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番号
(No.)
書籍 内容
21

(1897)
霊界物語 26_丑_麻邇宝珠が錦の宮に奉納 12 秋の色 第一二章秋の色〔七七七〕 松の神世の礎は目出度く立ちて足曳の 山と山との奥深く紅葉踏み分け鳴く鹿の 声爽かに佐保姫の錦織りなす秋の空 雲井の空もいと高く和知の流は淙々と 言霊鼓打ちながら神世を祝ふ尊さよ 天地開けし始めより金竜銀竜二柱 海月の如く漂へる泥の海原練固め 海と陸とも立別けて山川草木生ましつつ 完全に委曲に現世を開き給ひし国治立の 神の命に引添うて豊国姫大御神 厳と瑞との三五の錦の機を織らせつつ いと安らけく平けく神世を開き給ふ折 エデンの園に現はれし天足の彦や胞場姫の 体主霊従の醜業に魂は乱れて日に月に 弱り果てたる其隙を八岐大蛇や醜狐 曲鬼共が忍び入り常世の国の天地を 曇らせ乱す常世彦常世の姫の二柱 塩長彦を推戴し豊葦原の瑞穂国 醜の魔の手に握らむと心を尽し身を尽し 権謀術数限りなく醜の荒びを不知火の 地上に生れし百神は仁慈無限の大御神 国治立大神の開き給ひし神政に 向つて醜の鉾を向け常世の彦を謀主とし 力限りに攻め来り天地暗澹曲津霊の 荒ぶる世とは成り果てぬ国治立大神は 天津御空の神国の日の若宮に登りまし 大海原に瀰れる醜の雄猛び詳細に 詔らせ給ひて天の下百の罪咎残りなく 償ひ玉ひて天教の山の火口に身を投げて 世人の為めに根の国や底の国まで遍歴し 野立の彦と名を変へて忍び忍びに世の中を 守らせ給ふ尊さよ豊国姫も夫神の 後を慕うて波の上阿波の鳴門の底深く 沈み給ひて根の国や底の国まで到りまし 野立の姫と身を変じ再び地上に現はれて 夫婦の水火を合せつつ仁慈無限の御心に 百の神人救はむと黄金山下に現はれて 埴安彦や埴安姫の瑞の命の御経綸 種々雑多と身を変じ珍の都を後にして 波に浮べる神の島自転倒島の中心地 青山四方に繞らせる下津岩根の霊場に 尊き御姿隠しつつ此世の曲を払はむと 百千万の苦みを忍び給ひて松の世の 安けき神世を待ち給ふ桶伏山の蓮華台 橄欖山になぞらへし四尾の峰の山麓に 国武彦と身を変じ言依別と現はれて 綾の錦の貴機を織らせ給へる時もあれ 青雲山より送り来し黄金の玉を始めとし 国治立大神の沓になります沖の島 秘め置かれたる貴宝金剛不壊の如意宝珠 又もや聖地に現はれて神徳日々に栄え行く 高春山にアルプスの教を楯に籠りたる 鷹依姫が守れりし紫色の宝玉も 神のまにまに集まりて高天原の御宝 霊力体の三つ御霊此処に揃ひて神界の 尊き経綸の開け口天地の神も勇み立ち 百千万の民草も厳の恵みに浴しつつ 神の立てたる三五の教は日々に栄え行く 錦の宮はキラキラと旭に輝く美はしさ 又も竜宮の一つ島諏訪の湖底深く 秘め置かれたる麻邇の玉玉依姫の計らひに 目出度く聖地に納まりて神徳輝く四尾の 峰も黄金の色添ひて機の仕組も明かに 現はれたりと言依別の瑞の命を始めとし 錦の宮に並びたる八尋の殿に集まれる 信徒達も勇み立ち老若男女の別ちなく 綾の聖地に堵列して玉を迎ふる勇ましさ あゝ惟神々々尊き神の御計らひ 麻邇の宝珠は恙なく清く正しき人々に 前後左右を守られて八尋の殿に造られし 宝座にこそは入り給ふかかる例は久方の 天の岩戸の開けてゆ今に至るもあら尊と 世界を治むる神国の瑞兆とこそ知られけり あゝ惟神々々御霊幸はへましませよ。 ○ 錦の宮の神司月日も清く玉照彦の 厳の命や玉照姫の瑞の命は欣々と お玉の方に導かれ八尋の殿に出でまして 梅子の姫や初稚姫の貴の命の一行が 黄金の島より遥々と麻邇の宝珠を奉迎し 聖地に送り来りたる其功績を賞せむと 聖顔殊に麗しく所狭き迄立ち並ぶ 老若男女を掻き分けて一段高き段上に 相並ばして立ち給ふ其神姿の崇高さよ 三つの御玉や五つ御玉其宝玉と相並び 光争ふ玉照彦の伊都の命や玉照姫の 瑞の命の神司お玉の方を差し加へ 愈此処に三つ御魂玉治別や玉能姫 加へて此処に五つ御魂三五の月の神教は 世界隈なく冴え渡り常世の暗を晴らすなる 尊き厳の神業は九月八日の秋の空 澄み渡りたる明かさ手に取る如く思はれぬ あゝ惟神々々御霊幸はへましまして 経と緯との機織の錦の宮の神柱 玉照彦の美はしく玉照姫のいと清き 厳の御霊は天地に輝き渡り紅葉の 赤き心は葦原の瑞穂の国に隈もなく 伊照り渡らす尊さよ二人の玉照神司 送り来れる玉の輿サツと開いて麻邇の玉 深く包める柳筥弥次々に取り出し 言依別の玉の手に渡し給へば謹みて 一々玉筥奥殿に斎かせ給ふ尊さよ 天地の神は勇み立ち百の信徒歓ぎ合ひ 御空は高く風清く人の心は靉々と 平和の女神の如くなり愈此処に納玉の 式も目出度く終了し言依別の神言もて 玉照彦を始めとし麻邇の宝珠に仕へたる 神の司は云ふも更三五教のピユリタンは 老も若きも隔てなく男女の差別なく 皇大神に供へたる珍の神酒御食美味物 山野海河取揃へ心も開く直会の 宴の蓆賑しく此瑞祥を祝ぎて 歓び歌ひ舞ひ踊り聖地の秋は天国の 開き初めたる如くなりあゝ惟神々々 御霊幸はへましまして此歓びは永久に 外へはやらじと勇み立ち金扇銀扇打開き 天の数歌うたひ上げ金蝶銀蝶の春の野に 戯れ狂ふ其状は絵にも描かれぬ景色なり。 由良の港の秋山彦の館より、御船に奉安し迎へ来りし、五個の麻邇宝珠は玉照彦、玉照姫、お玉の方の介添へにて教主に渡し給へば、言依別命は恭しく推戴き、錦の宮の奥殿に一つづつ納め給ふ事となつた。それより神饌に供したる山野河海の美味物を拝戴し、酒肴其他種々の馳走をこしらへ、一同之を頂き十二分の歓喜を尽し、大神の御神徳を讃美しながら、各吾住家に引返すのであつた。 (大正一一・七・一九旧閏五・二五谷村真友録)
22

(2057)
霊界物語 32_未_南米物語4 アマゾンの兎の都 20 瑞の言霊 第二〇章瑞の言霊〔九一一〕 神素盞嗚大神は奥殿より、末子姫、言依別、国依別其他の主なる神司を従へ、宴席に現はれ給ひ、一同に向ひ、さも愉快気に目礼を与へ、座の中央に立たせ給ひて、喜びの歌をうたひ給うた。其大御歌、 神素盞嗚大神『久方の天津御空のいや高く 雲押分けて降ります 神伊弉諾の大御神 神伊弉冊の大御神 筑柴の日向の橘の 小戸の青木が原と聞えたる 天教山の中腹に 撞の御柱いや太く 御立て給ひしあが御祖 国治立の大神は 天地百の神人の 百の罪科負ひ給ひ 烈火の中に身を投じ 根底の国に至りまし 豊国姫の大神は 阿波の鳴門に身を投じ 又もや根の国底の国 完美に委曲に取調べ ここに二柱の大神は 再び地上に現はれて 野立の彦や野立姫 神の命と世を忍び 天地百の神人を 安きに救ひ助けむと 心悩ませ給ひつつ 黄金山やヒマラヤの 峰に現はれましまして 三五教を樹て給ひ 再び五六七の神の世を 開き給ひて万有を 一切残らず救はむと 経と緯との機を織り 深遠微妙の神業を 開かせ給ふぞ尊けれ 豊国姫の分霊 神素盞嗚のあが魂は 神伊弉諾の大神の 教の御子と生れ来て 大海原に漂へる 島の八十島八十の国 完美に委曲に治らす折 八岐大蛇の醜身魂 勢猛き醜狐 曲鬼などの此処彼処 