して居るからじゃぞよ。足立が神話講を致すと直ぐ出口が居眠りたり、話の間断には出口の右の手の拇指がツンと立てりたり致しても、出口は知らずに居らうがな。お直さんが余り眠りなさるでかなわんと足立が申したで在らうがな。此の実際を見て居るのは以田村の四方すみが見付けて、人は一ぱいお広間に居るし、柿の種をあててあれ見やれと、塩見順に知らしたこともありたぞよ。神は人民の知らん処から守護致して居れども、皆判りては居ろうまいがな。初発から綾部の広間は金光殿のやうに思ふて居れど、艮の金神が出口直を使ふて、何事も経綸て居りたのじゃぞよ。此の度は霊縁のある身魂ばかりを引寄て、天地本然之真を為せて居るから、程無く判別て見せてやるなれど、何と申しても三千世界の事であるから、誰が何を致すのも皆神に使役はれて居るのじゃぞよ。暫く致したら皆が眼が覚めるぞよ。世界は一切万物に皆此の方が本源で在るのに、神にも人民にも此の由来を知りたものは無いから、世界は一切万事に険悪く成りたのじゃぞよ。政治界実業界教育界宗教界思想界軍人界等に活動ておいでる神にも御存じ無き事が人民に知れそうな事は無いから、申すやうに致して天然惟神之清心に成りて居りたら、二度目の世の立替も速やかに成りて、心安静き尊厳而平穏な世になりて、運不運の無きやうに致して、御土を大事に敬ふて、作物を栽培れば天から守護うし、地から守護うし、中界を守護わすし、思ふやうに何事も成就くなれど、肝腎の世界を守護致す大元の神を、他所におしこめて置いて、世に出て居りて世を構うて居りた神が、此の世は自己欲主張さえすれば良いのじゃと申して、前後構はん方針の世の経綸策で在りたから、世界中動きも微躯りとも成らん様に成りて了ふたのじゃ。斯うなる事は世の初発から見え透いて居るから、御意見致したら御聞入れ無かりたが、申した世が循環りたぞよ。 ○ 出口直明治三十六年の六月七日 月の形の簾の中、日に日に変る大本の様子付け留めて置いて呉れいと申して在るが、簾が上がると日の出の守護に成るから、日の出の守護になると日に増しに激しう成りて、大本の中は何となしに気遣ひに成るから、何も気が注けて、気色も無い以前から知らして在るぞよ。 ○ 是迄の世は余り世界に幸不幸之懸隔が在りて、隠から此の方見て居れば、余り可愛想で見て居れんから、末法の世を縮めて、二度目の世を立替て、根神の世に致して、むかしの神代に復活る経綸が仕て在るのが、神運発顕之時運が循環て来たのじゃぞよ。二度目の世の改整時業は骨が折れるぞよ。 ○ 従前の世界は肉欲的強者優勝の時代で在りて、如何罪穢のある金銭でも、栄輝に致せば人が崇めて、他人は難渋いたしても自己さえ足けりゃ良いと思ふて、後運の判らぬ世で在りたから、我が子孫に毒を皆が呑まして居るが、親の運は子に在り、子が苦しむと親が苦しむが、人を苦しめたら我れに出て来るぞよ。 ○ 清浄世界、汚濁世界の境界の金輪際の、天地が変る、世の末が世の元に成る折の神示を、出口の手で世界に在ることを書きのこして置くぞよ。是丈け世界に喧嘩口論が有りては、世界の人民の心が悪くなる斗かりで在るから、世界には悪言争論の無き事に世を建替るぞよ。 ○ 永らく世に隠伏て居りて、神連関発万有安堵之時節の来るのを待ち兼ねて、夜、昼、暑さ寒さの厭ひも無くして世界一切之事象事物を審査致しての今度の二度目の世の建替、骨ば折れるなれど、然るかわりには今度の天地改整邪悪分子順和並掃蕩大神業は、他所からは指一本さえる故障も無いぞよ。 ○ いろは四十八文字で世界の経綸法を書かすから、此の四十八文字で何事も通用致すやうに成るぞよ。此の四十八文字に応服じて、何事も心気静粛き世に成るぞよ。従来の世の経綸法では、外国の行り方で在るから、モウ世は立たん事に成りたぞよ。日本の国は、混沌境裡争擾をしては不可ん国、上下親睦相助致さな不治ん神国神聖の国土。 ○ 親が罪穢を償りて置いたら子の成業が早いなれど、親が罪科を積みて置くと子が苦しむが能く判り切りて居るぞよ。此の世で傷人徳書世風をして置いたら、其れが道義的借銭に成りて居るから、夫れは艮の金神が帳面に付け留めて在る同様に知りて居るから、今度身魂を審判めて、何彼の罪科をあらはして、道義的負債を取りて与るのじゃぞよ。 ○ 艮の金神変性男子の身魂は、何事も邪悪に見せて、天地真義発揚事業を働いて来たのであるから、誤解を致さんやうに致されよ。自己本位方針は表面からは善美に見えるぞよ。今の世界の人民は取り違いを致す筈じゃ。体主霊従は、人に巧言令色申して、自分は善い子に成りて居るぞよ。 ○ 従来の世は真黒面の世で在りたから、岩戸開きに行った折は、昼の日中に、てふちんを燈けて行きたであろうがな。道がチットも判明らなんだなれど、岩戸を開らいたら世が明けて、日の出の守護と成りたから、道が少々判明り出したから、心の洗濯致さんと是迄の心では行けんぞよ。 ○ 是迄の世は天地之真義不判明の世で在りた故、表面から見て名義さえ美しう在りたら、人が重宝がりたなれど、根本的世が変るから、表面から見ては判らん処の掃除を充分致さんと、誰も相手が無く成るぞよ。薩張り国家経綸法変転ると申して在るぞよ。 ○ 天地之大道が反覆て居るのを、本元へ復帰して改善く致すに付いては、一ツ境に日本神国之使命と物欲本位団との大衝突、侵略主義国から始りて大決戦が在ると申して在るが、此処を一ツ凌ぐには、日本の人民が余程神魂を磨いて、神に信服て居らんと、顔の色の変る事が一旦在るぞよ。 ○ 今の人民は世が逆様に転覆て居るから、世を経綸つ神と今の人民とは薩張心が反対で在るぞよ。神の好く人民は、人民からは悪く見えるぞよ。人民界から善く見える人民は、神の尊慮に叶はんことが在るぞよ。善と思ふ事が悪い、何事も逆様に反覆て居るぞよ。 |
|
19 (3621) |
大本神諭 | 神諭一覧 | 明治42年旧10月29日 | 明治四十二年旧十月二十九日陽暦十二月十一日 艮の金神国常立之尊変性男子の身魂がスックリ現はれて、世界の改造を致すから、是迄とは心の持方を薩張り更えて貰はんと、今迄の世の行方は、後も前も構はずに、尻を結ばずに為ておいて、行りさがしで在りたから、此様な難渋な世が参りたのじゃぞよ。此世に成るのは世の本から良く分りて居るから、此方が押し込められるのも時節で、天から何事も皆出来て来るのじゃぞよ。艮の金神が是だけ永らく苦労難難悔しい残念を堪りて来た事を、筆先では読みただけであるから、何んでも無いやうで在れども、我に実地が出て来ると叶はんに由って、今度の二度目の天の岩戸開きは、是まで行り放題に行りて来た守護神は、此後は大分辛うなるから、神と申すものは自分さえ良けりゃ良いではないぞよ。現世の生あるものは、良くして与るのが神であるなれど、世が逆様に反りて居りたから、良いと思ふて致して居る事が、実地の生神から見て居ると良くない事斗り、斯結構な日本の国は、少っとも変らぬ如うに清らかな国土に立別て置かねば成らん国を、外国の悪の強い悪神に汚されて了ふて、日本の国も外国と同じ事に成りて居るぞよ。清らかな霊主体従の日本の国は、基を固成なされた天の大神様月の大神様の、元の御艱難の思ひも致さず、地を固成るにも中々に困難でありたぞよ。元の神の思ひも致さずに万の神々も守護神、人民も、何んとも思はずに、自己よしの精神であるぞよ。世界の基が大略揃ふて、先づ安心と思へば、万の神々に艮へ押込められたのであるが、筆に記せば早いなれど、永い間の苦労でありたぞよ。斯世がくる事が能く分りて居りての、苦労艱難悔しき事も左程に苦にせずに来た御蔭で、時節まいりて思ふままの世になりたから、神も満足であるなれど、斯う成るまでには神にも堪れんドンナ行をも致して来たぞよ。艮の金神は世に落ちてドンナ行をも致して来たから、何を致しても左程に辛いと思ひは致さねど、辛いのは世界の人民の改心の出来んのが一番つらいぞよ。実地の神業をして見せても、実地の筆先をかいて見せても能う解けんから、止むを得ず世界に実地を為て見せねば成らぬぞよ。人民は実地に目に物を見せてやらねば改心が出来ず、実地が在りては成らず、是には神も閉口いたすぞよ。是でも改心を致さねばいたすやうにして世界の改造を致すから、世界に何事がありたとて、神と出口直とを恨めては呉れなよ。モウ此のままにモ暫時の間捨おいたなら、日本の国は一ころに為られて了ふて、○○の国はヂリヂリ舞を致す事に、モう直ぐに成るぞよ。