神示の宇宙

番号項目内容
1 霊界物語  04_卯_常世会議/国祖隠退/神示の宇宙  46 神示の宇宙その一  No. = 1208

第四六章神示(しんじ)宇宙(うちう)その一〔一九六〕

我々(われわれ)肉眼(にくがん)にて見得(みう)るところの天文(てんもん)学者(がくしや)所謂(いはゆる)太陽系(たいやうけい)天体(てんたい)小宇宙(せううちう)といふ。
大宇宙(だいうちう)には、()くの(ごと)小宇宙(せううちう)(すう)は、神示(しんじ)によれば、五十六(ごじふろく)(おく)七千万(しちせんまん)宇宙(うちう)ありといふ。宇宙(うちう)全体(ぜんたい)総称(そうしよう)して大宇宙(だいうちう)といふ。
()小宇宙(せううちう)(たか)さは、(たて)五十六(ごじふろく)(おく)七千万(しちせんまん)()あり、(よこ)(おな)じく、五十六(ごじふろく)(おく)七千万(しちせんまん)()あり、小宇宙(せううちう)霊界(れいかい)修理(しうり)固成(こせい)せし(かみ)国常立(くにとこたちの)(みこと)といひ、大宇宙(だいうちう)総括(そうくわつ)する(かみ)大六合常立(おほくにとこたちの)(みこと)といひ、また天之(あめの)御中主(みなかぬしの)大神(おほかみ)奉称(ほうしよう)す。
小宇宙(せううちう)大空(たいくう)大地(だいち)とに二大別(にだいべつ)す。(しか)して大空(たいくう)(あつ)さは、二十八(にじふはち)(おく)三千(さんぜん)五百万(ごひやくまん)()あり、大地(だいち)(あつ)さも(おな)じく二十八(にじふはち)(おく)三千(さんぜん)五百万(ごひやくまん)()ある。
大空(たいくう)には太陽(たいやう)および諸星(しよせい)配置(はいち)され、大空(たいくう)大地(だいち)中間(ちうかん)(すなは)中空(ちうくう)には太陰(たいいん)(およ)北極星(ほくきよくせい)北斗星(ほくとせい)()(ぼし)(とう)配置(はいち)され、大地(だいち)には地球(ちきう)(およ)地汐(ちげき)[※オニペディア「霊界物語第4巻の諸本相違点」の「地月・地汐・汐球」参照。]、地星(ちせい)が、大空(たいくう)(ほし)(かず)同様(どうやう)地底(ちてい)各所(かくしよ)撒布(さんぷ)されあり。大空(たいくう)にては(これ)火水(ほし)といひ、大地(だいち)にては(これ)水火(しほ)といふ。大空(たいくう)(ほし)()()各自(かくじ)(ひかり)(いう)するあり、(ひかり)なき暗星(あんせい)ありて(すべ)球竿状(きうかんじやう)をなしゐるなり。
大地(だいち)氷山(ひようざん)最高部(さいかうぶ)大空(たいくう)最濃厚(さいのうこう)()とは密着(みつちやく)して、大空(たいくう)(きよ)(かる)く、大地(だいち)(にご)りて(おも)し。(いま)()(もつ)(しめ)せば()(ごと)し。


小宇宙縦断図
[#図 第一図 小宇宙縦断図]


大空(たいくう)中心(ちうしん)には太陽(たいやう)結晶(けつしやう)し、その(おほ)きさは大空(たいくう)(やく)百五十(ひやくごじふ)(まん)(ぶん)(いち)(あた)り、地球(ちきう)(また)大地(だいち)(やく)百五十(ひやくごじふ)(まん)(ぶん)(いち)容積(ようせき)(いう)せり。(しか)して太陽(たいやう)背後(はいご)には太陽(たいやう)(ほとん)同形(どうけい)水球(すゐきう)ありて球竿状(きうかんじやう)をなし()れり。その水球(すゐきう)より水気(すいき)適宜(てきぎ)湧出(ゆうしゆつ)し、元来(ぐわんらい)暗黒(あんこく)なる太陽体(たいやうたい)(たす)けて()(はつ)せしめ、(げん)()(ごと)光輝(くわうき)放射(はうしや)せしめ()るなり。(ゆゑ)太陽(たいやう)(ひかり)()(ごと)(あか)くならず、白色(はくしよく)()ぶるは()水球(すゐきう)水気(すゐき)原因(げんいん)するが(ゆゑ)なり。
太陽(たいやう)()くの(ごと)くして、小宇宙(せううちう)大空(たいくう)中心(ちうしん)安定(あんてい)し、呼吸(こきふ)作用(さよう)(おこ)しつつあるなり。


大空の平面図
#図 第二図 大空の平面図


(また)地球(ちきう)所謂(いはゆる)地球(ちきう)神示(しんじ)によれば円球(ゑんきう)ならずして(むし)地平(ちへい)なれども、(いま)説明(せつめい)便利(べんり)のため従来(じゆうらい)(ごと)()りに地球(ちきう)(しよう)しておく)は、四分(しぶん)(さん)まで(みづ)(もつ)(おほ)はれあり。(みづ)白色(はくしよく)なり。この大地(だいち)()中心(ちうしん)地球(ちきう)(ほとん)(どう)容積(ようせき)火球(くわきう)ありて、地球(ちきう)(ねつ)(あた)へ、()光輝(くわうき)発射(はつしや)し、呼吸(こきふ)作用(さよう)(いとな)()るなり。(しかし)て、太陽(たいやう)呼吸(こきふ)作用(さよう)により吸収(きふしう)放射(はうしや)活用(くわつよう)をなし、自働(じどう)(てき)傾斜(けいしや)運動(うんどう)(おこ)しゐるなり。されど太陽(たいやう)位置(ゐち)大空(たいくう)中心(ちうしん)にありて、(すこ)しも固定(こてい)(てき)位置(ゐち)(へん)ずることは()し。


大地の図
[#図 第三図 大地の図]


