祝詞集

番号項目内容
1 ひふみ祝詞 ひふみ神示  26_黒金の巻  第39帖  No. = 657
ひふみ神言カミコト
ひふみゆらゆら。
ひふみゆらゆら、ひふみゆらゆら。
ひふみゆらゆら、ひふみゆらゆら。ひふみゆらゆら。


あめつちの数歌カズウタ
ひと、ふた、み、よ、いつ、むゆ、なな、や、ここノ、たり。
ひと、ふた、み、よ、いつ、むゆ、なな、や、ここノ、たり。
ひと、ふた、み、よ、いつ、むゆ、なな、や、ここノ、たり、もも、ち、よろづ。


ひふみ祝詞ノリト(○シルシ拍手カシワデ
○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
   ひふみ よいむなや こともちろらね しきる ゆゐつわぬ
○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
 そをたはくめか うおえ にさりへて のますあせゑほれけ。


いろは祝詞ノリト(○シルシ拍手カシワデ
○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
   いろは にほへとち りぬるをわかよ たれそ つねならむ
○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
 う ゐのおくやま けふこ えてあさき ゆめみしゑひもせすん。


アイウエオのりと
アイウエオ カキクケコ サシスセソ タチツテト
ナニヌネノ ハヒフヘホ マミムメモ ヤヰユヱヨ
ラリルレロ ワヰウヱヲ
2 天津祝詞(=太祝詞)、 神言 霊界物語  60_亥_イヅミの国3/三美歌/祝詞/神諭  14 神言  No. = 2775

第一四章神言(かみごと)〔一五三九〕

三五教(あななひけう)祝詞(のりと)
天津(あまつ)祝詞(のりと)
高天原(たかあまはら)元津(もとつ)御祖皇(みおやすめ)大神(おほかみ)数多(あまた)天使(かみがみ)(つど)へて永遠(とことは)(かみ)(つま)ります。
神漏岐(かむろぎ)神漏美(かむろみ)御言(みこと)()ちて
(かむ)伊邪那岐(いざなぎの)(みこと)九天(つくし)日向(ひむか)立花(たちばな)小戸(をど)阿波岐(あはぎ)(はら)に。御禊(みそぎ)(はら)(たま)(とき)()()せる。
祓戸(はらひど)大神(おほかみ)(たち)
諸々(もろもろ)曲事(まがこと)(つみ)(けがれ)を。
(はら)(たま)(きよ)(たま)へと(まを)(こと)(よし)
天津(あまつ)(かみ)国津(くにつ)(かみ)八百万(やほよろづ)(かみ)(たち)(とも)
(あめ)斑駒(ふちこま)(みみ)振立(ふりたて)聞食(きこしめ)せと
(かしこ)(かしこ)みも(まを)す。


神言(かみごと)
高天原(たかあまはら)(かみ)(つま)()す。元津(もとつ)御祖皇(みおやすめ)大神(おほかみ)(みこと)(もち)て。八百万(やほよろづ)(かみ)(たち)神集(かむつど)へに(つど)(たま)神議(かむはか)りに(はか)(たま)ひて。伊都(いづ)大神(おほかみ)美都(みづ)大神(おほかみ)豊葦原(とよあしはら)水穂(みづほ)(くに)を。安国(やすくに)(たひら)けく所知食(しろしめ)さむと天降(あまくだ)(たま)ひき。如此(かく)天降(あまくだ)(たま)ひし四方(よも)国中(くぬち)荒振(あらぶる)(かみ)(たち)をば。神問(かむとは)しに(とは)(たま)神掃(かむはら)ひに(はら)(たま)ひて、語問(こととひ)磐根(いはね)(きね)立草(たちくさ)()片葉(かきは)をも語止(ことやめ)て。天之(あめの)磐座(いはくら)(はな)天之(あめの)八重雲(やへくも)伊頭(いづ)千別(ちわき)千別(ちわき)天降(あまくだ)(たま)ひき。如此(かく)天降(あまくだ)(たま)ひし四方(よも)国中(くになか)安国(やすくに)(さだ)(まつ)りて下津(したつ)磐根(いはね)宮柱(みやばしら)太敷立(ふとしきたて)高天原(たかあまはら)千木(ちぎ)多加(たか)()りて(すめ)大神(おほかみ)美頭(みづ)御舎(みあらか)(つかへ)(まつ)りて。(あめ)御蔭(みかげ)()御蔭(みかげ)(かく)()して。安国(やすくに)(たひら)けく所知食(しろしめ)さむ国中(くぬち)成出(なりいで)(あめ)益人(ますひと)()が、(あやまち)(をか)しけむ雑々(くさぐさ)罪事(つみごと)は。天津罪(あまつつみ)とは。畔放(あはな)溝埋(みぞう)樋放(ひはな)頻蒔(しきま)串差(くしさ)し、生剥(いけは)逆剥(さかは)屎戸(くそへ)許々太久(ここたく)(つみ)を。天津罪(あまつつみ)詔別(のりわけ)国津罪(くにつつみ)とは。生膚断(いきはだだち)死膚断(しにはだだち)白人(しらひと)胡久美(こくみ)(おの)(はは)(をか)せる(つみ)(おの)()(をか)せる(つみ)(はは)()(をか)せる(つみ)()(はは)(をか)せる(つみ)(けもの)(をか)せる(つみ)昆虫(はふむし)(わざはひ)高津(たかつ)(かみ)(わざはひ)高津鳥(たかつとり)(わざはひ)(けもの)(たふ)蠱物(まじもの)せる(つみ)許々太久(ここたく)(つみ)(いで)む。如此(かく)(いで)天津(あまつ)宮言(みやこと)()て。天津(あまつ)金木(かなぎ)本打切(もとうちきり)末打断(すゑうちたち)て。千座(ちくら)置座(おきくら)置足(おきたら)はして。天津(あまつ)菅曽(すがそ)本刈絶(もとかりたち)末刈切(すゑかりきり)八針(やはり)取裂(とりさき)て。天津(あまつ)祝詞(のりと)太祝詞言(ふとのりとごと)()れ、如此(かく)()らば。天津(あまつ)(かみ)(あま)磐戸(いはと)推披(おしひら)きて。(あめ)八重雲(やへくも)伊頭(いづ)千別(ちわき)千別(ちわき)所聞食(きこしめさ)む。国津(くにつ)(かみ)高山(たかやま)(すゑ)短山(ひきやま)(すゑ)(のぼ)(まし)て。高山(たかやま)伊保理(いほり)短山(ひきやま)伊保理(いほり)掻分(かきわけ)所聞食(きこしめさ)む。如此(かく)所聞食(きこしめし)ては(つみ)()(つみ)不在(あらじ)と。科戸(しなど)(かぜ)(あめ)八重雲(やへくも)()(はな)(こと)(ごと)く。(あした)御霧(みきり)(ゆふべ)御霧(みきり)朝風(あさかぜ)夕風(ゆふかぜ)吹掃(ふきはら)(こと)(ごと)く。大津辺(おほつべ)()大船(おほふね)()解放(ときはな)(とも)解放(ときはな)ちて大海原(おほわだのはら)押放(おしはな)(こと)(ごと)く。彼方(をちかた)繁木(しげき)(もと)焼鎌(やきがま)敏鎌(とがま)()打掃(うちはら)(こと)(ごと)く。(のこ)(つみ)不在(あらじ)(はら)(たま)(きよ)(たま)(こと)を。高山(たかやま)(すゑ)短山(ひきやま)(すゑ)より佐久那太理(さくなだり)(おち)多岐(たき)速川(はやかわ)()()瀬織津(せおりつ)比売(ひめ)()(かみ)大海原(おほわだのはら)持出(もちいで)なむ、如此(かく)持出往(もちいでいな)ば。荒塩(あらしほ)(しほ)八百道(やほぢ)八塩道(やしほぢ)(しほ)八百会(やほあひ)()(はや)秋津(あきつ)比売(ひめ)()(かみ)(もち)可々呑(かかのみ)てむ、如此(かく)可々呑(かかのみ)ては。気吹戸(いぶきど)()気吹戸主(いぶきどぬし)()(かみ)()(くに)(そこ)(くに)気吹(いぶき)(はなち)てむ、如此(かく)気吹(いぶき)(はなち)ては。()(くに)(そこ)(くに)()(はや)佐須良(さすら)比売(ひめ)()(かみ)(もち)佐須良比(さすらひ)(うしなひ)てむ如此(かく)(うしなひ)ては。現身(うつそみ)()にも(こころ)にも(つみ)()(つみ)不在(あらじ)と。(はらひ)(たま)(きよめ)(たま)へと申事(まをすこと)所聞食(きこしめせ)と。(かしこ)(かしこ)みも(まを)す。
附言(ふげん))『天津(あまつ)祝詞(のりと)神言(かみごと)二章(にしやう)古代(こだい)(ぶん)なれば現今(げんこん)使用(しよう)せず』
3 天津祝詞解 霊界物語  30_巳_南米物語2 末子姫と言依別命の旅  附記 天津祝詞解  No. = 2005

天津祝詞(あまつのりと)(かい)

高天原(たかあまはら)神留坐(かみつまりま)す、神魯岐(かむろぎ)神魯美(かむろみ)(みこと)(もち)て、皇御祖(すめみおや)(かむ)伊邪那岐(いざなぎの)(みこと)筑紫(つくし)日向(ひむか)(たちばな)小戸(をど)阿波岐(あはぎ)(はら)に、御禊(みそぎ)(はら)(たま)(とき)生坐(なりま)せる祓戸(はらひど)大神(おほかみ)(たち)諸々(もろもろ)枉事(まがこと)(つみ)(けがれ)(はら)(たま)(きよ)(たま)へと(まを)(こと)(よし)を、天津(あまつ)(かみ)国津(くにつ)(かみ)八百万(やほよろづ)神達共(かみたちとも)に、(あめ)斑駒(ふちこま)耳振立(みみふりたて)聞食(きこしめ)せと(かしこ)(かしこ)みも(まを)す。
高天原(たかあまはら)全大(ぜんだい)宇宙(うちう)詳細(しやうさい)は『大祓(おほはらひ)祝詞(のりと)(かい)』を()よ。[※第三九巻附録参照]
(かみ)つまります陰陽(いんやう)二元(にげん)実相(じつさう)充実(じうじつ)した(うへ)にも充実(じうじつ)すること。
神魯岐(かむろぎ)神魯美(かむろみ)陰陽(いんやう)二系(にけい)(つかさど)神々(かみがみ)
(みこと)もちて言霊(ことたま)によりての()(ここ)までは()大祓(おほはらひ)祝詞(のりと)(かい)(ちう)説明(せつめい)して()くつもりだから(くわ)しくは()べない。
皇御祖(すめみおや)(すめ)(すべ)(なり)()む、()(とう)(みな)同一(どういつ)語源(ごげん)から()づ。(みづ)空気(くうき)()むといふのは、混入(こんにふ)して()物体(ぶつたい)(あひだ)統一(とういつ)出来(でき)(やす)らかに鎮定(ちんてい)する(こと)である。(ひと)がこの()()むといふのも矢張(やはり)同一(どういつ)意義(いぎ)(だい)主宰者(しゆさいしや)統治(とうぢ)(もと)安住(あんじう)する()である。()しそれが現在(げんざい)世界(せかい)状態(じやうたい)(やう)理想(りさう)(だい)主宰者(しゆさいしや)(うしな)つて()ると、()乱麻(らんま)(ごと)(みだ)れ、(ひと)(こころ)(にご)り、人民(じんみん)流浪(るらう)()つて四散(しさん)する、所謂(いはゆる)()むに()まれぬ(こと)()る。()(ミ)は(たい)借字(しやくじ)(おや)祖神(そしん)である。