世の元の生神が肉体有りて今に其ままで居るから、サア今じゃと云ふ処になったら、一寸の火水でうでくりかやして遣る仕組がして在るから、滅多に向ふの自由には、国は小さい国なれど、神界には深い経綸が致して在るから、日本の国は大丈夫であるぞよ。それで毎時神が申すやうに身魂の洗濯を致して、世界の洗濯を致そうと思ふたなれど、身魂の洗濯が何よりも骨が折るぞよ。一人の身魂の洗濯を言ひ聞かして直さうと思ふたら、世界中を改心させるのに末代かかりて言ひ聞かしても後戻りばかりで、元の水晶の身魂は出来は致さんぞよ。モウ延ばすだけは延ばしたなれど、言ひ聞かした位では到底改心の出来る身魂はないぞよ。世界に実地を是だけに為て見せてありても、聞く人民は今にないから、世界の身魂の立別けを始るから、人民は何れは吃驚いたすやうな事実が、此の後は、人心の悪き所から、あとあとの見せ示に今度は酷い事があるが、酷い所ほど御魂に借銭を余計に負ふて居るのじゃぞよ。身魂の悪るき事を為て居る国ほどひどい戒があるから、改心の出来る身魂は能く見て居じゃれよ。末代に一度よりない二度目の世の改造であるから、是までの世の改造とは大分違ふぞよ。余り勇みて暮しよると斯んな難渋な世が参りて来て、一度に改心を致さねば成らん事になるし、斯世を持つのは普通の身魂では世は持てんのじゃぞよ。是から国常立之尊が神界の世を持つと、放縦な事は誰にもさせんぞよ。行り放題の世の持方では日本の国は立ちては行かん、霊主体従の国であるから、日本魂の性来でないと立ては行かん大事の国を、斯様な見苦き事に致して、改造いたすにも骨の折れたことで在るぞよ。茲まで延ばしたのも少とでも世界の人民を良く致し度と思ふて延ばしたなれど、悪魔斗りの世に成りて居るから、誠の事を申して知らして与ると、千疋猿の譬と申すが、一分と九分とであるから、まだ九分の方から誠の道を作り代えて、日本の倭魂に戻す大本の教を、未だ邪魔を致すから、止むをえず世界には何れは気の毒があるなれど、仕組である如うに致んと、永うかかりて居りたなら、国も立たず一も取らず二も取らず、永い経綸も水の泡となるから、世界中の事であるから、何処から何が始まる知れんから、一日も早く改心致して下されよ。 |
|
20 (3637) |
大本神諭 | 神諭一覧 | 大正3年旧9月17日 | 大正三年旧九月十七日 大国常立尊が変生男子の身魂と一つになりて、出口直の手で昔からの事、是までに解らなんだ事から、昔から此世に無りた事を書しておくぞよ。日本の国は根本の霊能元素の国で在るから、世界に一と申して二の無い神国であるぞよ。此日本の結構な神国は、何時に成りても外国の自由には成らん国であるのに、こんな見苦しき国に成りて了ふたのは、日本の守護神がサッパリ悪に覆りて居るからであるぞよ。斯ういふ事になるのは、世の元の大神様の附々の守護神の精神が悪るき故に、斯う言ふ事に成りたのであるぞよ。天の王の御先祖様と御成なさる尊い霊魂の附々の、一の番頭二の番頭の精神が元来悪き故に、世界一の霊の本の国を、斯様な見ぐるしき国に致して了ふて、今の日本の有様、神なき国同様であるぞよ。 昔から神が研きしもとの鏡も、九分九厘の処で曇りたら神の間には合はんから、今度の御用はチットも油断は出来んぞよ。天地の御先祖様の尊い御霊魂の光を出さねば成らぬ大神様の一の家来が、鏡が曇りて居りた故に、斯んな惨い世になりたのであるぞよ。今暫くは一の家来の名だけは、現はさずに在るなれど、トコトン改心をいたさねば、其守護神と肉体の名を現はして、世界中へ慚愧を晒さして、悪の加賀美にして罪を取らねば、重々の天地の咎人どころで無いぞよ。天地の大盗賊であるぞよ。変生男子より外には此筆先を書く身魂は、末代に無いのであるぞよ。外にも筆先書して知らして在れども、肝心の一厘の事は知らして無いぞよ。代りの有る事なら為宜いなれど、代りの無い変生男子の身魂と、変生女子の身魂であるから、此御用の勤まる身魂は外には一方も無いやうな事がさして在るから、大本へ立寄る人が何彼の事を誤解をして居るが、誠の善一つの道は普通の身魂では、此中の事は見当が取れんから、大本の誠の御用を致さうと思ふたら、人から見て違ふた人じゃなあと言はれて、ひっくるぶいて仕事を為もってでも、筆先の精神を考へて見て、夜分に寝ても寝られんやうな、一心の人で在りたなら。