地球(ちきう)大地(だいち)表面(へうめん)中心(ちうしん)にありて、大地(だいち)全体(ぜんたい)(とも)自働(じどう)(てき)傾斜(けいしや)運動(うんどう)(おこな)ひ、その傾斜(けいしや)程度(ていど)如何(いかん)によりて、昼夜(ちうや)をなし春夏(はるなつ)秋冬(あきふゆ)区別(くべつ)をなすものなり。自働(じどう)(てき)小傾斜(せうけいしや)(いち)(にち)(おこな)はれ、自働(じどう)(てき)大傾斜(だいけいしや)四季(しき)(おこな)はる。彼岸(ひがん)中日(ちうにち)には太陽(たいやう)地球(ちきう)大傾斜(だいけいしや)一様(いちやう)(そろ)ふものなり。(また)六十(ろくじふ)年目(ねんめ)(ごと)にも(やく)三百(さんびやく)六十(ろくじふ)年目(ねんめ)(ごと)にも、夫々(それぞれ)大々(だいだい)傾斜(けいしや)(おこな)はれ、大地(だいち)および地球(ちきう)大変動(だいへんどう)(きた)(とき)(すなは)極大(ごくだい)傾斜(けいしや)(おこな)はるる(とき)なり。
太陽(たいやう)(ひがし)より()でて西(にし)()るが(ごと)()ゆるも、それは地上(ちじやう)吾人(ごじん)より()たる現象(げんしやう)にして、(かみ)()より()(とき)は、太陽(たいやう)地球(ちきう)(とも)(すこ)しも位置(ゐち)(へん)ずることなく、前述(ぜんじゆつ)(ごと)く、(たん)自働(じどう)(てき)傾斜(けいしや)(おこな)ひてゐるのみなり。
(てん)火星(くわせい)水星(すゐせい)木星(もくせい)金星(きんせい)土星(どせい)天王星(てんわうせい)海王星(かいわうせい)その()億兆(おくてう)無数(むすう)星体(せいたい)ある(ごと)く、大地(だいち)にも(また)同様(どうやう)に、同数(どうすう)同形(どうけい)汐球(げききう)配列(はいれつ)されありて、大空(おほぞら)諸星(しよせい)も、大地(だいち)(しよ)汐球(げききう)も、太陽(たいやう)水球(すゐきう)がある(ごと)く、地球(ちきう)火球(くわきう)がある(ごと)く、(すべ)球竿状(きうかんじやう)をなしゐるものにして、(おのおの)それ自体(じたい)(ひかり)(いう)しゐるなり。なほ、暗星(あんせい)(すう)光星(くわうせい)百倍(ひやくばい)以上(いじよう)(たし)かにあるなり。
太陰(たいいん)(とく)大空(たいくう)大地(だいち)中心(ちうしん)(すなは)中空(ちうくう)に、太陽(たいやう)(おな)容積(ようせき)(いう)して一定(いつてい)不変(ふへん)軌道(きだう)運行(うんかう)し、天地(てんち)水気(すゐき)調節(てうせつ)し、太陽(たいやう)をして酷熱(こくねつ)ならしめず、大地(だいち)をして極寒(ごくかん)極暑(ごくしよ)ならしめざるやう保護(ほご)(にん)(あた)りゐるものなり。
(しか)して太陰(たいいん)(かたち)円球(ゑんきう)をなし、半面(はんめん)(みづ)にして透明体(とうめいたい)なり。(しかし)てそれ自体(じたい)光輝(くわうき)(いう)し、()半面(はんめん)(まつた)火球(くわきう)となりゐるなり。(いま)()(もつ)(しめ)せば(つぎ)(ごと)し。(第四図参照)


太陰の図
[#図 第四図 太陰の図]


太陰(たいいん)大空(たいくう)大地(だいち)中心(ちうしん)西(にし)より(ひがし)運行(うんかう)するに(ともな)ひ、地汐(ちげき)をして(ある)ひは(みづ)地球(ちきう)(おく)らしめ、(あるひ)退()かしむるが(ゆゑ)満潮(まんてう)干潮(かんてう)現象(げんしやう)自然(しぜん)(おこ)るものなり。神諭(しんゆ)に、
(つき)大神(おほかみ)(さま)()()()先祖(せんぞ)(さま)である』
(しめ)しあるは、(つき)大空(たいくう)大地(だいち)呼吸(こきふ)作用(さよう)たる火水(いき)調節(てうせつ)するの(いひ)なり。火球(くわきう)呼気(こき)作用(さよう)(つかさど)り、地汐(ちげき)吸気(きふき)作用(さよう)(つかさど)る。
富士(ふじ)鳴門(なると)仕組(しぐみ)(いた)してある』
といふ神示(しんじ)は、火球(くわきう)出口(でぐち)富士山(ふじさん)にして、地汐(ちげき)鳴門(なると)入口(いりぐち)として(みづ)地底(ちてい)注吸(ちうきふ)しゐることを指示(しじ)せるものなり。火球(くわきう)(およ)地汐(ちげき)よりは、なほ人体(じんたい)幾多(いくた)血管(けつくわん)神経(しんけい)交錯(かうさく)せる(ごと)く、四方(しはう)八方(はつぱう)(あひ)交錯(かうさく)したる脈絡(みやくらく)(もつ)て、地球(ちきう)表面(へうめん)(つう)じゐるものなり。
(大正一〇・一二・一五旧一一・一七桜井重雄録)
2 霊界物語  04_卯_常世会議/国祖隠退/神示の宇宙  47 神示の宇宙その二  No. = 1209