(かむ)伊邪那岐(いざなぎの)(みこと)(かむ)(カム)は(さけ)()むのカムなどと同義(どうぎ)(いう)し、宇宙(うちう)万有(ばんいう)醸造(じやうざう)(たま)伊邪那岐(いざなぎの)(みこと)(さま)(くわん)したる形容(けいよう)(てき)敬語(けいご)である。伊邪那岐(いざなぎの)(みこと)(さま)は、火系(くわけい)陽系(やうけい))の()祖神(そしん)で、宇宙(うちう)()けるあらゆる活動(くわつどう)根源(こんげん)(つかさど)り、大修祓(だいしうばつ)大整理(だいせいり)(つね)(この)(かみ)()分担(ぶんたん)(ぞく)するのである。()世界(せかい)(けん)幽界(いうかい))に(おい)伊邪那岐(いざなぎの)(みこと)()仕事(しごと)分掌(ぶんしやう)(たま)ふのが(つま)国常立(くにとこたちの)(みこと)で、神諭(しんゆ)所謂(いはゆる)()大立替(おほたてかへ)といふのは大修祓(だいしうばつ)決行(けつかう)(こと)なのである。宇宙間(うちうかん)(おこ)(こと)地球(ちきう)(うち)にも(おこ)り、地球(ちきう)(うち)(おこ)(こと)宇宙(うちう)全体(ぜんたい)にも影響(えいきやう)(およ)ぼす、両々(りやうりやう)関聯(くわんれん)不離(ふり)仕掛(しかけ)になつて()る。(さら)(すす)んで(せう)伊邪那岐(いざなぎの)(みこと)御禊祓(みそぎはらひ)一国(いつこく)一郡(いちぐん)にも(おこ)り、一郷(いつきやう)一村(いつそん)にも(おこ)り、一身(いつしん)一家(いつか)にも(おこ)る。表面(へうめん)字義(じぎ)拘泥(かうでい)して伊邪那岐(いざなぎの)(みこと)(さま)九州(きうしう)橘小戸(たちばなのをど)阿波岐(あはぎ)(はら)といふ(ところ)で、御禊(みそぎ)(おこな)はれ、そして祓戸(はらひど)四柱(よはしら)大神(おほかみ)(たち)をお()みに()つたなどと解釈(かいしやく)すると、(さら)要領(えうりやう)()ない。一層(いつそう)(くは)しき(こと)大祓(おほはらひ)祝詞(のりと)()()るから是非(ぜひ)参照(さんせう)されたい。
筑紫(つくし)日向(ひむか)古事記(こじき)岐神(ぎしん)禊祓(みそぎはらひ)(だん)同一(どういつ)筆法(ひつぱふ)である。『(ここを)(もちて)伊邪那岐(いざなぎの)大神(おほかみ)(のりたまはく)()()(いたりて)伊那(いな)志許米(しこめ)志許米(しこめ)()穢国(きたなきくにに)在祁理(ありけり)(かれ)()()(せな)御身(おほみま)()(はらひ)(とのりたまひて)(いたり)(まして)筑紫(つくしの)日向(ひむか)()(たちばなの)小門(をど)()阿波岐(あはぎ)(はらに)禊祓也(みそぎはらひたまひき)(かれ)投棄(なげうつる)御杖(みつゑに)所成(なりませる)神名(かみのなは)衝立(つきたつ)船戸(ふなどの)(かみ)。………』[※この漢文は御校正本ではフリガナはなく、返り点が付いている。霊界物語ネットでは戦後の版を参考にしてフリガナをつけた。また返り点は削除した。]云々(うんぬん)とある是也(これなり)。『古事記(こじき)』が表面(へうめん)字義(じぎ)解釈(かいしやく)(わか)らぬと同様(どうやう)、この祝詞(のりと)(また)(わか)らない。筑紫(つくし)(つく)しである、究極(きうきよく)である。完全(くわんぜん)無欠(むけつ)円満(ゑんまん)具足(ぐそく)である。(すう)()へば()である。筑紫(つくし)九州(きうしう)(わか)れて()るのもそれが(ため)である。無論(むろん)筑紫(つくし)とか九州(きうしう)とか()地名(ちめい)()きに(おこ)つたのでなく、地名(ちめい)は、(あと)()けられたので、本来(ほんらい)筑紫(つくし)日向(ひむか)天地(てんち)創造(さうざう)(さい)からの()である、地球(ちきう)修理(しうり)固成(こせい)出来(でき)以前(いぜん)から成立(せいりつ)して()言霊(ことたま)である。日向(ひむか)光明(くわうみやう)遍照(へんぜう)()で(ヒムカシ)と同一(どういつ)語源(ごげん)である。
(たちばな)小戸(をど)これも地名(ちめい)ではない。タチは(たて)()、ハナは先頭(せんとう)()(すなは)先頭(せんとう)縦行(たてぎやう)たるアイウエオの五大(ごだい)父音(ふおん)()す。小戸(をど)(おと)である、言霊(ことたま)である。宇宙間(うちうかん)最初(さいしよ)五大(ごだい)父音(ふおん)言霊(ことたま)(はたら)きによりて修理(しうり)固成(こせい)出来(でき)たのである。
阿波岐(あはぎ)(はら)全大(ぜんだい)宇宙間(うちうかん)(こと)をいふ。一音(いちおん)づつ(かい)すれば、アは天地(てんち)、ハは(ひら)く、ギは大中心(だいちうしん)、ハラは(ひろ)(ところ)海原(うなばら)(はら)などと(おな)じ。
御禊祓(みそぎはらひ)身体(しんたい)大修祓(だいしうばつ)(こと)
祓戸(はらひど)大神(おほかみ)(たち)祓戸(はらひど)四柱神(よはしらがみ)(すなは)瀬織津(せおりつ)比売(ひめ)(はや)秋津(あきつ)比売(ひめ)気吹戸主(いぶきどぬし)(はや)佐須良(さすら)比売(ひめ)四神(ししん)である。(すべ)大修祓(だいしうばつ)執行(しつかう)(さい)しては八百万(やほよろづ)神々(かみがみ)(つね)(この)四方面(しはうめん)(わか)れて活動(くわつどう)開始(かいし)し、諸々(もろもろ)枉事(まがこと)(つみ)(けがれ)(はら)(きよ)(たま)ふので、天津(あまつ)(かみ)たると国津(くにつ)(かみ)たるとを()はず、(また)宇宙(うちう)全体(ぜんたい)たると、地球(ちきう)全体(ぜんたい)たると、(また)一郷(いつきやう)一村(いつそん)一身(いつしん)一家(いつか)たるとを(ろん)ぜずして、四方面(しはうめん)修祓(しうばつ)(おこ)るのである。地球(ちきう)大修祓(だいしうばつ)()大立替(おほたてかへ)開始(かいし)さるる(とき)には、神諭(しんゆ)所謂(いはゆる)(あめ)(かみ)(いは)(かみ)(かぜ)(かみ)地震(ぢしん)(かみ)大活動(だいくわつどう)となる。
(あめ)斑駒(ふちこま)一音(いちおん)づつ(かい)すればフは(ちから)、チは(れい)、コは(たい)、マは(まつた)きの()
耳振立(みみふりたて)聞食(きこしめ)活動(くわつどう)開始(かいし)(たま)への()(たん)(みみ)()くといふよりは(はるか)深遠(しんゑん)意義(いぎ)(こも)れる()で、きくは弁口(べんこう)がきく、(はな)がきく、()がきく、()がきく、(はば)がきく、融通(ゆうづう)がきくなどのきくと(おな)じく活用(くわつよう)発揮(はつき)意味(いみ)である。
大意(たいい)宇宙(うちう)天地(てんち)万有(ばんゆう)一切(いつさい)大修祓(だいしうばつ)は、霊系(れいけい)()祖神(そしん)()分担(ぶんたん)(ぞく)する。現在(げんざい)()世界(せかい)』に(おい)執行(しつかう)されつつある国祖(こくそ)(かみ)大掃除(おほさうぢ)大洗濯(おほせんだく)()まり宇宙(うちう)全体(ぜんたい)としては伊邪那岐(いざなぎの)(みこと)(おん)仕事(しごと)である。(いく)千万年(せんまんねん)(らい)山積(さんせき)した罪穢(ざいくわい)があるので、今度(こんど)()世界(せかい)』では非常(ひじやう)荒療治(あられうぢ)必要(ひつえう)であるが、これが()んだ(あかつき)には刻々(こくこく)小掃除(せうさうぢ)小洗濯(せうせんだく)(おこな)へば(よろ)しいので、大体(だいたい)(おい)ては(うれ)(うれ)しの(ぜん)(ひと)ツの()(なか)()るのである。(すなは)伊邪那岐(いざなぎの)(みこと)御禊祓(みそぎはらひ)何時(いつ)()如何(いか)なる場合(ばあひ)にも必要(ひつえう)あるものである。これがなければ(あと)大立直(おほたてなほ)し、大建設(だいけんせつ)到底(たうてい)出来(でき)ない(わけ)である。
さて(この)修祓(しうばつ)(なに)によりて執行(しつかう)さるるかと()ふに、(ほか)でもない宇宙(うちう)根本(こんぽん)(だい)原動力(げんどうりよく)なる霊体(れいたい)二系(にけい)言霊(ことたま)である。天地(てんち)(あひだ)(すなは)阿波岐(あはぎ)(はら))は至善(しぜん)至美(しび)光明(くわうみやう)遍照(へんぜう)根本(こんぽん)五大(ごだい)言霊(ことたま)(アイウエオ)が()(わた)つて()るが、いざ罪穢(ざいくわい)発生(はつせい)したと()ると、言霊(ことたま)でそれを訂正(ていせい)除去(ぢよきよ)して()かねばならぬ。(ひと)宇宙(うちう)経綸(けいりん)重大(ぢうだい)任務(にんむ)()びたるものであるから、先頭(せんとう)第一(だいいち)身霊(みたま)(みが)き、そして(ただ)しき言霊(ことたま)駆使(くし)すれば、天地(てんち)(これ)呼応(こおう)し、宇宙(うちう)大修祓(だいしうばつ)決行(けつかう)される。(その)(さい)にありて吾々(われわれ)()(しやく)肉体(にくたい)(せう)伊邪那岐(いざなぎの)(みこと)()活用(くわつよう)となるのである。(あめ)()べば土砂降(どしやぶ)りの大雨(おほあめ)()り、地震(ぢしん)()べば振天(しんてん)動地(どうち)大地震(だいぢしん)()(はじ)まる。これが(すなは)ち『御禊(みそぎ)祓給(はらひたま)(とき)生坐(なりま)せる祓戸(はらひど)大神(おほかみ)(たち)』である。かくして一切(いつさい)枉事(まがごと)(つみ)(けがれ)(はら)(きよ)めらるる(こと)になるが、かかる(さい)活動(くわつどう)すべき責務(せきむ)()びたるは、八百万(やほよろづ)天津(あまつ)(かみ)国津(くにつ)(かみ)(たち)でこれ以上(いじやう)()れの仕事(しごと)はない。何卒(なにとぞ)(しつか)()活動(くわつどう)(ねが)ひますといふのが、大要(たいえう)意義(いぎ)である。何人(なにびと)日夕(につせき)(これ)奏上(そうじやう)して()一身(いつしん)一家(いつか)修祓(しうばつ)完全(くわんぜん)にし、そして一大事(いちだいじ)場合(ばあひ)には、天下(てんか)(はらひ)(きよ)むるの覚悟(かくご)がなくてはならぬのであります。