現はれ来りて八洲国 世は刈菰と紊れ果て 山河草木は枯れほして 常世の闇となりにける 神伊弉諾の大神は 此惨状をみそなはし 日の稚宮を出で立ちて 天教山に降りまし 我れに向つて宣はく 汝の治らす国ならず 月の御国に到れよと 涙片手に宣り給ふ 千万無量の御心を 拝しまつりて久方の 高天原に参上り 姉大神の御前に 到りて心の清きこと 詳さに現はし奉らむと 御側に参りさむらへば 姉大神は怪しみて 八洲の河原を中に置き 誓約をせよと宣り給ふ われは畏み忽ちに 姉のまかせる美須麻琉の 五つの玉を請ひ受けて 天の真名井にふり滌ぎ 姉大神はわが佩ける 十握の剣を手に取らせ 天の真名井にふり滌ぎ 高皇産霊の大神の 御前に畏み侍らひて 善悪邪正の魂分けを 祈り給へば姉神は 厳の御霊とあれましぬ 清明無垢のあが霊は 瑞の御霊と現はれぬ 厳と瑞との霊しらべ 善悪邪正は明かに 鏡の如くなりにけり さはさりながら八十猛 神の命は怒らして あが大神は誠なり 瑞の御霊の救世主 いづくに曲のあるべきか 答へあれよと詰めよつて 畔放ち溝埋め頻蒔し 其他百の荒び事 伊猛り狂ふ恐ろしさ 姉大神は畏みて 天の岩戸に隠れまし 豊葦原の瑞穂国 再び常世の暗となり 黒白も分かぬ悲しさに 百の神等相議り 八洲の河原に集まりて 五伴の男の神司 鈿女の神の演技に 目出度く岩戸は開きける 神素盞嗚の我が魂は 天地百の神人の 千座の罪を負ひながら 高天原を退はれて 豊葦原の瑞穂国 当所も知らぬ長の旅 此世を忍ぶ身となりぬ さはさりながら伊弉諾の 皇大神の御心 秘かに我れに伝へまし 八岐の大蛇を言向けて 天地を塞ぐ村雲の 大蛇の剣を奪ひ取り 姉大神に献れ 豊葦原の神国は 頓て汝の治らす国 心を煩ふ事勿れ 斯く宣り終へて久方の 御空に高く去りましぬ 瑞の御霊と現はれて 百八十国を駆けめぐり フサの国なるウブスナの 大山脈の最高地 我隠れ家と定めつつ 新木の宮を建て並べ 日の出の別に守らせて 八人乙女を中津国 メソポタミヤの顕恩の 郷に遣はしバラモンの 教の司を三五の 誠の道に言向けて 心を平に安らかに 世界の神人睦び合ひ 松の神世の瑞祥を 千代に八千代に立てむとて 心を配る我が身魂 八人乙女の末の子と 生れ出でたる末子姫 仕組の糸に操られ 高砂島に渡り来て アルゼンチンのウヅ館 現幽二界の救主ぞと 敬はれつつ神の道 開きいますと聞きしより 斎苑の館を立出でて 鳥の磐樟船に乗り やうやう此処に来て見れば 言依別の神司 国依別や高姫や 鷹依姫や竜国別の 神の司の相並び アマゾン河に潜みたる 八岐大蛇の残党や 猛き獣を悉く あが三五の大道に 言向け和し帰り来る 其勇ましき有様を 見るより心も勇み立ち 汝等正しき神の子に 神祝ぎ言葉を述べむとて 此場に現はれ来りしぞ あゝ惟神々々 神の大道をよく守り 五六七の神世の神政に 清く仕へて天地の 神の柱となれよかし 神は汝と倶にあり 人は神の子神の宮 小さき欲に踏み迷ひ 宝の宮を汚すなよ 心の空は冴えわたり 真如の日月晃々と いや永久にかがやきて 下界の暗を照臨し 神の御子たる天職を 堅磐常磐に立てよかし あゝ惟神々々 神に誓ひて宣り伝ふ 神に誓ひて宣り諭す 朝日は照るとも曇るとも 月は盈つとも虧くるとも 如何なる悩みに遇ふとても 神より受けし真心を 汚し損ふ事勿れ これ素盞嗚が汝等に 真心こめて宣り伝ふ 誠の道の言霊ぞ 世界を救ふ神言ぞ あゝ惟神々々 御霊幸はひましませよ』 と歌ひ終り給ひて、正座に着かせ給ふ。 (大正一一・八・二四旧七・二松村真澄録)