第四七章神示(しんじ)宇宙(うちう)その二〔一九七〕

前節(ぜんせつ)()べたるところを(おぎな)ふために、(さら)(すこ)しく断片(だんぺん)(てき)説明(せつめい)(くは)()くべし。(しか)自分(じぶん)宇宙観(うちうくわん)(すべ)神示(しんじ)(まま)なれば、現代(げんだい)天文学(てんもんがく)如何(いか)なる交渉(かうせう)(いう)するや(いな)やは全然(ぜんぜん)自分(じぶん)関知(くわんち)するところにあらず。
自分(じぶん)神示(しんじ)(せつ)してより二十四(にじふよ)年間(ねんかん)(ほとん)(まつた)世界(せかい)出版物(しゆつぱんぶつ)その(もの)から絶縁(ぜつえん)()たり。(したが)つて現在(げんざい)天文学(てんもんがく)如何(いか)なる程度(ていど)にまで進歩(しんぽ)発達(はつたつ)しゐるかは無論(むろん)()らざるなり。(ゆゑ)自分(じぶん)()ぶる宇宙観(うちうくわん)(たい)して、(ただ)ちに現代(げんだい)天文学(てんもんがく)(てき)知識(ちしき)(もつ)(のぞ)むとも、(にはか)首肯(しゆこう)(がた)(てん)(すく)なからざるべし。
前節(ぜんせつ)引続(ひきつづ)太陽(たいやう)のことより順次(じゆんじ)()ぶる(こと)とせり。
太陽(たいやう)暗体(あんたい)にして、太陽(たいやう)(いろ)白色(はくしよく)(くは)へたる(ごと)赤色(せきしよく)()ゆるは、(みづ)(ひか)()るが(ゆゑ)なり。暗夜(あんや)赤布(せきふ)白布(はくふ)とを比較(ひかく)して()れば白布(はくふ)(はう)がハツキリ()ゆるものなり。これに()りて()るも(みづ)(ひか)りゐることが(はん)()るなり。
大宇宙(だいうちう)(かん)(かく)小宇宙(せううちう)(たがひ)牽引(けんいん)してゐるものにして、それと(おな)じく太陽(たいやう)がその位置(ゐち)支持(しぢ)するは諸星(しよせい)牽引力(けんいんりよく)によるものなり。(ゆゑ)天主(てんしゆ)太陽(たいやう)支持(しぢ)する(ため)()諸星辰(しよせいしん)(つく)りたり。(第一篇天地剖判の章参照)
太陽(たいやう)()地球(ちきう)との距離(きより)は、小宇宙(せううちう)直径(ちよくけい)五十六(ごじふろく)(おく)七千万(しちせんまん)()八分(はちぶん)(いち)(あた)り、(しかし)大空(たいくう)諸星(しよせい)(みな)それ自体(じたい)(ひかり)(はな)ちつつ太陽(たいやう)(たか)以上(いじやう)位置(ゐち)()めゐるなり。太陽(たいやう)(ひかり)は、(けつ)して大空(たいくう)(むか)つては放射(はうしや)されず、(あたか)懐中(くわいちう)電燈(でんとう)(ごと)く、(すべ)大地(だいち)(むか)つてのみ放射(はうしや)さるるなり。
普通(ふつう)我々(われわれ)太陽(たいやう)(のぼ)方角(はうがく)(ひがし)としてゐるが、本来(ほんらい)宇宙(うちう)それ自体(じたい)より()へば、東西(とうざい)南北(なんぼく)(べつ)なし。仏説(ぶつせつ)に、
本来(ほんらい)無東西(むとうざい)何処有(かしよう)南北(なんぼく)
とあるも、この()()る。(いま)東西(とうざい)南北(なんぼく)区別(くべつ)()つれば、大地(だいち)中心(ちうしん)たる地球(ちきう)北極(ほくきよく)(あた)る。(きた)とは気垂(きたる)水火垂(いきたる)呼吸垂(いきたる)、の()なり。(みなみ)とは皆見(みなみ)えるといふ意味(いみ)言霊(ことたま)なり。
地球(ちきう)前述(ぜんじゆつ)(ごと)く、()学者(がくしや)らの(しん)ずる(ごと)円球(ゑんきう)にあらずして地平(ちへい)なり。我々(われわれ)所謂(いはゆる)地球(ちきう)は、大地(だいち)中心(ちうしん)なる(きは)めて(いち)小部分(せうぶぶん)にて、大地(だいち)第一図(だいいちづ)(しめ)(ごと)く、(ことごと)氷山(ひようざん)なり。(しかし)()氷山(ひようざん)所謂(いはゆる)地球(ちきう)相距(あひさ)(ほど)(いよいよ)嶮峻(けんしゆん)になり()く。普通(ふつう)氷山(ひようざん)()けるといふことは、地球(ちきう)中央(ちうあう)接近(せつきん)せる氷山(ひようざん)()けるのみにして、大部分(だいぶぶん)氷山(ひようざん)(けつ)して()くることはなきものなり。
地球説(ちきうせつ)(ひと)つの証拠(しようこ)として、(ひと)海岸(かいがん)()ちて(おき)()(ふね)(なが)める場合(ばあひ)に、(ふね)段々(だんだん)(おき)()くに(したが)つて、最初(さいしよ)船体(せんたい)(ぼつ)し、次第(しだい)(マスト)(ぼつ)して()くといふ事実(じじつ)()げられるやうだが、それは我々(われわれ)眼球(めだま)がすでに円球(ゑんきう)(つく)られてあるが(ゆゑ)である。望遠鏡(ばうゑんきやう)凹鏡(あふきやう)であるから、人間(にんげん)(ひとみ)との関係(くわんけい)で、遠方(ゑんぱう)()えるのである。(ゆゑ)地球説(ちきうせつ)固執(こしつ)する人々(ひとびと)()人間(にんげん)眼球(めだま)そのものの研究(けんきう)より(はじ)めねばなるまい。