4 大祓祝詞解 霊界物語  39_寅_大黒主調伏相談会/言霊隊の出発  附録 大祓祝詞解  No. = 2255

附録大祓(おほはらひ)祝詞(のりと)(かい)

(一)
大祓(おほはらひ)祝詞(のりと)中臣(なかとみ)(はらひ)とも(とな)へ、毎年(まいねん)(ろく)(ぐわつ)十二(じふに)(ぐわつ)晦日(みそか)(もつ)大祓(おほはらひ)執行(しつかう)(さい)し、中臣(なかとみ)奏上(そうじやう)する祭文(さいぶん)延喜式(えんぎしき)載録(さいろく)されてある。
従来(じうらい)(この)祝詞(のりと)解説(かいせつ)無数(むすう)()()るが、全部(ぜんぶ)文章(ぶんしやう)辞義(じぎ)解釈(かいしやく)のみに拘泥(こうでい)し、(その)(なか)(こも)れる深奥(しんあう)(しん)意義(いぎ)には(ほとん)一端(いつたん)にさへ()れて()ない。(はなは)だしきは本文(ほんぶん)(なか)から『(おの)(はは)(をか)せる(つみ)(おの)()(をか)せる(つみ)(はは)()(をか)せる(つみ)()(はは)(をか)せる(つみ)(けもの)(をか)せる(つみ)』の(くだり)削除(さくぢよ)するなどの愚劣(ぐれつ)(えん)じて()る。自己(じこ)浅薄(せんぱく)卑近(ひきん)なる頭脳(づなう)標準(へうじゆん)としての軽挙(けいきよ)妄動(もうどう)であるから、神界(しんかい)でも(わら)つて黙許(もくきよ)()せられて()るのであらうが、(じつ)言語(ごんご)道断(どうだん)所為(しよゐ)()はねばならぬ。大祓(おほはらひ)祝詞(のりと)(しん)意義(いぎ)古事記(こじき)同様(どうやう)に、大本(おほもと)言霊学(げんれいがく)(かぎ)(ひら)かねば(ひら)()られない。さもなければ古事記(こじき)(いつ)幼稚(えうち)なる神話(しんわ)としか()えぬと同様(どうやう)に、大祓(おほはらひ)祝詞(のりと)(くだ)らぬ罪悪(ざいあく)列挙(れつきよ)形容詞(けいようし)沢山(たくさん)長文句(ながもんく)(くらゐ)にしか()えない。(ところ)一旦(いつたん)言霊(ことたま)活用(くわつよう)(もつ)(その)秘奥(ひあう)(ひら)いて()ると、偉大(ゐだい)()はうか、深遠(しんゑん)といはうか、ただただ驚嘆(きやうたん)(ほか)はないのである。(わが)国体(こくたい)精華(せいくわ)(これ)によりて発揮(はつき)せらるるは勿論(もちろん)のこと、天地(てんち)経綸(けいりん)宇宙(うちう)神秘(しんぴ)(くは)しきが(うへ)にも(くは)しく()かれ、(あきら)かなる(うへ)にも(あきら)かに(をし)へられて()る。(これ)(えう)するに皇道(くわうだう)真髄(しんずゐ)大祓(おほはらひ)祝詞(のりと)一篇(いつぺん)(うち)結晶(けつしやう)して()るので、長短(ちやうたん)粗密(そみつ)差異(さい)こそあれ、古事記(こじき)(およ)大本(おほもと)神諭(しんゆ)(その)内容(ないよう)全然(ぜんぜん)符節(ふせつ)(がつ)するものである。
言霊(ことたま)活用(くわつよう)(ほとん)無尽蔵(むじんざう)である(ごと)く、大祓(おほはらひ)祝詞(のりと)解釈法(かいしやくはふ)無尽蔵(むじんざう)(ちか)く、主要(しゆえう)なる解釈法(かいしやくはふ)(だけ)でも十二通(じふにとほ)りあるが、()るべく平易(へいい)簡単(かんたん)に、現時(げんじ)適切(てきせつ)(かん)ぜらるる解釈(かいしやく)一個(ひとつ)をこれから(こころ)みやうと(おも)ふ。時運(じうん)益々(ますます)進展(しんてん)し、(ひと)としての資格(しかく)有無(うむ)()はるべき大審判(だいしんぱん)()目前(もくぜん)(せま)つて()るから、(こころ)ある読者(どくしや)諸子(しよし)は、これを()んで、(しん)理解(りかい)覚醒(かくせい)()()いて(いただ)きたい。
(二)
高天原(たかあまはら)(かみ)つまります、皇親(すめらがむつ)神漏岐(かむろぎ)神漏美(かむろみ)(みこと)もちて、八百万(やほよろづ)(かみ)(たち)神集(かむつど)へに(つど)(たま)神議(かむはか)りに(はか)(たま)ひて、(あが)皇孫(すめみまの)(みこと)豊葦原(とよあしはら)水穂(みづほ)(くに)を、安国(やすくに)(たひら)けく所知食(しろしめせ)事依(ことよさ)(まつ)りき』
△高天原に『タカアマハラ』と()むべし、従来(じうらい)『タカマガハラ』(また)は『タカマノハラ』と()めるは(あやま)りである。古事記(こじき)巻頭(くわんとう)(ちゆう)に『訓高下天云阿麻』[※高(たか)の下の天(てん)の訓(くん)は「あま」と云う]と明白(めいはく)指示(しじ)されて()(なが)従来(じうらい)(いづ)れの学者(がくしや)(これ)無視(むし)して()たのは、(ほとん)不思議(ふしぎ)(ほど)である。一音(いちおん)づつの意義(いぎ)調(しら)ぶれば、タは対照力(たいせうりよく)(なり)(すす)()(なり)()(なり)東北(とうほく)より()(こゑ)(なり)(ちち)(なり)(また)カは(かがや)(なり)退(しりぞ)(いう)(なり)(みづ)(なり)西南(せいなん)より()(こゑ)(なり)(はは)(なり)(ちち)を『タタ』といひ、(はは)を『カカ』と(とな)ふるのもこれから()るのである。(また)アは(あら)はれ(いづ)言霊(ことたま)、マは(たま)言霊(ことたま)、ハは(ひら)言霊(ことたま)、ラは螺旋(らせん)言霊(ことたま)(すなは)ち『タカアマハラ』の全意義(ぜんいぎ)全大(ぜんだい)宇宙(うちう)(こと)である。(もつと)場合(ばあひ)によりては全大(ぜんだい)宇宙(うちう)(だい)中心(ちうしん)地点(ちてん)をも高天原(たかあまはら)()ふ。所謂(いはゆる)宇宙(うちう)(むか)つて号令(がうれい)する神界(しんかい)中府(ちうふ)所在地(しよざいち)意義(いぎ)で『()高天原(たかあまはら)』と(しよう)するなどがそれである。この()拡張(くわくちやう)して(せう)高天原(たかあまはら)沢山(たくさん)ある(わけ)である。一家(いつか)(せう)高天原(たかあまはら)神床(かむどこ)であり、一身(いつしん)(せう)高天原(たかあまはら)は、臍下(さいか)丹田(たんでん)であらねばならぬ。ここでは(あと)意義(いぎ)ではなく、全大(ぜんだい)宇宙(うちう)(その)(もの)意義(いぎ)である。(これ)従来(じうらい)は、地名(ちめい)であるかの(ごと)想像(さうざう)して、地理(ちり)(てき)穿鑿(せんさく)(こころ)みて()たのである。
△神つまりますかみは日月(じつげつ)陰陽(いんやう)水火(すゐくわ)霊体(れいたい)(とう)()(なり)陰陽(いんやう)水火(すゐくわ)二元(にげん)相合(あひがつ)して(かみ)となる。皇典(くわうてん)所謂(いはゆる)産霊(むすび)とは(この)正反対(せいはんたい)二元(にげん)結合(けつがふ)()す。(じつ)(げつ)()(せい)(しん)神人(しんじん)(その)()宇宙(うちう)万有(ばんいう)一切(いつさい)発生(はつせい)顕現(けんげん)(ことごと)くこの神秘(しんぴ)なる産霊(むすび)結果(けつくわ)でないものはない。(また)つまりとは充実(じうじつ)()で、鎮坐(ちんざ)()ではない。ますはましますと(おな)じ。
皇親(すめらがむつ)皇(スメラ)は(すま)すの()全世界(ぜんせかい)全宇宙(ぜんうちう)清澄(せいちよう)することを()す。親(ムツ)は『ムスビツラナル』の()で、(すなは)連綿(れんめん)として継承(けいしよう)さるべき万世(ばんせい)一系(いつけい)()先祖(せんぞ)(こと)である。
神漏岐(かむろぎ)神漏美(かむろみ)神漏岐(かむろぎ)霊系(れいけい)祖神(そしん)にして(てん)(ぞく)し、神漏美(かむろみ)体系(たいけい)祖神(そしん)にして()(ぞく)す。(すなは)天地(てんち)陰陽(いんやう)二系(にけい)神々(かみがみ)()である。
△命もちて(みこと)(ミコト)は神言(かみごと)(なり)神命(しんめい)(なり)(すなは)水火(すゐくわ)結合(けつがふ)より()(ところ)五十音(ごじふおん)()す。元来(ぐわんらい)声音(こゑ)は「(こころ)()」の()にて、(こころ)活用(くわつよう)(しやう)ずる(かぎ)り、(これ)運用(うんよう)する声音(こゑ)()ければならぬ。(こころ)(すなは)霊魂(れいこん))の活用(くわつよう)分類(ぶんるゐ)すれば、奇魂(くしみたま)荒魂(あらみたま)和魂(にぎみたま)幸魂(さちみたま)四魂(しこん)(これ)統括(とうくわつ)する(ところ)全霊(ぜんれい)(わか)()る。所謂(いはゆる)一霊(いちれい)四魂(しこん)であるが、(この)根源(こんげん)一霊(いちれい)四魂(しこん)代表(だいへう)する声音(せいおん)はアオウエイの五大(ごだい)父音(ふおん)[※『神霊界』大正7年9月1日号(名義は「浅野和邇三郎」)では「アイウエオの五大母音」。初版では「アイウエオの五大父音」。校定版・愛世版では「アオウエイの五大父音」。霊界物語ネットでも「アオウエイの五大父音」に直した。次の箇所も同じ。]である。