此方が天晴現はれて、是で宜いといふやうに成りたら、善の方へ廻して、神から直接の神力を授てをいて守護を致すから、何事も思ふやうに、箱さした様に行けるなれど、今の人民は思いが大元の神とは反対であるから、神力が渡されんのであるぞよ。神国の肝心の時の間に合はん学で、智慧の出来たハイカラ御魂の肉体の人民は、神が使ひ難いから、産の霊魂に立かへらんと、今度の神世の御用には使はんぞよ。一層何も彼も卓越た学のある守護神でありたら、解るのも早いなれど、今の途中の鼻高の学者は、世界が茲まで迫りて来て居るのに、未だ日本の国の天からの責任が解らん様な事であるから、何時まで延ばしても限が無いから、天地のビックリ箱を明けて、神力を見せてやるぞよ。天地のビックリ箱が開くと、天地が一度に鳴動出して、耳も目も鼻も飛んで了ふやうなエライ騒動になりて、如何な悪の強い身魂でも、学のある守護神でも、ヂリヂリ悶へいたして、一度に改心を致すなれど、そうなりてからの改心はモウ遅いぞよ。そう成りて来たら金銀でも、学でも、智慧でも屁の突張にも成らんと言ふ事が解るぞよ。そこに成る迄気の付かんのは、外国の訳の解らん悪神の霊魂に心の底から欺されて了ふて、日本魂が曇り切りて居るからであるぞよ。今年で二十三年の間、出口直の手と口とで十分に知らして気を付けたなれど、今の上の守護神も下の人民も渋たふて聞入れぬから、モウ知らせ様が無いから、何彼の事の実地を為て見せてやるから、ビックリ虫を出して又腰の抜けんやうに、此大本へ来て筆先を見たり聞いて居る人は、世界の大峠と成りた折には、チト異うた人に成りて居らんと、早うから此辛い処へ山坂を越えて、有難いと申して居りても、大本の中は大化者に、実地に世界の事が為して見せて、鏡が出してあるから、世界から何事が起りて来ても、胴を据えて、腹帯を確りと締て居ると、今度の世界の御用が能く勤まるぞよ。ビクビク致す様な事ではモ一つ信仰が足らんのであるぞよ。女でも確り腹帯を締て信仰が固まりたら、世界の大峠に成りた折に胴が据りて、ビクとも為ずに御用が出来るぞよ。筆先の読み様が足んと、其時に恐くなりて堪忍んから、日々に気を附けて知らしてあるぞよ。世界に在る事を気も無い中から、先に知らせる大本であるから、一旦筆先に出した事は、チト遅し速しは在りても皆出て来るから、何彼の事が延びた丈けは一度に成るぞよ。緩々と致して居りたら彼我の国も潰れて世が建ん事に成から、一期に致せば速く成るなれど、世界は一度は困難が来るぞよ。善一つの誠の御慮見の宜い天の御先祖様が、是程永い間の御艱難を為されたのは、元からの附々の守護神の精神が全然極悪で在りた故に、露国へ上りて居る極悪神と心腹が一つで、此世を混乱して了ふたのであるぞよ。表面からは善く見えても、腹の中が極悪であるから、其の事は斯世が泥海の折から、此目的の在る事を天の御先祖様が皆御存知でありたから、地の先祖の国常立尊の変生男子の霊魂と、変生女子の霊魂とが、初発から拵へて在りたのじゃぞよ。斯う言ふ悪物が在る故に、日本の霊能元の国にも、一輪の梅の花の経綸が秘密に為て在るから、到底悪神の自由には何時までも為しは致さんぞよ。日本の元の御血統を悪に致して、化して在りた事が判らなんだが、是までは我の世で無いから、蔭からの守護で何も申す事も致す事も出来なんだなれど、時節参りて世に現はれて、天地の吃驚箱(びっくり箱、ビックリ箱)を開けるから、何彼の事が明白に見え透き出すから、悪の守護神は恐怖なりて迯げ出すやうに成るぞよ。自己の腹の中が自己に見えるやうになりて、自己の腹腸が汚なくなりて、腸を引摺出して悶へ死をする肉体も沢山あるぞよ。世界の立替の大峠と成りたら、善き事も、悪き事も、恐い事も一度に出て来て、眼を開けて見られんやうな事が、罪穢の酷い処には罪の借銭済が在るから、海外の国は大分厳酷ぞよ。日本の中でも非道いめぐりを積で居る処ほど、ひどい事が在ると云ふ事は、明治二十五年から日々続いて知らしてあるが、何彼の時節が参りて、天の根本の大神様の御光を国常立尊から現はせて、昔から無りた事を致したり、此世が出来てから無い、天の王と地の王との大神の光を、三千世界へ現はす世になりたぞよ。 |