地球(ちきう)(また)一種(いつしゆ)光輝(くわうき)(いう)し、暗体(あんたい)ではない。
宇宙(うちう)全体(ぜんたい)(うへ)(もつと)重大(ぢうだい)なる役目(やくめ)(いう)するのは、太陰(たいいん)(すなは)(つき)である。太陽(たいやう)恩恵(おんけい)によつて万物(ばんぶつ)生成(せいせい)化育(くわいく)()くことは(だれ)でも()つてゐるが、(おほ)はれたる(つき)洪大(こうだい)無辺(むへん)なる恩恵(おんけい)()(もの)(ほとん)(まつた)()い。
宇宙(うちう)万物(ばんぶつ)は、この(つき)運行(うんかう)に、微妙(びめう)にして()重大(ぢうだい)なる関係(くわんけい)()つてゐる。(つき)二十九(にじふく)(にち)()(すなは)普通(ふつう)一月(ひとつき)で、中空(ちうくう)一周(いつしう)する。(ただ)し、自転(じてん)(てき)運行(うんかう)をするのではなく、(たん)同一(どういつ)姿勢(しせい)(たも)つて運行(うんかう)するに()ぎない。大空(たいくう)()ける(つき)位置(ゐち)が、たとへば(つき)三日(みつか)には甲天(かふてん)に、四日(よつか)には乙天(おつてん)順次(じゆんじ)(かは)つて()くのは、(つき)静止(せいし)してゐるのでなくして西(にし)より(ひがし)(むか)つて運行(うんかう)してゐる證拠(しようこ)である。
(つき)我々(われわれ)()()えるのは、第一図(だいいちづ)上線(じやうせん)(つき)運行(うんかう)してゐる場合(ばあひ)で、下線(かせん)通過(つうくわ)してゐる(とき)全然(ぜんぜん)我々(われわれ)には()えない。(つき)上線(じやうせん)運行(うんかう)する(とき)は、月読(つきよみの)(みこと)活動(くわつどう)であり、下線(かせん)運行(うんかう)する(とき)素盞嗚(すさのをの)(みこと)活動(くわつどう)である。
(つぎ)(つき)(なが)めて第一(だいいち)(おこ)疑問(ぎもん)は、あの月面(げつめん)模様(もやう)である。(むかし)から(さる)(うさぎ)(もち)()いてゐるといはれるあの模様(もやう)は、我々(われわれ)所謂(いはゆる)五大洲(ごだいしう)(かげ)月面(げつめん)(うつ)つてゐるのである。それ(ゆゑ)何時(いつ)(おな)模様(もやう)()えてゐる。()けた(つき)半面(はんめん)(おぼろ)げな(かげ)()えるのは、(つき)それ自体(じたい)(かげ)である。つまり(つき)半面(はんめん)たる火球(くわきう)部分(ぶぶん)()えてゐるからである。
月蝕(げつしよく)(おこ)るは、(つき)背後(はいご)から太陽(たいやう)直射(ちよくしや)された場合(ばあひ)である。日蝕(につしよく)は、(つき)太陽(たいやう)地球(ちきう)との中間(ちうかん)()つて、太陽(たいやう)(さへ)ぎつた場合(ばあひ)である。
銀河(ぎんが)は、太陽(たいやう)(ひかり)大地(だいち)氷山(ひようざん)放射(はうしや)され、それが(また)大空(たいくう)反射(はんしや)して、大空(たいくう)()無数(むすう)暗星(あんせい)()反射(はんしや)(ひかり)によつて我々(われわれ)()()えるのである。銀河(ぎんが)外椽(そとべり)凸凹(でこぼこ)あるは氷山(ひようざん)高低(かうてい)凸凹(でこぼこ)あるが()めである。
(また)彗星(すゐせい)大虚空(だいこくう)運行(うんかう)(とき)大地(だいち)より(なが)められる。大虚空(だいこくう)とは()小宇宙(せううちう)圏外(けんぐわい)(しよう)するので、青色(せいしよく)(てい)してゐる。大空(たいくう)(いろ)緑色(りよくしよく)である。(しか)し、我々(われわれ)大空(たいくう)(いろ)のみならず、青色(せいしよく)大虚空(だいこくう)をも(とも)(とほ)して()るが(ゆゑ)に、碧色(へきしよく)()えるのである。
()小宇宙(せううちう)(そと)より()れば、大空(たいくう)大地(だいち)よりはずつと(うす)(むらさき)(あか)(あを)(とう)各色(かくしよく)霊衣(れいい)(もつ)(おほ)はれ、大地(だいち)()浅黄(あさぎ)(しろ)(とう)各色(かくしよく)(あつ)霊衣(れいい)(もつ)(つつ)まれてゐる。そしてこの宇宙(うちう)全体(ぜんたい)として()(とき)紫色(ししよく)(てい)してゐる。これを顕国(うつしくに)御玉(みたま)といふ。
わが小宇宙(せううちう)はこれを中心(ちうしん)として()(しよ)宇宙(うちう)と、()()霊線(れいせん)(もつ)蜘蛛(くも)()(ごと)四方(しはう)八方(はつぱう)連絡(れんらく)(あひ)(つう)じてゐるのであつて、それらの宇宙(うちう)にも、(ほとん)我々(われわれ)地球(ちきう)(じやう)人間(にんげん)動植物(どうしよくぶつ)(おな)(よう)なものが生息(せいそく)してゐない。(ただし)()()小宇宙(せううちう)()ける、地球(ちきう)以外(いぐわい)(ほし)には神々(かみがみ)(まし)ませども、地球(ちきう)(じやう)棲息(せいそく)する(ごと)生物(せいぶつ)(だん)じてゐない。この小宇宙(せううちう)()宇宙(うちう)との関係(くわんけい)()によりて(しめ)せば、第五図(だいごづ)(ごと)くである。