宇宙(うちう)根本(こんぽん)造化(ざうくわ)作用(さよう)(えう)するに至祖神(しそしん)一霊(いちれい)四魂(しこん)運用(うんよう)結果(けつくわ)であるから、至祖神(しそしん)()活動(くわつどう)につれて必然(ひつぜん)(てき)にアオウエイの五大(ごだい)父音(ふおん)()全大(ぜんだい)宇宙間(うちうかん)発生(はつせい)し、そして(その)声音(せいおん)今日(こんにち)といへども依然(いぜん)として虚空(こくう)()()ちて()るのだが、(あま)りに(だい)なる声音(せいおん)なので、(あま)りに微細(びさい)なる声音(せいおん)同様(どうやう)に、普通(ふつう)人間(にんげん)肉耳(にくじ)には(かん)じないまでである。(しか)(あま)(だい)ならざる中間音(ちうかんおん)間断(かんだん)なく吾人(ごじん)耳朶(じだ)()れ、天音(てんおん)地籟(ちらい)(いつ)として五大(ごだい)父音(ふおん)帰着(きちやく)せぬは()い。鎮魂(ちんこん)して吾人(ごじん)霊耳(れいじ)(ひら)けば、()こゆる範囲(はんゐ)(さら)(さら)拡大(くわくだい)する。(さて)(まへ)にも()ぶるが(ごと)く、声音(せいおん)(こころ)()(こころ)運用(うんよう)機関(きくわん)であるから天神(てんしん)一霊(いちれい)四魂(しこん)活用(くわつよう)複雑(ふくざつ)(おもむ)けば(おもむ)()け、声音(せいおん)(すう)複雑(ふくざつ)(おもむ)停止(ていし)する(ところ)はない。(その)(なか)()りて宇宙間(うちうかん)発生(はつせい)した清音(せいおん)のみを(ひろ)(あつ)むれば四十五(しじふご)(おん)父母音(ふぼおん)(あは)せて)濁音(だくおん)半濁音(はんだくおん)(がつ)すれば七十五(しちじふご)(おん)である。これは声音(せいおん)研究者(けんきうしや)熟知(じゆくち)する(ところ)である。拗音(えうおん)促音(そくおん)鼻音(びおん)(とう)合併(がつぺい)すれば(さら)多数(たすう)(のぼ)るが、(えう)するに(みな)七十五(しちじふご)(おん)変形(へんけい)で、あらゆる音声(おんせい)、あらゆる言語(げんご)根本(こんぽん)七十五(しちじふご)声音(せいおん)運用(うんよう)結合(けつがふ)との結果(けつくわ)(ほか)ならぬ。されば宇宙(うちう)森羅(しんら)万象(ばんしやう)一切(いつさい)(これ)()無量(むりやう)無辺(むへん)音声(おんせい)(すなは)言霊(ことたま)活用(くわつよう)結果(けつくわ)()差支(さしつかへ)ない。これは人間(にんげん)(うへ)(てら)して()ても(その)(とほ)りである(こと)がよく(わか)る。人間(にんげん)(こころ)活用(くわつよう)のある(かぎ)り、(これ)表現(へうげん)する言霊(ことたま)がある。『(すす)め』と(おも)瞬間(しゆんかん)には(その)言霊(ことたま)吾人(ごじん)身体(しんたい)中府(ちうふ)から()き、『退(しりぞ)け』と(おも)瞬間(しゆんかん)にも、『()よう』と(おも)瞬間(しゆんかん)にも、『()らう』と(おも)瞬間(しゆんかん)にも、(その)()如何(いか)なる場合(ばあひ)にも、(つね)(その)言霊(ことたま)吾人(ごじん)中心(ちうしん)から湧出(ゆうしゆつ)する。(すなは)人間(にんげん)一挙(いつきよ)一動(いちどう)(ことごと)言霊(ことたま)(ちから)左右(さいう)されるというても(よろ)しい。(したが)つて言霊(ことたま)活用(くわつよう)清純(せいじゆん)で、豊富(ほうふ)(ひと)(ほど)()使命(しめい)天職(てんしよく)高潔(かうけつ)偉大(ゐだい)でなければならぬ。
八百万(やほよろづ)(かみ)(たち)八百(やほ)のヤは(ひと)、ホは選良(せんりやう)()(よろづ)沢山(たくさん)多数(たすう)()である。
神集(かむつど)へに云々(うんぬん)(かみ)集会(しふくわい)神廷(しんてい)会議(くわいぎ)(もよほ)すことである。
(あが)皇御孫(すめみま)()(みこと)五十音(ごじふおん)(なか)でアは天系(てんけい)(ぞく)し、ワは地系(ちけい)(ぞく)す。(ゆゑ)至上人(しじやうにん)(くわん)する(とき)に我はワガと()はずしてアガといふ(なり)。皇(スメ)は(すま)(をさ)め、一切(いつさい)見通(みとほ)(こと)、御(ミ)は()つる、円満(ゑんまん)具足(ぐそく)()、孫(マ)はマコトの()直系(ちよくけい)()けたる至貴(しき)玉体(ぎよくたい)(みこと)体異(たいい)体別(たいべつ)()(すなは)独立(どくりつ)せる人格(じんかく)()にして、(まへ)()でたる(みこと)(神言)から発足(ほつそく)せる第二義(だいにぎ)である。全体(ぜんたい)(たん)に『御子(みこ)』といふ(こと)である。元来(ぐわんらい)(れい)(たい)(その)根本(こんぽん)(さかのぼ)れば、(みな)祖神(そしん)(たまもの)天地(てんち)(たまもの)である。(ゆゑ)皇典(くわうてん)では(つね)敬称(けいしやう)()するを(もつ)(れい)となし、人間(にんげん)自他(じた)区別(くべつ)(まう)けられてないのである。
豊葦原(とよあしはら)水穂国(みづほのくに)全世界(ぜんせかい)(すなは)五大洲(ごだいしう)(こと)である。(これ)極東(きよくとう)(ある)(くに)(こと)とせるが従来(じゆうらい)学者(がくしや)謬見(びうけん)であつた。日本(にほん)()(とき)には、豊葦原(とよあしはら)中津国(なかつくに)(また)根別国(ねわけのくに)などと立派(りつぱ)古事記(こじき)にも区別(くべつ)して()いてある。
所知食(しろしめせ)衣食住(いしよくぢう)(げふ)安全(あんぜん)(しめ)(をし)ふる(こと)()ふ。地球(ちきう)祖神(そしん)(おん)(からだ)であるから、人間(にんげん)としては土地(とち)領有権(りやういうけん)絶対(ぜつたい)()い。(たと)へば人体(じんたい)表面(へうめん)寄生(きせい)する(ごく)微生物(びせいぶつ)人体(じんたい)占領(せんりやう)権能(けんのう)がないのと同様(どうやう)である。人間(にんげん)(かみ)(さま)から土地(とち)(あづか)り、(かみ)(さま)(かは)りて(これ)公平(こうへい)無私(むし)使用(しよう)する(まで)である。うしはぐ(領有(りやういう))ものは天地(てんち)(かみ)主治者(しゆぢしや)飽迄(あくまで)()ろしめすであらねばならぬ。国土(こくど)占領(せんりやう)地所(ぢしよ)独占(どくせん)(とう)は、根本(こんぽん)から天則(てんそく)違反(ゐはん)行為(かうゐ)である。神政(しんせい)成就(じやうじゆ)(あかつき)には独占(どくせん)()くなつて(しま)ふ。
大意(たいい)全大(ぜんだい)宇宙間(うちうかん)には陰陽(いんやう)二系(にけい)()神霊(しんれい)実相(じつさう)充塞(じうそく)しそれは(すなは)一切(いつさい)万有(ばんいう)(ちち)であり(また)(はは)である。陰陽(いんやう)二神(にしん)神秘(しんぴ)(てき)産霊(むすび)結果(けつくわ)()一切(いつさい)原動力(げんどうりよく)とも()ふべき言霊(ことたま)発生(はつせい)となつた。所謂(いはゆる)八百万(やほよろづ)天津(あまつ)(かみ)()出現(しゆつげん)であり、()完成(くわんせい)である。天界(てんかい)主宰(しゆさい)大神(おほかみ)()ふまでもなく天照皇(あまてらすすめ)大神(おほかみ)(さま)であらせらるるが、(その)()ぎに(おこ)問題(もんだい)()世界(せかい)統治権(とうぢけん)確定(かくてい)である。(ここ)(おい)神廷(しんてい)会議(くわいぎ)開催(かいさい)となり(その)結果(けつくわ)天照(あまてらす)大神(おほかみ)(さま)()霊統(れいとう)()けさせられた()(かた)全世界(ぜんせかい)救治(きうぢ)(あた)らるる(こと)確定(かくてい)し、治国(ちこく)(へい)天下(てんか)大道(だいだう)執行(しつかう)監督(かんとく)さるべき(てん)使命(しめい)()びさせらるる(こと)になつたのである。無論(むろん)人間(にんげん)肉体(にくたい)()生死(せいし)往来(わうらい)するを(まぬが)れないが、(その)霊魂(れいこん)(むかし)(いま)(かは)ることなく千万世(せんばんせい)(わた)りて無限(むげん)寿(じゆ)(たも)ちて活動(くわつどう)さるるのである。
(三)
かく()さし(まつ)りし国中(くぬち)荒振(あらぶる)神等(かみども)をば、(かむ)()はしに()はし(たま)ひ、(かむ)(はら)ひに(はら)(たま)ひて、語問(ことと)ひし磐根(いはね)樹根立(きねたち)(くさ)片葉(かきは)をも語止(ことや)めて、天之(あめの)磐座(いはくら)(はな)ち、天之(あめの)八重雲(やへくも)伊頭(いづ)千別(ちわき)千別(ちわき)て、天降(あまくだ)()さし(まつ)りき。
荒振(あらぶる)(かみ)天界(てんかい)()命令(めいれい)にまつろはぬ(かみ)反抗神(はんかうしん)()である。
(かむ)()はしに云々(うんぬん)(かみ)()会議(くわいぎ)(つみ)あるものは(かみ)(むか)ひて百万遍(ひやくまんぺん)祝詞(のりと)奏上(そうじやう)すればとて、叩頭(こうとう)(つづ)くればとてそれで(なん)効能(かうのう)があるのではない。(いは)ンや身欲(みよく)信心(しんじん)(いた)つては、言語(ごんご)道断(どうだん)である。(かみ)(さま)()厄介(やくかい)()けるばかり、(ろく)仕事(しごと)もせぬ(くせ)に、いざ大審判(だいしんぱん)開始(かいし)されむとする今日(こんにち)綾部(あやべ)避難地(ひなんち)でもあるが(ごと)くに(かんが)ふるやうな穿()(ちが)ひの偽信仰(にせしんかう)は、それ自身(じしん)(おい)大罪悪(だいざいあく)である。(かみ)()其様(そん)手合(てあひ)から()はせらるるに相違(さうゐ)ない。
(かむ)(はら)ひに云々(うんぬん)(はら)(きよ)むること、神諭(しんゆ)所謂(いはゆる)大掃除(おほさうぢ)大洗濯(おほせんだく)である。
語問(こととひ)諸々(もろもろ)(つみ)糾弾(きうだん)である。
磐根(いはね)樹立(きねたち)(くさ)枕詞(まくらことば)(すなは)(いは)()()てる樹木(じゆもく)の、その(また)()()てる(くさ)()
(くさ)片葉(かきは)(くさ)青人草(あをひとぐさ)(ひと)のこと、(また)片葉(かきは)下賤(げせん)人草(ひとくさ)()である。