大宇宙の図
[#図 第五図 大宇宙の図]


(大正一〇・一二・一五旧一一・一七桜井重雄録)
3 霊界物語  04_卯_常世会議/国祖隠退/神示の宇宙  48 神示の宇宙その三  No. = 1210

第四八章神示(しんじ)宇宙(うちう)その三〔一九八〕

王仁(わたし)前席(ぜんせき)(おい)て、太陽(たいやう)暗体(あんたい)であつて、()実質(じつしつ)(すこ)しも光輝(くわうき)(いう)せぬと()ひ、また地球(ちきう)光体(くわうたい)であると()つた(こと)()き、早速(さつそく)疑問(ぎもん)続出(ぞくしゆつ)しましたから、(ねん)のために(ここ)(あらた)めて()(みづ)との関係(くわんけい)解説(かいせつ)しておきます。されど元来(ぐわんらい)無学者(むがくしや)で、草深(くさぶか)山奥(やまおく)生活(せいくわつ)(つづ)け、()神界(しんかい)よりの厳命(げんめい)で、明治(めいぢ)以後(いご)新学問(しんがくもん)研究(けんきう)する(こと)(きん)じられ、(あたか)(さと)仙人(せんにん)境遇(きやうぐう)二十四(にじふよ)年間(ねんかん)(つひや)したものでありますから、今日(こんにち)学界(がくかい)研究(けんきう)()(てん)まで(すす)ンで()るかと()(こと)は、(わたし)には全然(ぜんぜん)見当(けんたう)()かない。日進(につしん)月歩(げつぽ)()(なか)(おい)て、二十四(にじふよ)年間(ねんかん)読書界(どくしよかい)絶縁(ぜつえん)して()たものの(くち)から()()すのですから、時世(じせい)(おく)れるのは(たれ)(かんが)へても至当(したう)(こと)であります。昔話(むかしばなし)にある、浦島子(うらしまし)龍宮(りうぐう)から(かへ)つて()(とき)(やう)()(なか)学界(がくかい)進歩(しんぽ)急速(きふそく)であつて、(わたし)今日(こんにち)(あらた)なる天文(てんもん)地文(ちもん)、その()学問(がくもん)()ましたならば、(さぞ)驚異(きやうい)(ねん)にからるるで()らうと(おも)ひます。(しか)(わたし)としては今日(こんにち)科学(くわがく)圏外(けんぐわい)()ち、神示(しんじ)のままの実験(じつけん)(てき)物語(ものがたり)をする(まで)です。
(かむ)ながら虚空(こくう)(そと)()をおきて()()(つき)ぬものがたりする』現代(げんだい)文明(ぶんめい)空気(くうき)()れた学者(がくしや)(みみ)には到底(たうてい)這入(はい)らないのみならず、一種(いつしゆ)誇大(こだい)妄想狂(まうさうきやう)()らるるかも()れませぬ、()れど『(かみ)(かしこ)きもの、(つよ)きものにあらはさずして、(おろか)なるもの、(よわ)きものに(まこと)をあらはし(たま)ふ』と()へる(せい)キリストの(げん)(しん)じ、愚弱(ぐじやく)なる(わたし)(しん)(かみ)は、宇宙(うちう)真理(しんり)開示(かいじ)されたのでは()からうかとも(おも)はれるのであります。
(すべ)(みづ)(しろ)いものであつて、(ひかり)元素(げんそ)である。(みづ)中心(ちうしん)には、(ひと)つの(ほち)があつて、(みづ)自由(じいう)流動(りうどう)させる。()しこの(ほち)(みづ)中心(ちうしん)から脱出(だつしゆつ)した(とき)(かた)()つて(こほり)となり、(すこ)しも流動(りうどう)せない。(ゆゑ)(みづ)から(ほち)脱出(だつしゆつ)したのを、(こほり)()ひ、(また)は、()()ふ。()もまたその中心(ちうしん)(みづ)なき(とき)は、()()え、()(ひか)(こと)出来(でき)ぬ。(えう)するに(みづ)(うご)かすものは()であり、()(うご)かすものは(みづ)である。(ゆゑ)に、一片(いつぺん)水気(すゐき)(ふく)まぬ物体(ぶつたい)は、どうしても()えない。
太陽(たいやう)もその中心(ちうしん)に、水球(すゐきう)より(みづ)適度(てきど)注入(ちうにふ)して、天空(てんくう)()えて(ひかり)放射(はうしや)し、大地(だいち)はまた、氷山(ひようざん)(みづ)自然(しぜん)(ひかり)地中(ちちう)火球(くわきう)より調節(てうせつ)して、その自体(じたい)(ひかり)適度(てきど)発射(はつしや)して()る。
(つぎ)諸星(しよせい)運行(うんかう)に、大変(たいへん)遅速(ちそく)のある(やう)地上(ちじやう)から()えるのは、地上(ちじやう)より()(ほし)位置(ゐち)に、遠近(ゑんきん)高低(かうてい)()あるより、一方(いつぱう)には急速(きふそく)運行(うんかう)する(ごと)()え、一方(いつぱう)には(おそ)運行(うんかう)する(やう)()えるのである。が、(がい)して大地(だいち)(ちか)く、(ひく)(ほし)(はや)()え、(とほ)(たか)(ほし)はその運行(うんかう)(おそ)(やう)()える。
(たと)へば、汽車(きしや)進行中(しんかうちう)車窓(しやそう)(ひら)いて遠近(ゑんきん)(やま)(なが)めると、(ちか)(ところ)にある(やま)は、急速度(きふそくど)汽車(きしや)反対(はんたい)方向(はうかう)(はし)(ごと)()え、遠方(ゑんぱう)にある(やま)は、依然(いぜん)として(うご)かない(やう)()(また)その反対(はんたい)方向(はうかう)(はし)つても、(きは)めて(おそ)()ゆると同一(どういつ)()である。
前述(ぜんじゆつ)(ごと)く、太陰(たいいん)(月)は、太陽(たいやう)大地(だいち)中間(ちうかん)に、一定(いつてい)軌道(きだう)()つて公行(こうかう)し、三角星(さんかくせい)()(ぼし)、スバル(せい)北斗星(ほくとせい)牽引力(けんいんりよく)()つて、中空(ちうくう)にその位置(ゐち)(たも)つて公行(こうかう)して()る。(つき)(これ)()(ほし)(あひだ)には、(つき)中心(ちうしん)として、(あたか)交感(かうかん)神経(しんけい)系統(けいとう)()うに、一種(いつしゆ)微妙(びめう)なる霊線(れいせん)(もつ)て、維持(ゐぢ)されてある。
太陽(たいやう)と、大空(たいくう)諸星(しよせい)との関係(くわんけい)(また)同様(どうやう)太陽(たいやう)中心(ちうしん)として、交感(かうかん)神経(しんけい)系統(けいとう)()うに一種(いつしゆ)微妙(びめう)霊線(れいせん)(もつ)保維(ほゐ)され、(どう)(せい)(かい)(ぎよう)(いん)()(がふ)(ぶん)八大(はちだい)神力(しんりき)の、適度(てきど)調節(てうせつ)()つて、(どう)位置(ゐち)安定(あんてい)しながら、(せう)自動(じどう)傾斜(けいしや)と、(だい)自動(じどう)傾斜(けいしや)永遠(ゑいゑん)(つづ)けて、太陽(たいやう)自体(じたい)呼吸(こきふ)作用(さよう)(いとな)ンで()る。
大地(だいち)(また)その中心(ちうしん)地球(ちきう)をして、(しよ)汐球(せききう)との連絡(れんらく)(たも)ち、火水(くわすゐ)調節(てうせつ)によつて呼吸(こきふ)作用(さよう)(いとな)()(こと)は、太陽(たいやう)同様(どうやう)である。地球(ちきう)中心(ちうしん)として、地中(ちちう)諸汐球(しよせききう)は、交感(かうかん)神経(しんけい)系統(けいとう)(ごと)微妙(びめう)なる霊線(れいせん)(つう)じて、地球(ちきう)安定(あんてい)保維(ほゐ)して()る。
また地球面(ちきうめん)大地(だいち)北極(ほくきよく)()意味(いみ)は、キタとは、前述(ぜんじゆつ)(ごと)く、火水垂(いきた)ると()ふことであつて、第六図(だいろくづ)(ごと)く、(挿図参照)太陽(たいやう)水火(すゐくわ)と、大地(だいち)中心(ちうしん)水火(すゐくわ)と、大地(だいち)(じやう)四方(しはう)氷山(ひようざん)水火(すゐくわ)と、太陰(たいいん)水火(すゐくわ)垂下(すゐか)したる中心(ちうしん)意味(いみ)である。


地球の平面図
[#図 第六図 地球の平面図]


人間(にんげん)地球(ちきう)陸地(りくち)出生(しゆつせい)して活動(くわつどう)するのを、水火定(いきる)()ふ。(ゆゑ)地球(ちきう)生物(せいぶつ)安住所(あんぢうしよ)であり、活動(くわつどう)経綸場(けいりんぢやう)である。また水火(すゐくわ)(すなは)霊体(れいたい)分離(ぶんり)して所謂(いはゆる)死亡(しぼう)するのを、身枯留(まかる)水枯定(まかる)()ふのは、火水(くわすゐ)調節(てうせつ)(やぶ)れた(とき)()であります。されど霊魂(れいこん)(じやう)より()(とき)(せい)なく、()なく、老幼(らうえう)区別(くべつ)なく、万劫(まんがふ)末代(まつだい)生通(いきとほ)しであつて、霊魂(れいこん)(すなは)吾人(ごじん)(ほん)守護神(しゆごじん)から()れば、(たん)にその容器(ようき)()へるまでであります。
(大正一〇・一二・二七旧一一・二九加藤明子録)
4 霊界物語  04_卯_常世会議/国祖隠退/神示の宇宙  49 神示の宇宙その四  No. = 1211

第四九章神示(しんじ)宇宙(うちう)その四〔一九九〕

瑞月(ずゐげつ)憑虚空(こくうにかかり)照破万界暗(ばんかいのやみをせうはす)
とは神示(しんじ)一端(いつたん)である。
瑞月王仁(わたし)前述(ぜんじゆつ)(ごと)く、現代(げんだい)(さか)ンな学説(がくせつ)(すこ)しも拘泥(こうでい)せず、霊界(れいかい)にあつて見聞(みき)きせるそのままを、出放題(ではうだい)喋舌(しやべ)(ばか)りである。(これ)()いては、満天下(まんてんか)智者(ちしや)学者(がくしや)邪説(じやせつ)怪論(くわいろん)として、攻撃(こうげき)()()けて()るであろう。
大空(たいくう)(かか)無数(むすう)星辰(せいしん)(なか)には、()光度(くわうど)強弱(きやうじやく)あり、厚薄(こうはく)ありて、その色光(しよくくわう)一定(いつてい)して()ないのは、(けつ)して(ほし)老若(らうにやく)大小(だいせう)()るのではない。その水火(すゐくわ)調節(てうせつ)分量(ぶんりやう)(およ)(きん)(ぎん)(どう)(てつ)(とう)包含(はうがん)多少(たせう)如何(いかん)()つて種々(しゆじゆ)光色(くわうしよく)(かは)つて()えるまでである。(みづ)分量(ぶんりやう)(おほ)(とき)白光(はくくわう)(あら)はし、()分量(ぶんりやう)(おほ)(ほし)赤色(せきしよく)(あら)はす。(ゆゑ)(ほし)高低(かうてい)位置(ゐち)()つて種々(しゆじゆ)光色(くわうしよく)各自(かくじ)発射(はつしや)して()る。(ほし)(ひかり)の☆の(ごと)五光射(ごくわうしや)(けい)地球(ちきう)より()えるのは()量分(りやうぶん)(おほ)(ほし)であり、㌻の(ごと)六光射(ろくくわうしや)(けい)()ゆるのは(みづ)量分(りやうぶん)(おほ)(ほし)である。()()各端(かくたん)に○(てん)()して()ると㎜のごとく(いつ)つの○(てん)となる。()(てん)(かたど)り、()(かたど)る。また(みづ)()各端(かくたん)に○(てん)()して()ると、㎝の(ごと)()つの○(てん)となる。(ろく)(みづ)(かたど)り、()(かたど)る。(ゆゑ)五光射(ごくわうしや)(せい)六光射(ろくくわうしや)(せい)天上(てんじやう)にあつて水火(すゐくわ)包含量(はうがんりやう)多少(たせう)(あら)はして()るのであります。
(また)(ほし)太陽(たいやう)(ごと)く、自動(じどう)傾斜(けいしや)運動(うんどう)()さず、月球(げつきう)のやうに(ほし)自体(じたい)安定(あんてい)して(ひか)つて()るから、五光射(ごくわうしや)六光射(ろくくわうしや)()地球(ちきう)(じやう)から見得(みえ)らるるのである。
太陽(たいやう)もまた(ほし)(やう)に、安定(あんてい)自体(じたい)傾斜(けいしや)運動(うんどう)をせなかつたら、五光射(ごくわうしや)(たい)()え、(また)六光射(ろくくわうしや)(たい)()えるのであるが、その自動(じどう)(てき)傾斜(けいしや)運動(うんどう)(はげ)しきために、その光射体(くわうしやたい)(まる)()えるのである。(たと)へば蓄音機(ちくおんき)円盤(ゑんばん)に、色々(いろいろ)(ぐわ)文字(もじ)()(しる)しておいて、これを(まは)して()ると、その色々(いろいろ)(かたち)書画(しよぐわ)(ばん)同様(どうやう)に、(まる)くなつて()えるやうなものである。
また北斗星(ほくとせい)()ふのは、北極星(ほくきよくせい)(ちか)(ほし)であつて、(ぞく)(これ)七剣星(しちけんせい)(また)破軍星(はぐんせい)(とな)へられてゐる。この七剣星(しちけんせい)はまた(あま)瓊矛(ぬぼこ)とも()ひ、伊邪那岐(いざなぎ)(かみ)伊邪那美(いざなみ)(かみ)(あま)浮橋(うきはし)()つて(ただよ)へる泥海(どろうみ)()世界(せかい)を、(しほ)古淤呂(こおろ)古淤呂(こおろ)にかき()らしたまひし宇宙(うちう)修理(しうり)固成(こせい)神器(しんき)である。今日(こんにち)(なほ)我国(わがくに)より()大空(たいくう)中北部(ちうほくぶ)位置(ゐち)()めて、太古(たいこ)(まま)()(つち)(つき)安定(あんてい)保維(ほゐ)して()る。
また北斗星(ほくとせい)は、(ゑん)(ゑが)いて運行(うんかう)しつつある(ごと)地上(ちじやう)より()えて()るが、(これ)大空(たいくう)傾斜(けいしや)運動(うんどう)と、大地(だいち)傾斜(けいしや)運動(うんどう)作用(さよう)()つて、北斗星(ほくとせい)運行(うんかう)する(ごと)()ゆる(ばか)りである。万一(まんいち)北斗星(ほくとせい)運行(うんかう)する(やう)(こと)があつては、天地(てんち)大変(たいへん)(きた)すのである。(しか)()(ほし)は、地上(ちじやう)より()て、東天(とうてん)より西天(せいてん)(ぼつ)する(ごと)くに()ゆるに(かかは)らず、北斗星(ほくとせい)運行(うんかう)軌道(きだう)の、東西(とうざい)南北(なんぼく)(かしら)()けて、天界(てんかい)循環(じゆんくわん)するが(ごと)くに()ゆるのは、その大空(たいくう)中心(ちうしん)と、大地(だいち)(きた)中心(ちうしん)(くらゐ)して()るため、()諸星(しよせい)(おな)(やう)()えぬのみである。(たとへ)ば、雨傘(あまがさ)(ひろ)げて、その最高(さいかう)中心部(ちうしんぶ)北極星(ほくきよくせい)(やや)(くだ)つて北斗星(ほくとせい)(ぐわ)(ゑが)き、その()(かさ)各所(かくしよ)一面(いちめん)に、(ほし)(ゑが)いて直立(ちよくりつ)しその(かさ)()(にぎ)り、東南(とうなん)西北(せいほく)傾斜(けいしや)運動(うんどう)をさせて()ると、北斗星(ほくとせい)(ゑん)(ゑが)いて、軌道(きだう)(めぐ)(ごと)()え、(ひろ)(はし)になるほどその(ゑが)いた(ほし)が、(ひがし)から西(にし)運行(うんかう)するやうに()える。(これ)()ても、北斗星(ほくとせい)北極星(ほくきよくせい)中心(ちうしん)として(まる)軌道(きだう)運行(うんかう)するのでない(こと)(わか)るであらう。
また太陽(たいやう)光線(くわうせん)直射(ちよくしや)中心(ちうしん)赤道(せきだう)であるが、大地(だいち)中心(ちうしん)北極(ほくきよく)(すなは)地球(ちきう)である。大地(だいち)中心(ちうしん)(むか)つて、大空(たいくう)中心(ちうしん)たる太陽(たいやう)(あは)(かがみ)(ごと)くに位置(ゐち)()めて()るとすれば、地球(ちきう)中心(ちうしん)たる北部(ほくぶ)中津国(なかつくに)(すなは)()日本(にほん)赤道(せきだう)でならねばならぬと()(ひと)があるが、それは太陽(たいやう)傾斜(けいしや)運動(うんどう)と、地球(ちきう)傾斜(けいしや)運動(うんどう)()関係(くわんけい)より、光線(くわうせん)中心(ちうしん)地球(ちきう)中心(ちうしん)(すなは)北部(ほくぶ)なる(わが)日本(にほん)直射(ちよくしや)せないためである。
また赤道(せきだう)(みなみ)()るほど、北斗星(ほくとせい)北極星(ほくきよくせい)段々(だんだん)(ひく)()え、(つひ)には()えなく()つて(しま)ふのは、大空(たいくう)大地(だいち)傾斜(けいしや)程度(ていど)と、自分(じぶん)()地位(ちゐ)とに関係(くわんけい)するからである。(これ)雨傘(あまがさ)(うへ)(した)二本(にほん)(あは)して傾斜(けいしや)廻転(くわいてん)をなし(なが)(かんが)へて()ると、その原因(げんいん)判然(はんぜん)(わか)つて()る。
(大正一〇・一二・二七旧一一・二九外山豊二録)
5 霊界物語  04_卯_常世会議/国祖隠退/神示の宇宙  50 神示の宇宙その五  No. = 1212