語止(ことや)めて議論(ぎろん)なしに改悟(かいご)せしむるの()である。
天之(あめの)磐座(いはくら)(はな)磐座(いはくら)高御座(たかみくら)(なり)、いはもくらも(とも)巌石(がんせき)()(はな)ちは(はな)(なり)古事記(こじき)には、『離天之石位』とあり。
八重雲(やへくも)(いや)(うへ)にも(かさ)なりたる(くも)
伊頭(いづ)千別(ちわき)云々(うんぬん)伊頭(いづ)稜威(みいづ)(なり)(すなは)(するど)(いきほひ)(もつ)(みち)()けに()けの()
天降(あまくだ)()さし(まつ)りき『天降(あまくだ)し……の(けん)()さし(まつ)りき』の()にて中間(ちうかん)神秘(しんぴ)あり。天降(あまくだ)しは天孫(てんそん)をして降臨(かうりん)せしむる(こと)換言(くわんげん)すれば天祖(てんそ)()分霊(ぶんれい)()(くだ)し、八百万(やほよろづ)国津神(くにつかみ)(たち)主宰(しゆさい)として神胤(しんいん)()発生(はつせい)ある(こと)である。
大意(たいい)(すで)()神界(しんかい)統治者(とうぢしや)確定(かくてい)したが、(なに)しろ宇宙(うちう)(あひだ)(なほ)未製品(みせいひん)時代(じだい)(ぞく)するので、自由(じいう)行動(かうどう)()り、割拠(かつきよ)争奪(そうだつ)(こと)とする兇徒界(きやうとかい)(おほ)い。これは(もつと)露骨(ろこつ)大本(おほもと)開祖(かいそ)()神諭(しんゆ)(しめ)されて()(ところ)で、(けつ)して過去(くわこ)(こと)のみではない。小規模(せうきぼ)救世主(きうせいしゆ)降臨(かうりん)過去(くわこ)にあつたが、大規模(だいきぼ)(しん)救世主(きうせいしゆ)降臨(かうりん)現在(げんざい)である。『七王(ななわう)八王(やわう)(わう)世界(せかい)にあれば、(この)()口舌(くぜつ)()えぬから、(かみ)(わう)(をさ)める経綸(しぐみ)(いた)してあるぞよ』とあるなどは(すなは)(これ)喝破(かつぱ)されたものである。(その)結果(けつくわ)(これ)()悪鬼(あくき)邪神(じやしん)大審判(だいしんぱん)大掃除(おほさうぢ)大洗濯(おほせんだく)開始(かいし)され所謂(いはゆる)()大立替(おほたてかへ)大渦中(だいくわちう)突入(とつにふ)する。さうなると批評(ひひやう)議論(ぎろん)疑義(ぎぎ)反抗(はんかう)全部(ぜんぶ)中止(ちゆうし)となり稜威(みいづ)赫々(かくかく)として宇内(うだい)統治(とうぢ)(たま)(かみ)御子(みこ)()となるのである。
(四)
如此(かく)()さし(まつ)りし四方(よも)国中(くになか)大日本(おほやまと)日高見(ひたかみ)()(くに)安国(やすくに)(さだ)(まつ)りて、下津(したつ)磐根(いはね)宮柱(みやはしら)太敷立(ふとしきたて)高天原(たかあまはら)千木(ちぎ)多加知(たかし)りて、皇御孫(すめみまの)(みこと)美頭(みづ)御舎(みあらか)(つか)(まつ)りて、(あめ)御蔭(みかげ)()御蔭(みかげ)(かく)()して、安国(やすくに)(たひら)けく所知食(しろしめさ)国中(くぬち)成出(なりい)でむ(あめ)益人(ますひと)()(あやま)(おか)しけむ雑々(くさぐさ)罪事(つみこと)は。
四方(よも)国中(くになか)宇宙(うちう)大中心(だいちうしん)
大日本(おほやまと)日高見(ひたかみ)()(くに)四方(よも)真秀(まほ)天津(あまつ)()(くま)なく()(わた)国土(こくど)(とな)へていふ。(ただし)宇宙(うちう)大修祓(だいしうばつ)()んでから(はじ)めて理想(りさう)(てき)になるのである。
下津(したつ)磐根(いはね)地質(ちしつ)一大(いちだい)磐石(ばんじやく)()(すなは)神明(しんめい)降臨(かうりん)ある霊域(れいゐき)()す。
福知山(ふくちやま)舞鶴(まひづる)外囲(そとがこ)ひ、十里(じふり)四方(しはう)(みや)(うち)』とあるも(また)下津(したつ)磐根(いはね)である。
宮柱(みやはしら)太敷(ふとしき)(たて)宮居(みやゐ)(はしら)立派(りつぱ)()てる(こと)
千木(ちぎ)多加知(たかしり)屋根(やね)千木(ちぎ)虚空(こくう)高天原(たかあまはら))に(たか)()きの()千木(ちぎ)垂木(たるき)(なり)。タリを()めてチといふ。
美頭(みづ)(うるは)しき瑞々(みづみづ)しき()
(つか)(まつ)()造営(ざうえい)()
(あめ)御蔭(みかげ)云々(うんぬん)天津(あまつ)(かみ)御蔭(みかげ)()大神(おほかみ)(さま)御蔭(みかげ)自分(じぶん)(とく)(かく)したまふ()神政(しんせい)成就(じやうじゆ)神人(しんじん)合一(がふいつ)時代(じだい)(おい)ては(ひと)(ことごと)(かみ)容器(いれもの)である。世界(せかい)統一(とういつ)実行(じつかう)すとて、(その)功績(こうせき)(これ)天地(てんち)御恩(ごおん)()(たてまつ)るが(みち)真随(しんずゐ)で、忠孝(ちうかう)仁義(じんぎ)大道(だいだう)根源(こんげん)をここから(はつ)する。()ながらにして(その)()威徳(ゐとく)宇内(うだい)光被(くわうひ)し、()自然(しぜん)(たひら)けく(やす)らけく(をさ)まるのである。
(あめ)益人(ますひと)(あめ)敬称(けいしやう)である。益人(ますひと)世界(せかい)全人類(ぜんじんるゐ)()す。マスラヲといふ(とき)男子(だんし)のみを()す。マは完全(くわんぜん)、スは統治(とうぢ)()(また)ヒは(れい)、トは(とど)まる()
罪事(つみこと)ツミは()(なり)(また)(つつ)(なり)金銭(きんせん)財宝(ざいほう)糧食(りやうしよく)(とう)山積(さんせき)私有(しいう)するは個人(こじん)本位(ほんゐ)利己(りこ)本位(ほんゐ)行為(かうゐ)で、天則(てんそく)背反(はいはん)して()る。(また)物品(ぶつぴん)(つつ)(かく)したり、邪心(じやしん)包蔵(はうざう)したり、利用(りよう)厚生(こうせい)(みち)開発(かいはつ)(おこた)つたりする(こと)堕落(だらく)腐敗(ふはい)源泉(げんせん)である。かく(つみ)語源(ごげん)から調(しら)べてかかれば(つみ)一語(いちご)(ふく)まるる範囲(はんゐ)のいかに(ひろ)いかが(わか)る。法律(はふりつ)(くさ)思想(しさう)では(その)(しん)意義(いぎ)はとても(かい)(がた)い。
大意(たいい)天祖(てんそ)()依託(いたく)によりて救世主(きうせいしゆ)()降臨(かうりん)(あそ)ばさるるに()きては、宇宙(うちう)中心(ちうしん)世界(せかい)中心(ちうしん)たる国土(こくど)(もつ)宇内(うだい)経綸(けいりん)世界(せかい)統一(とういつ)中府(ちうふ)(さだ)(たま)ひ、天地(てんち)創造(さうざう)(さい)から特別製(とくべつせい)(つく)()げてある神定(しんてい)霊域(れいゐき)に、崇厳(すうごん)無比(むひ)神殿(しんでん)()造営(ざうえい)(あそ)ばされ、惟神(かむながら)大道(だいだう)によりて天下(てんか)()ろしめされる(こと)になる。神諭(しんゆ)所謂(いはゆる)神国(しんこく)(おこな)ひを世界(せかい)手本(てほん)()して万古(まんご)末代(まつだい)(うご)かぬ(かみ)()三千(さんぜん)世界(せかい)陸地(おつち)(うへ)守護(しゆご)』さるるのである。それに()きては直接(ちよくせつ)天津(あまつ)(かみ)手足(てあし)となり、股肱(ここう)となりて活動(くわつどう)せねばならぬ責任(せきにん)(おも)い。いかなる(こと)()ねばならぬか、(また)如何(いか)なる(こと)()てはならぬか、明確(めいかく)なる観念(くわんねん)所有(しよいう)せねばならぬ。次節(じせつ)列挙(れつきよ)せらるる雑々(くさぐさ)罪事(つみごと)といふのは(ことごと)(ひと)として日夕(にちせき)服膺(ふくよう)せねばならぬ重要(ぢうえう)事項(じかう)のみである。
(五)
天津罪(あまつつみ)とは、畔放(あはな)溝埋(みぞう)め、樋放(ひはな)頻蒔(しきま)串差(くしさ)し、生剥(いけはぎ)逆剥(さかはぎ)尿戸(くそへ)許々太久(ここたく)(つみ)を、天津罪(あまつつみ)詔別(のりわ)けて、国津罪(くにつつみ)とは、生膚断(いきはだだち)死膚断(しにはだだち)白人(しらひと)胡久美(こくみ)(おの)(はは)(をか)せる(つみ)(おの)()(をか)せる(つみ)(はは)()(をか)せる(つみ)()(はは)(をか)せる(つみ)(けもの)(をか)せる(つみ)昆虫(はふむし)(わざはひ)高津(たかつ)(かみ)(わざはひ)高津鳥(たかつとり)(わざはひ)畜殪(けものたほ)蠱物(まじもの)せる(つみ)許々太久(ここたく)(つみ)(いで)む。