第五〇章神示(しんじ)宇宙(うちう)その五〔二〇〇〕

宇宙間(うちうかん)には、神霊(しんれい)原子(げんし)といふものがある。(また)(たん)霊素(れいそ)()つてもよい、一名(いちめい)火素(くわそ)とも()ふ。火素(くわそ)万物(ばんぶつ)一切(いつさい)(うち)包含(はうがん)されてあり、空中(くうちう)にも沢山(たくさん)充実(じゆうじつ)して()る。(また)体素(たいそ)といふものがあつて(たん)水素(すゐそ)とも()ふ。火素(くわそ)水素(すゐそ)(あひ)抱擁(はうよう)帰一(きいつ)して、精気(せいき)なるもの宇宙(うちう)発生(はつせい)する、火素(くわそ)水素(すゐそ)(もつと)完全(くわんぜん)活用(くわつよう)(はじ)めて発生(はつせい)したものである。この精気(せいき)より電子(でんし)(うま)れ、電子(でんし)発達(はつたつ)して宇宙間(うちうかん)電気(でんき)発生(はつせい)し、一切(いつさい)万物(ばんぶつ)活動(くわつどう)原動力(げんどうりよく)となるのである。
そして()霊素(れいそ)神界(しんかい)にては、高御(たかみ)産巣日(むすび)(かみ)()ひ、体素(たいそ)神御(かむみ)産巣日(むすび)(かみ)()ふ。この霊体(れいたい)二素(にそ)神霊(しんれい)より、(つひ)今日(こんにち)学者(がくしや)所謂(いはゆる)電気(でんき)発生(はつせい)し、宇宙(うちう)(どう)(せい)(かい)(ぎよう)(いん)()(がふ)(ぶん)八力(はちりよく)完成(くわんせい)し、(つひ)大宇宙(だいうちう)小宇宙(せううちう)形成(けいせい)された。ニユートンとやらの地球(ちきう)引力説(いんりよくせつ)では、到底(たうてい)宇宙(うちう)真理(しんり)判明(はんめい)しないでありませう。
物質(ぶつしつ)文明(ぶんめい)()(つき)発達(はつたつ)し、神秘(しんぴ)(かぎ)(もつ)て、神界(しんかい)秘門(ひもん)(ひら)いた(ごと)くに(かん)ぜられる()(なか)になつたと()つて、現代(げんだい)人間(にんげん)(ほこ)つて()るやうであるが、()()宇宙(うちう)真理(しんり)科学(くわがく)神界(しんかい)門口(かどぐち)にも(たつ)して()ない。(しか)今日(こんにち)は、高皇(たかみ)産霊(むすび)霊系(れいけい))、神皇(かむみ)産霊(むすび)体系(たいけい))の二大(にだい)原動力(げんどうりよく)より発生(はつせい)したる電気(でんき)応用(おうよう)多少(たせう)(すす)ンで()て、無線(むせん)電信(でんしん)や、電話(でんわ)やラヂオが活用(くわつよう)されて()たのは、五六七(みろく)神政(しんせい)(さきがけ)として、(もつと)結構(けつこう)(こと)であります。(しか)(なが)(もの)には一利(いちり)一害(いちがい)(ともな)ふもので、善悪(ぜんあく)(あひ)(こん)じ、美醜(びしう)(たがひ)(まじ)はる造化(ざうくわ)法則(はふそく)()れず、便利(べんり)になればなる(ほど)一方(いつぱう)(また)それに匹敵(ひつてき)する(ところ)不便利(ふべんり)(こと)出来(でき)るものである。電気(でんき)なるものは、前述(ぜんじゆつ)(ごと)宇宙(うちう)霊素(れいそ)体素(たいそ)より生成(せいせい)したものであるが、()電気(でんき)濫用(らんよう)のために、宇宙(うちう)霊妙(れいめう)なる精気(せいき)費消(ひせう)すればするだけ、反対(はんたい)邪気(じやき)発生(はつせい)せしめて宇宙(うちう)精気(せいき)抹消(まつせう)し、(ため)人間(にんげん)その()一切(いつさい)生物(せいぶつ)をして軟弱(なんじやく)ならしめ、精神(せいしん)(てき)退化(たいくわ)せしめ、邪悪(じやあく)()宇宙(うちう)()つれば()つる(ほど)空気(くうき)(にご)悪病(あくびやう)発生(はつせい)害虫(がいちう)増加(ぞうか)する。されど今日(こんにち)人間(にんげん)としては、(これ)以上(いじやう)発明(はつめい)はまだ出来(でき)()ないから、五六七(みろく)神世(しんせい)出現(しゆつげん)過渡(くわと)時代(じだい)(おい)ては、(もつと)有益(いうえき)にして必要(ひつえう)なものとなつて()る。モ一歩(いつぽ)(すす)んで不増(ふぞう)不減(ふげん)霊気(れいき)(もつ)電気(でんき)電話(でんわ)()へる(やう)になれば、宇宙(うちう)(いま)はしき邪気(じやき)発生(はつせい)(ふせ)ぎ、至粋(しすゐ)至純(しじゆん)精気(せいき)()つて、世界(せかい)完全(くわんぜん)(おさ)まつて()る。この(ゐき)(たつ)するにも、今日(こんにち)のやうな浅薄(せんぱく)なものを()て、神霊(しんれい)目醒(めざ)めねばならぬ。大本(おほもと)信者(しんじや)(なか)には、電気燈(でんきとう)排斥(はいせき)する方々(かたがた)が、たまたま()るやうに()きますが、(それ)(あま)()早過(はやす)ぎる。これ以上(いじやう)文明(ぶんめい)利器(りき)発明(はつめい)されて、(むかし)行燈(あんどう)不用(ふよう)になつた(やう)に、電燈(でんとう)不用(ふよう)になる時機(じき)()(とき)電気(でんき)(はい)すればよい。
また宇宙(うちう)には無限(むげん)精気(せいき)充満(じゆうまん)してあるから、何程(なにほど)電気(でんき)費消(ひせう)しても無尽蔵(むじんざう)である。(けつ)して、()くなると()心配(しんぱい)()らぬ。また一旦(いつたん)電気(でんき)濫費(らんぴ)より発生(はつせい)した邪気(じやき)宇宙(うちう)無限(むげん)水火(すゐくわ)活動(くわつどう)によつて、新陳(しんちん)代謝(たいしや)始終(しじう)(おこな)はれて()るから大丈夫(だいぢやうぶ)である。この新陳(しんちん)代謝(たいしや)活用(くわつよう)こそ、神典(しんてん)所謂(いはゆる)祓戸(はらひど)四柱(よはしら)大神(おほかみ)不断(ふだん)(てき)活動(くわつどう)()るのである。