天津罪(あまつつみ)天然(てんねん)自然(しぜん)賦与(ふよ)せられたる水力(すゐりよく)火力(くわりよく)電磁力(でんじりよく)地物(ちぶつ)砿物(くわうぶつ)山物(さんぶつ)動植物(どうしよくぶつ)(とう)利用(りよう)開発(かいはつ)(おこた)(つみ)をいふ。(まへ)にも()へる(ごと)く、所謂(いはゆる)()んで()(つみ)(つつ)んで()(つみ)(なり)(たから)持腐(もちぐさ)れをやる(つみ)(なり)従来(じうらい)文明(ぶんめい)だの進歩(しんぽ)だのと()つた(ところ)が、全然(ぜんぜん)穿()(ちがひ)文明(ぶんめい)進歩(しんぽ)(ひと)調子(てうし)(くる)へば(たちま)饑餓(きが)(くる)しむやうなやり(かた)現在(げんざい)世界(せかい)各国(かくこく)四苦(しく)八苦(はつく)有様(ありさま)()ても、人間(にんげん)如何(いか)天津罪(あまつつみ)(をか)して()るかが(わか)る。神諭(しんゆ)に『結構(けつこう)田地(でんぢ)木苗(きなへ)(うゑ)たり、色々(いろいろ)(はな)(なへ)(つく)りたり、大切(たいせつ)土地(とち)()らぬ(こと)使(つか)ふたり(いた)人民(じんみん)肝腎(かんじん)生命(いのち)(おや)(こめ)(まめ)(あは)(なん)とも(おも)はず、(こめ)(まめ)(むぎ)何程(いくら)でも外国(ぐわいこく)から()へると(まを)して()るが、何時(いつ)までもさう()かぬ(こと)があるから(ねこ)()()にも五穀(ごこく)植付(うゑつ)けねばならぬやうになりて()るぞよ。(みな)物質(ぶつしつ)本位(ほんゐ)(をしへ)であるから、(かみ)(くに)には神国(しんこく)()行方(やりかた)(いた)さして、モーぼつぼつと木苗(きなへ)()(おこ)させるぞよ』とあるなどは(じつ)痛切(つうせつ)(ほね)(てつ)する()訓戒(くんかい)である。現在(げんざい)神国人(しんこくじん)とても欧米人(おうべいじん)(おな)じく(けつ)して天津(あまつ)罪人(つみびと)(かず)には()れぬ人間(にんげん)ばかりである。採鉱(さいくわう)事業(じげふ)などになると(いま)人間(にんげん)余程(よほど)進歩(しんぽ)して()所存(つもり)()るが、試掘(しくつ)分析(ぶんせき)(くらゐ)地底(ちてい)埋没(まいぼつ)せる金銀(きんぎん)宝玉(ほうぎよく)(とう)()るものではない。(これ)(くら)べると、幾分(いくぶん)霊覚(れいかく)加味(かみ)した佐藤(さとう)信淵(しんえん)[※佐藤(さとう)信淵(のぶひろ)は江戸後期の思想家、医師。]の金気(きんき)観測法(くわんそくはふ)などの(はう)()(だけ)進歩(しんぽ)して()る。神霊(しんれい)()命令(めいれい)()指示(しじ)がなくんば、金銀(きんぎん)(その)()(けつ)して()ない。大本(おほもと)神諭(しんゆ)に『五六七(みろくの)大神(おほかみ)()()ましにお(なり)なさるるにつき、国常立(くにとこたちの)(みこと)(あら)はれるなり、国常立(くにとこたちの)(みこと)(あら)はれると、乙姫(をとひめ)殿(どの)()ぎに結構(けつこう)大望(たいまう)御用(ごよう)出来(でき)乙姫(をとひめ)殿(どの)()(たから)()げて新規(さらつ)金銀(きんぎん)綾部(あやべ)大本(おほもと)に………。二度目(にどめ)立替(たてかへ)(いた)して、(なに)新規(さらつ)()るのであるから、乙姫(をとひめ)殿(どの)()財宝(たから)綾部(あやべ)大本(おほもと)持運(もちはこ)びて、新規(さらつ)金銀(きんぎん)()準備(じゆんび)(いた)さな()らぬから云々(うんぬん)』とあるなどは時節(じせつ)到来(たうらい)(とも)実現(じつげん)して、物質(ぶつしつ)万能(ばんのう)機械(きかい)一点張(いつてんば)りの連中(れんぢう)瞠若(だうじやく)たらしむ事柄(ことがら)なのである。(また)現在(げんざい)人士(じんし)電力(でんりよく)火力(くわりよく)水力(すゐりよく)(その)()利用(りよう)にかけて余程(よほど)発達(はつたつ)進歩(しんぽ)()げた心算(つもり)()るが、一歩(いつぽ)高所(かうしよ)から達観(たつくわん)すると、利用(りよう)どころか悪用(あくよう)ばかり間接(かんせつ)(また)直接(ちよくせつ)人類(じんるゐ)破滅(はめつ)天然(てんねん)破壊(はくわい)使用(しよう)されぬものが幾何(いくばく)かある。(これ)()(てん)にかけて現在(げんざい)人士(じんし)は、所謂(いはゆる)知識(ちしき)階級(かいきふ)学者(がくしや)階級(かいきふ)ほど血迷(ちまよ)()つて()る、天津罪(あまつつみ)犯罪者(はんざいしや)である。
畔放(あはな)天然力(てんねんりよく)自然力(しぜんりよく)開発(かいはつ)利用(りよう)(こと)。畔(ア)は当字(あてじ)にてアメを(つづ)めたもの(なり)()(あぜ)(はな)つなどは(たん)表面(へうめん)字義(じぎ)(とら)はれたる卑近(ひきん)解釈(かいしやく)である。
溝埋(みぞう)水力(すゐりよく)利用(りよう)()す。()めには補足(ほそく)()生育(せいいく)()とを(つつ)む。()(みづ)をうめる、()土中(どちう)にうめる、種子(たね)()にうめる、(あな)をうめる、(にはとり)(たまご)をうむなど参考(さんかう)すべし。
樋放(ひはな)()()(なり)電気(でんき)磁気(じき)蒸気(じやうき)光力(くわうりよく)(とう)天然(てんねん)火力(くわりよく)開発(かいはつ)利用(りよう)()す。
頻蒔(しきま)(やま)(おく)までも耕作(かうさく)不毛(ふまう)地所(ぢしよ)などを(つく)らぬ(こと)(しき)(シキ)は、敷地(しきち)のシキ(なり)地所(ぢしよ)(なり)()きは()(なり)()(をさ)める(なり)席巻(せきけん)(なり)(あそ)ばせて()かぬ(なり)遊猟地(いうれふち)や、クリケツト、グラウンドなどに広大(くわうだい)なる地所(ぢしよ)(あそ)ばせて、貴族風(きぞくかぜ)()かせて、傲然(がうぜん)たりし某国(ぼうこく)現状(げんじやう)(はた)して如何(いかん)(かれ)()世界(せかい)土地(とち)横領(わうりやう)せる(こと)(だい)なりし(だけ)(かれ)()頻蒔(しきまき)天則(てんそく)無視(むし)せる罪悪(ざいあく)(けだ)世界(せかい)随一(ずゐいつ)であらう。(しか)(その)覚醒(かくせい)(とき)もモー接近(せつきん)した、これではならぬと衷心(ちうしん)から(さと)(とき)はモー目前(もくぜん)にある。イヤ半分(はんぶん)はモー(その)時期(じき)到着(たうちやく)して()る。(しか)しこれは程度(ていど)差違(さゐ)(だけ)で、(その)(つみ)各国(かくこく)とも(みな)(をか)して()る。
串差(くしさ)しカクシサガシの(つまり)にて、前人(ぜんじん)未発(みはつ)秘奥(ひおう)発見(はつけん)する(こと)
生剥(いけは)一般(いつぱん)生物(いきもの)天職(てんしよく)開発(かいはつ)利用(りよう)する(こと)生物(いきもの)といふ生物(いきもの)(ことごと)相当(さうたう)本務(ほんむ)のあるもので、軽重(けいちよう)大小(だいせう)差異(さい)こそあれそれぞれ役目(やくめ)がある。(ねずみ)でも天井(てんじやう)()みて人間(にんげん)(がい)(あた)ふる恙虫(つつがむし)などを(ころ)すので、絶対(ぜつたい)(てき)有害(いうがい)無効(むかう)動物(どうぶつ)ではない。()ぎは(ひら)()発揮(はつき)せしむる()(なり)(かひこ)をはぐなどの()参考(さんかう)すべし。
逆剥(さかはぎ)(さか)(サカ)は、(さか)えのサカ(なり)(さけ)なども(この)(さか)えの意義(いぎ)から発生(はつせい)した()である。(はぎ)(ハギ)は生剥(いけはぎ)(はぎ)(おな)じく開発(かいはつ)()(すなは)全体(ぜんたい)()(さか)(ひら)(こと)で、廃物(はいぶつ)をも利用(りよう)荒蕪(くわうぶ)()開墾(かいこん)し、豊満(ほうまん)美麗(びれい)楽天地(らくてんち)現出(げんしゆつ)せしむる(こと)()す。
尿戸(くそへ)宇宙(うちう)一切(いつさい)整頓(せいとん)し、開発(かいはつ)する()。クは組織(そしき)経綸(けいりん)、ソは(そろ)へる(こと)整頓(せいとん)する(こと)、へは開発(かいはつ)する(こと)
許々太久(ここたく)(その)()種々(しゆじゆ)雑多(ざつた)()
天津罪(あまつつみ)詔別(のりわけ)以上(いじやう)列挙(れつきよ)せる天然力(てんねんりよく)自然物(しぜんぶつ)利用(りよう)開発(かいはつ)(おこた)(こと)を、天津罪(あまつつみ)(をし)(たま)()(なり)
国津罪(くにつつみ)天賦(てんぷ)(くに)(とく)(ひと)(とく)(きず)つくる(つみ)()す。
生膚断(いきはだだち)天賦(てんぷ)徳性(とくせい)(たも)()活物(いきもの)皮膚(ひふ)()ること(なり)必要(ひつえう)()きに動物(どうぶつ)害傷(がいしやう)し、竹木(ちくぼく)濫伐(らんばつ)する(こと)(とう)矢張(やはり)罪悪(ざいあく)である。霊気(れいき)充満(じゆうまん)せる肉体(にくたい)外科(げくわ)手術(しゆじゆつ)(ほどこ)さずとも、立派(りつぱ)治癒(ちゆ)する天賦(てんぷ)性能(せいのう)(いう)して()る。人工(じんこう)(てき)切断(せつだん)したり切開(せつかい)したりするのは天則(てんそく)違反(ゐはん)で、(いたづら)人体(じんたい)毀損(きそん)(つみ)(かさ)ぬる(わけ)になる。
死膚断(しにはだだち)刃物(はもの)(もつ)生物(せいぶつ)一切(いつさい)(ころ)(つみ)
白人(しらひと)胡久美(こくみ)白昼(はくちう)姦淫(かんいん)(こと)白日床組(しらひとこくみ)といふ醜穢(しうわい)文字(もじ)()け、(わざ)当字(あてじ)(もち)ひたのである。淫欲(いんよく)獣肉(じうにく)嗜好(しかう)人種(じんしゆ)随伴(ずゐはん)せる特徴(とくちやう)で、支那(しな)欧米(おうべい)人士(じんし)(がい)して(この)方面(はうめん)弊害(へいがい)(おほ)い。日本人(にほんじん)明治(めいぢ)()つてから大分(だいぶ)(その)影響(えいきやう)()けて()るが、元来(ぐわんらい)(この)(てん)(おい)ては世界中(せかいぢう)(もつと)淡白(たんぱく)人種(じんしゆ)である。淫欲(いんよく)結果(けつくわ)肺病(はいびやう)となり、(また)癩病(らいびやう)となる(ゆゑ)白人(しらひと)胡久美(こくみ)第二義(だいにぎ)解釈(かいしやく)すれば白人(しらひと)肺病(はいびやう)患者(くわんじや)(また)(しろ)癩疾者(かつたい)()し、胡久美(こくみ)黒癩疾者(くろかつたい)()す。
(おの)(はは)(をか)せる(つみ)(はは)一字(いちじ)は、(ちち)祖先(そせん)祖神(そしん)(とう)をも包含(はうがん)し、(きは)めて広義(くわうぎ)(いう)するのである。大体(だいたい)(おい)(おや)といふ(ごと)し。(をか)すとは(その)本来(ほんらい)権能(けんのう)無視(むし)する()(なり)換言(くわんげん)すれば(おや)祖先(そせん)祖神(そしん)(たい)して不孝(ふかう)(つみ)(かさ)ぬる(こと)である。