人間(にんげん)宇宙(うちう)縮図(しゆくづ)であつて天地(てんち)移写(いしや)である。(ゆゑ)人体(じんたい)一切(いつさい)組織(そしき)活用(くわつよう)(わか)れば、宇宙(うちう)真相(しんさう)明瞭(めいれう)になつて()る。(ことわざ)()ふ『燈台(とうだい)(もと)(くら)し』と、吾人(ごじん)体内(たいない)にて間断(かんだん)なく(あめ)御柱(みはしら)なる五大(ごだい)父音(ふいん)と、(くに)御柱(みはしら)なる九大(くだい)母音(ぼおん)声音(せいおん)(はつ)して生理(せいり)作用(さよう)(いとな)()(ごと)く、宇宙(うちう)にもまた無限(むげん)絶大(ぜつだい)声音(せいおん)()()りて、()(あま)りつつある。(しか)して大空(たいくう)(しゆ)として五大(ごだい)父音(ふいん)発声(はつせい)し、地上(ちじやう)(およ)地中(ちちう)(しゆ)として九大(くだい)母音(ぼおん)()()りて、()()らざる部分(ぶぶん)天空(てんくう)五大(ごだい)父音(ふいん)(もつ)(これ)(おぎな)ひ、生成(せいせい)化育(くわいく)神業(しんげふ)完成(くわんせい)しつつある。天空(てんくう)もまた大地(だいち)九大(くだい)母音(ぼおん)(おぎな)ひに()つて、()安静(あんせい)(たも)ち、光温(くわうをん)生成(せいせい)化育(くわいく)しつつある。またこの天地(てんち)父母(ふぼ)十四大(じふしだい)音声(おんせい)言霊力(げんれいりよく)によつて、キシチニヒミイリヰの()言霊(ことたま)生成(せいせい)し、またケセテネヘメエレヱの(みづ)言霊(ことたま)と、コソトノホモヨロヲの()言霊(ことたま)と、クスツヌフムユルウの(むすび)(すなは)神霊(しんれい))の言霊(ことたま)とを生成(せいせい)し、天地間(てんちかん)森羅(しんら)万象(ばんしやう)()(はたら)かしめつつ造化(ざうくわ)神業(しんげふ)永遠(ゑいゑん)無窮(むきう)(おこな)はれて()る。(こころ)みに天空(てんくう)(こゑ)()かむとすれば、深夜(しんや)(こころ)(しづ)めて、左右(さいう)人指(ひとさし)左右(さいう)(みみ)(かた)()てて()ると、(たしか)にアオウエイの五大(ごだい)父音(ふいん)歴然(れきぜん)()くことが出来(でき)る。瑞月王仁(ずゐげつ)無学者(むがくしや)()ンなことを()つても、現代(げんだい)学者(がくしや)迂遠(うゑん)(きは)まる愚論(ぐろん)一笑(いつせう)()()るであらうが、身体(しんたい)循環(じゆんくわん)する呼吸器(こきふき)(おん)や、血液(けつえき)や、食道管(しよくだうくわん)や、腸胃(ちやうゐ)蠕動音(じゆどうおん)がそれである。(しか)るにその音声(おんせい)(もつ)宇宙(うちう)音響(おんきやう)見做(みな)すなど、(じつ)(あき)れて(もの)()へぬと(わら)はれるであらう。(いづ)くンぞ()らむ、人間(にんげん)体内(たいない)発生(はつせい)する音響(おんきやう)そのものは、宇宙(うちう)神音(しんおん)霊声(れいせい)なることを。(いま)医家(いか)使用(しよう)する聴診器(ちやうしんき)応用(おうよう)して(かんが)()(とき)は、心臓部(しんざうぶ)より上半身(かみはんしん)体内(たいない)音響(おんきやう)は、五大(ごだい)父音(ふいん)(しゆ)として()(とどろ)き、以下(いか)内臓部(ないざうぶ)音響(おんきやう)九大(くだい)母音(ぼおん)()(わた)り、その()(くわ)(すゐ)()(けつ)音声(おんせい)(たがひ)交叉(かうさ)運動(うんどう)せる模様(もやう)()くことが出来(でき)る。人体(じんたい)にして(これ)()音声(おんせい)休止(きうし)する(とき)は、生活(せいくわつ)作用(さよう)廃絶(はいぜつ)した(とき)である。宇宙(うちう)(また)この大音声(だいおんせい)休止(きうし)せば、宇宙(うちう)(ここ)潰滅(くわいめつ)して(しま)ふ。地中(ちちう)神音(しんおん)人間(にんげん)下体部(かたいぶ)音響(おんきやう)同一(どういつ)である。(ただ)宇宙(うちう)人体(じんたい)とは大小(だいせう)区別(くべつ)あるを(もつ)て、()音声(おんせい)にも大小(だいせう)あるまでである。大声(たいせい)耳裡(じり)()らず、(ゆゑ)天眼通(てんがんつう)所謂(いはゆる)透視(とうし)()すに瞑目(めいもく)する(ごと)く、宇宙(うちう)大声(たいせい)()かむとすれば、第一(だいいち)閉耳(へいじ)するの必要(ひつえう)がある。神典(しんてん)()ふ、『()()りて()(あま)れる(ところ)一所(ひとところ)あり、()()りて()()らざる(ところ)一所(ひとところ)あり』と、()大空(たいくう)(およ)大地(だいち)音声(おんせい)活用(くわつよう)神理(しんり)(しめ)されたものである。聖書(せいしよ)()ふ『太初(はじめ)(ことば)あり云々(うんぬん)』と、(これ)()りて宇宙(うちう)言霊(げんれい)如何(いか)なる活用(くわつよう)あるかを窺知(きち)すべきである。
(大正一〇・一二・二八旧一一・三〇松村仙造録)

(第四六章~第五〇章昭和一〇・一・二三於車中王仁校正)

さんぜんせかい、いちどにひらくむめのはな、こんじんのよになりたぞよ。さんぜんせかいが、いちどにひらくぞよ。しゆみせんざんにこしをかけ、あをくもがさでみみがかくれぬぞよ。
(明治三十七年九月六日神諭)