(おの)()(をか)せる(つみ)自己(じこ)子孫(しそん)権能(けんのう)無視(むし)し、非道(ひだう)虐待(ぎやくたい)酷使(こくし)(あへ)てする(こと)元来(ぐわんらい)自分(じぶん)()も、(じつ)(かみ)からの(あづ)かり(もの)で、人間(にんげん)勝手(かつて)(これ)取扱(とりあつか)(こと)出来(でき)ない。それに矢鱈(やたら)親風(おやかぜ)()かせ、(むすめ)(せがれ)などを自己(じこ)()(もの)にして(かへり)みぬなどは(はなは)だしき罪悪(ざいあく)といふべきである。
(はは)()(をか)せる(つみ)()(はは)云々(うんぬん)(うへ)二句(にく)(おの)(はは)(をか)せる(つみ)(おの)()(をか)せる(つみ)』を(さら)畳句(でふく)として繰返(くりかへ)せる(まで)(べつ)意義(いぎ)はない。
(けもの)(をか)せる(つみ)獣類(じうるゐ)天賦(てんぷ)徳性(とくせい)無視(むし)し、酷待(こくたい)したり、殺生(せつしやう)したりする(こと)
昆虫(はふむし)(わざはひ)天則(てんそく)違反(ゐはん)(つみ)をいふ。(まむし)、ムカデなどに()されるのは(みな)偶然(ぐうぜん)にあらず、(をか)せる(つみ)があるにより天罰(てんばつ)として()されるのである。(ゆゑ)にかかる場合(ばあひ)には(ただち)反省(はんせい)し、悔悟(くわいご)し、謹慎(きんしん)して、(かみ)(さま)にお(わび)(まを)()ぐべきである。
高津(たかつ)(かみ)(わざはひ)天災(てんさい)地変(ちへん)気候(きこう)風力(ふうりよく)(とう)不順(ふじゆん)(みな)これ高津(たかつ)(かみ)(わざ)にして罪過(めぐり)(ひど)(ところ)(おこ)るのである。(わざはひ)(わざ)はひ(なり)所為(しよゐ)(なり)鬼神(きしん)から主観(しゆくわん)(てき)()れば(ひとつ)所為(わざ)であるが、人間(にんげん)から客観(きやくくわん)(てき)()れば災難(さいなん)である。今度(こんど)国祖(こくそ)大立替(おほたてかへ)に、(あめ)(かみ)(かぜ)(かみ)(いは)(かみ)(あれ)(かみ)地震(ぢしん)(かみ)(その)()八百万(やほよろづ)眷属(けんぞく)使(つか)はるるのも祝詞(のりと)所謂(いはゆる)高津(たかつ)(かみ)(わざはひ)である。(みな)世界(せかい)守護神(しゆごじん)人民(じんみん)堕落(だらく)(まね)ける神罰(しんばつ)である。
高津鳥(たかつとり)(わざはひ)(とり)穀物(こくもつ)(あら)(こと)などを()すので矢張(やは)神罰(しんばつ)である。
畜殪(けものたふ)他家(たけ)牛馬(ぎうば)鶏豚(けいとん)(とう)斃死(へいし)せしむる(こと)一種(いつしゆ)のマジナヒ(なり)
蠱物(まじもの)呪咀(じゆそ)(なり)、マジナヒ(もの)(なり)(うし)時参(ときまゐ)りだの、生木(なまき)(くぎ)()つだのは(みな)罪悪(ざいあく)である。
大意(たいい)人間(にんげん)(かみ)容器(いれもの)として宇内(うだい)経綸(けいりん)天職(てんしよく)がある。(こと)日本人(にほんじん)使命(しめい)重大(ぢうだい)(きは)世界(せかい)安否(あんぴ)時運(じうん)興廃(こうはい)(ことごと)(その)責任(せきにん)日本人(にほんじん)(かか)るのである。神諭(しんゆ)に『日本(にほん)(かみ)初発(しよつぱつ)修理(こしら)へた(くに)(もと)祖国(おやぐに)であるから、世界中(せかいぢう)守護(しゆご)する役目(やくめ)であるぞよ。日本(にほん)神国(しんこく)人民(じんみん)なら、チトは(かみ)(こころ)推量(すゐりやう)(いた)して、身魂(みたま)(みが)いて世界(せかい)御用(ごよう)()ちて(くだ)されよ』とある(とほ)り、天賦(てんぷ)霊魂(れいこん)(みが)き、天下(てんか)独特(どくとく)霊智(れいち)霊覚(れいかく)によりて、天然(てんねん)造化力(ざうくわりよく)利用(りよう)開発(かいはつ)(つと)めると同時(どうじ)に、他方(たはう)(おい)ては天賦(てんぷ)(くに)(とく)(ひと)(とく)発揮(はつき)することに(つと)め、そして立派(りつぱ)模範(もはん)世界中(せかいぢう)(しめ)さねばならぬのである。(しか)るに実際(じつさい)(おほい)(これ)(はん)し、(いたづら)物質(ぶつしつ)文明(ぶんめい)糟粕(さうはく)()め、(つみ)(うへ)(つみ)(かさ)ねて現在(げんざい)()るが(ごと)世界(せかい)大擾乱(だいぜうらん)となつて()た。無論(むろん)日本人(にほんじん)(この)責任(せきにん)(まぬが)るる(こと)出来(でき)ない。(しか)しこれは天地(てんち)創造(さうざう)(さい)からの約束(やくそく)で、進化(しんくわ)道程(だうてい)として、(けだ)(まぬが)(がた)事柄(ことがら)には相違(さうゐ)ない。されば(この)祝詞(のりと)(なか)に『許々太久(ここたく)(つみ)(いで)む』とあり、(また)国祖(こくそ)神諭(しんゆ)にも『()うなるのは()(もと)から(わか)つて()る』と(あふ)せられて()る。(えう)するに過去(くわこ)(こと)今更(いまさら)(くや)むには(およ)ばぬ。吾々(われわれ)現在(げんざい)(およ)将来(しやうらい)(むか)つて、いかなる態度(たいど)()り、いかなる処置(しよち)(かう)ずれば()いかを考究(かうきう)すべきである。次節(じせつ)(その)要道(えうだう)(しめ)されて()る。
(六)
如此(かく)()でば、天津(あまつ)宮言(みやこと)()て、天津(あまつ)金木(かなぎ)本打切(もとうちきり)末打断(すゑうちたて)て、千座(ちくら)置座(おきくら)置足(おきたら)はして、天津(あまつ)菅曾(すがそ)本苅絶(もとかりたち)末苅切(すゑかりきり)て、八針(やはり)取裂(とりさ)きて天津(あまつ)祝詞(のりと)太祝詞言(ふとのりとごと)()れ、如此(かく)()らば、天津(あまつ)(かみ)(あま)磐戸(いはと)推披(おしひら)()て、(あめ)八重雲(やへくも)伊頭(いづ)千別(ちわき)千別(ちわき)所聞召(きこしめさ)む。国津(くにつ)(かみ)高山(たかやま)(すゑ)短山(ひきやま)(すゑ)(のぼ)(まし)て、高山(たかやま)伊保理(いほり)短山(ひきやま)伊保理(いほり)掻分(かきわ)けて所聞召(きこしめさ)む。
天津(あまつ)宮言(みやこと)宮言(みやこと)は『ミヤビノコトバ』の()(なり)(ただ)しき言霊(ことたま)(なり)宇宙(うちう)経綸(けいりん)言霊(ことたま)(ちから)によりて(おこな)はるる(こと)は、(まへ)にも()べた。(わが)天孫(てんそん)民族(みんぞく)世界(せかい)経綸(けいりん)(おこな)ひ、天下(てんか)太平(たいへい)(をさ)むべき、重大(ぢゆうだい)なる使命(しめい)()びて()る。(しか)るに現在(げんざい)肝腎(かんじん)日本人(にほんじん)が、霊主(れいしゆ)体従(たいじう)天則(てんそく)(あやま)天津罪(あまつつみ)国津罪(くにつつみ)数々(かずかず)(つみ)(かさ)ねて、(その)結果(けつくわ)世界(せかい)大擾乱(だいぜうらん)(きた)して()る。(これ)修祓(しうばつ)し、整理(せいり)するの(みち)は、言霊(ことたま)(ただ)し、大宇宙(だいうちう)同化(どうくわ)するが根本(こんぽん)である。換言(くわんげん)すれば、(はら)内部(なか)から芥塵(ごもく)一掃(いつさう)し、心身(しんしん)(とも)浄化(じやうくわ)して、(つね)善言(ぜんげん)美詞(びし)のみを(はつ)するやうにせねばならぬ。悪声(あくせい)(はな)蔭口(かげぐち)をきき(また)追従(つゐしやう)軽薄(けいはく)(なら)べるやうな人間(にんげん)はそれ(だけ)(その)人格(じんかく)下劣(げれつ)邪悪(じやあく)(こと)(わか)る。世界(せかい)経綸(けいりん)どころか(ひと)として()ぎの新理想(しんりさう)時代(じだい)生存(せいぞん)すべき資格(しかく)有無(うむ)さへ疑問(ぎもん)である。日夕(につせき)祝詞(のりと)奏上(そうじやう)しても、()んな肝要(かんえう)至極(しごく)(てん)が、さつぱり実行(じつかう)出来(でき)ぬでは仕方(しかた)がない。お(たがひ)反省(はんせい)(うへ)にも反省(はんせい)(くは)へねばならぬ(こと)(おも)ふ。
天津(あまつ)金木(かなぎ)(すなはち)神算木(かなぎ)(なり)周易(しうえき)算木(さんぎ)相当(さうたう)するものであるが、より以上(いじやう)神聖(しんせい)正確(せいかく)である。本来(ほんらい)(なが)()(しやく)四寸角(しすんかく)檜材(ひのきざい)なのであるが、運用(うんよう)便宜(べんぎ)(じやう)(なが)二寸(にすん)四分角(しぶかく)縮製(しゆくせい)さる。(その)(すう)三十二(さんじふに)(ほん)(なら)べて、十六結(じふろくけつ)作製(さくせい)し、(その)(しやう)()て、天地(てんち)経綸(けいりん)人道(じんだう)政事(せいじ)一切(いつさい)得失(とくしつ)興廃(こうはい)(とう)(さつ)するのである。それは宇内(うだい)統治(とうぢ)(しゆ)大事(だいじ)(さい)して運用(うんよう)すべきもので、普通(ふつう)人民(じんみん)矢鱈(やたら)吉凶(きつきよう)禍福(くわふく)などを(ぼく)するに使用(しよう)すべきものではない。無意(むい)無心(むしん)器物(きぶつ)(もち)ゐて神勅(しんちよく)()くるのであるから、ややもすれば肉体心(にくたいごころ)加味(かみ)()ちな普通(ふつう)神憑(かむがか)りよりも、一倍(いちばい)正確(せいかく)(こと)()(まで)もない。
本打切(もとうちきり)末打断(すゑうちたち)神算木(かなぎ)直方形(ちよくはうけい)作製(さくせい)する仕方(しかた)()べたまでである。
千座(ちくら)置座(おきくら)云々(うんぬん)無数(むすう)神算木(かなぎ)(だい)(あと)からズンズン()(なら)べる(こと)
天津(あまつ)菅曾(すがそ)周易(しうえき)筮竹(ぜいちく)相当(さうたう)するが(その)(すう)七十五(しちじふご)(ほん)である。これは七十五(しちじふご)(せい)代表(だいへう)するのである。(なが)さは(いつ)(しやく)乃至(ないし)(いつ)(しやく)二寸(にすん)菅曾(すがそ)俗称(ぞくしよう)『ミソハギ』と(しよう)する灌木(くわんぼく)茎細長(くきほそなが)にして三四(さんし)(しやく)(たつ)す。(これ)(もと)(すゑ)とを()(そろ)へて使用(しよう)する(なり)
八針(やはり)取裂(とりさき)天津(あまつ)菅曾(すがそ)運用法(うんようはふ)()総数(そうすう)七十五(しちじふご)(ほん)二分(にぶん)し、それから八本(はちほん)づつ()()らし(その)残数(ざんすう)によりて神算木(かなぎ)配列(はいれつ)するのである。
天津(あまつ)祝詞(のりと)太祝詞(ふとのりと)(すなは)御禊祓(みそぎはらひ)祝詞(のりと)(こと)で、正式(せいしき)奏上(そうじやう)する場合(ばあひ)には(ここ)天津(あまつ)祝詞(のりと)奏上(そうじやう)するのである。大体(だいたい)(おい)()べると、あの祝詞(のりと)天地間(てんちかん)一切(いつさい)大修祓(だいしうばつ)を、天神(てんしん)地祇(ちぎ)(むか)つて(めい)ぜらるる重大(ぢうだい)祝詞(のりと)である。(ふと)(フト)は美称(びしよう)で、繰返(くりかへ)して、天津(あまつ)祝詞(のりと)(とな)へた(まで)である。
()(かみ)(むか)つて願事(ねがひごと)奏上(そうじやう)するの()(なり)
(あま)磐戸(いはと)天津(あまつ)(かみ)のまします宮門(きうもん)から()出動(しゆつどう)()にて、人格(じんかく)(てき)(うつ)()せるのである。
伊頭(いづ)千別(ちわ)云々(うんぬん)(まへ)()たから(りやく)す。
国津(くにつ)(かみ)()神界(しんかい)(ぞく)する神々(かみがみ)(およ)霊魂(みたま)(かみ)(もつ)成立(せいりつ)し、各自(かくじ)霊的(れいてき)階級(かいきふ)(おう)じて大小(だいせう)高下(かうげ)、それぞれの分担(ぶんたん)権限(けんげん)(いう)す。
高山(たかやま)(すゑ)云々(うんぬん)(すゑ)頂上(ちやうじやう)()
伊保理(いほり)隠棲(いんせい)(なり)(かく)れたる(なり)伊保理(いほり)伊保(いほ)も、いぶかしのいぶも、(けむり)などのいぶるも、(みな)通音(つうおん)同意義(どういぎ)である。
大意(たいい)天津罪(あまつつみ)国津罪(くにつつみ)続発(ぞくはつ)(かな)しむべき不祥事(ふしやうじ)ではあるが、出来(でき)(うへ)致方(いたしかた)がない。よく治乱(ちらん)興廃(こうはい)得失(とくしつ)存亡(そんばう)()(あきら)かにし、そして整理(せいり)修祓(しうばつ)(はふ)(かう)ぜねばならぬ。世界(せかい)主宰(しゆさい)大君(おほきみ)としては、天津(あまつ)金木(かなぎ)運用(うんよう)して宇内(うだい)現勢(げんせい)察知(さつち)し、そして(ただ)しき言霊(ことたま)活用(くわつよう)して天津(あまつ)祝詞(のりと)天津(あまつ)(かみ)国津(くにつ)(かみ)とに()(つた)へて、(その)活動(くわつどう)(うなが)すべきである。これが根本(こんぽん)祭事(さいじ)であると同時(どうじ)に、(また)根本(こんぽん)政事(せいじ)であつて、(さい)(せい)とは(けつ)して別途(べつと)(いづ)るものではない。さうすると、天津(あまつ)(かみ)国津(くにつ)(かみ)もよく(これ)(おう)じて威力(ゐりよく)発揮(はつき)せられる。神諭(しんゆ)所謂(いはゆる)罪穢(めぐり)(ひど)(ところ)には、それぞれの懲罰(みせしめ)がある』(また)は『地震(ぢしん)(かみなり)()(あめ)()らして体主(たいしゆ)霊従(れいじう)をつぶす』といふやうな神力(しんりき)発動(はつどう)ともなるのである。
(七)
如此(かく)所聞食(きこしめし)ては、(つみ)といふ(つみ)不在(あらじ)と、科戸(しなど)(かぜ)(あめ)八重雲(やへくも)吹放(ふきはな)(こと)(ごと)く、(あした)御霧(みきり)(ゆふべ)御霧(みきり)を、朝風(あさかぜ)夕風(ゆふかぜ)吹掃(ふきはら)(こと)(ごと)く、大津辺(おほつべ)(をる)大船(おほふね)を、舳解(へとき)(はな)艫解(ともとき)(はな)ちて大海原(おほわだのはら)押放(おしはな)(こと)(ごと)く、彼方(をちかた)繁木(しげき)(もと)を、焼鎌(やきかま)敏鎌(とかま)()打掃(うちはら)(こと)(ごと)く、(のこ)(つみ)不在(あらじ)と、祓賜(はらひたま)(きよ)(たま)(こと)を。
△かく所食(きこしめし)てはきこしめすの意義(いぎ)は、(たん)(みみ)()くといふよりも(はるか)(ひろ)(ふか)い。きくは()(なり)(うで)()く、(はな)がきく、()がきく、(さけ)をきく、((さけ)品位(ひんゐ)()()けること)などのきくにて一般(いつぱん)活用(くわつよう)発揮(はつき)し、威力(ゐりよく)利用(りよう)する()である。天津(あまつ)(かみ)国津(くにつ)(かみ)(たち)整理(せいり)修祓(しうばつ)(めい)(おう)じて活動(くわつどう)開始(かいし)する(こと)()していふ。
(つみ)といふ(つみ)不在(あらじ)(つみ)といふ(かぎ)りの(つみ)(ひと)つも(のこ)さずの()
科戸(しなど)(かぜ)云々(うんぬん)以下(いか)四聯句(しれんく)修祓(しうばつ)形容(けいよう)で、(えう)するに『(のこ)(つみ)不在(あらじ)祓賜(はらひたま)(きよ)(たま)ふ』(こと)(うるは)しき文字(もじ)比喩(ひゆ)(てき)(ゑが)いたものである。科戸(しなど)(かぜ)枕詞(まくらことば)古事記(こじき)(この)(かみ)()志那都(しなど)比古(ひこ)()()る。シは暴風(ばうふう)(アラシ)のシと(おな)じく(かぜ)(こと)である。ナはノに(おな)じく、トは(ところ)()
(あした)御霧(みきり)云々(うんぬん)御霧(みきり)(ふか)(きり)()
朝風(あさかぜ)夕風(ゆふかぜ)云々(うんぬん)朝風(あさかぜ)(まへ)の『(あした)御霧(みきり)』に(かか)り、夕風(ゆふかぜ)は『(ゆうべ)御霧(みきり)』に(かか)る。
大津辺(おほつべ)()云々(うんぬん)地球(ちきう)(おい)て、肉体(にくたい)具備(ぐび)されたる(かみ)()出生(しゆつせい)ありしは、琵琶湖(びはこ)竹生島(ちくぶしま)からは、多紀理(たぎり)毘売(ひめの)(みこと)市寸島(いちきしま)比売(ひめの)(みこと)狭依毘売(さよりひめの)(みこと)三姫神(さんひめがみ)(また)蒲生(がまふ)からは天之(あまの)菩卑能(ほひの)(みこと)天津彦根(あまつひこねの)(みこと)天之(あめの)忍穂耳(おしほみみの)(みこと)活津(いくつ)日子根(ひこねの)(みこと)熊野(くまの)久須毘(くすびの)(みこと)五彦神(ごひこがみ)()出生(しゆつせい)()つた。これが世界(せかい)()ける人類(じんるゐ)始祖(しそ)である。かく琵琶湖(びはこ)神代史(しんだいし)密接(みつせつ)関係(くわんけい)あるが(ゆゑ)に、沿岸(えんがん)附近(ふきん)地名(ちめい)大祓(おほはらひ)祝詞(のりと)(ちう)数箇所(すうかしよ)()()る。大津(おほつ)地名(ちめい)()くして()()まれたものである。
舳解放(へときはなち)云々(うんぬん)(とまり)()(とき)舳艪(ぢくろ)(つな)いで()くが、それを()(はな)()
大海原(おほうなばら)海洋(かいやう)(なり)
繁木(しげき)(もと)繁茂(はんも)せる()(した)
焼鎌(やきかま)敏鎌(とかま)焼鎌(やきかま)とは、(かま)()きて(つく)(ゆゑ)にいふ。敏鎌(とかま)()(かま)()
(のこ)(つみ)不在(あらじ)(まへ)に『(つみ)といふ(つみ)不在(あらじ)』とあるのに、(さら)(かさ)ねてかく()ぶるは、徹底(てつてい)(てき)大修祓(だいしうばつ)(おこな)(こと)力強(ちからづよ)()ひなしたのであらう。
大意(たいい)八百万(やほよろづ)天津(あまつ)(かみ)国津(くにつ)(かみ)との()活動(くわつどう)開始(かいし)となると、(つみ)といふ(つみ)(けがれ)といふ(けがれ)(ひと)つも(のこ)らず根本(こんぽん)から一掃(いつさう)されて仕舞(しま)ふ。(だい)宇宙(うちう)修祓(しうばつ)国土(こくど)修祓(しうばつ)から、(せう)一身(いつしん)一家(いつか)修祓(しうばつ)(いた)るまで、神力(しんりき)()発動(はつどう)()ければ、到底(たうてい)出来(でき)るものではない。(こと)現代(げんだい)(ごと)堕落(だらく)()つた()(なか)が、()うしても姑息(こそく)(てき)人為(じんゐ)(てき)処分(しよぶん)(ぐらゐ)(らち)()くものでない。清潔法(せいけつはふ)執行(しつかう)(こゑ)(たか)くても、益々(ますます)疾病(しつぺい)流行(りうかう)蔓延(まんえん)し、社会(しやくわい)改良(かいりやう)工夫(くふう)種々(しゆじゆ)()らされても、動揺(どうえう)不穏(ふおん)空気(くうき)はいよいよ瀰蔓(びまん)するではないか。(うしとら)()金神(こんじん)国常立(くにとこたちの)(みこと)()出動(しゆつどう)相成(あひな)り、()立替(たてかへ)立直(たてなほ)しを断行(だんかう)さるるのも(まこと)(ばん)()むを()ざる(はなし)である。されば大祓(おほはらひ)祝詞(のりと)は、無論(むろん)(いづ)れの時代(じだい)(つう)じても必要(ひつえう)で、神人(しんじん)一致(いつち)(つみ)(けがれ)累積(るゐせき)祓清(はらひきよ)むる(やう)努力(どりよく)せねばならぬのだが、(こと)現在(げんざい)(おい)ては、それが痛切(つうせつ)必要(ひつえう)である。自己(じこ)身体(からだ)からも、家庭(かてい)からも、国土(こくど)からも、(さら)(すす)んで全地球(ぜんちきう)全宇宙(ぜんうちう)から(いち)()迅速(じんそく)邪気(じやき)妖気(えうき)掃蕩(さうたう)してうれしうれしの神代(かみよ)()ねば、(かみ)(たい)して(じつ)相済(あひす)まぬ()ではないか。
大修祓(だいしうばつ)(さい)して、(かみ)()活動(くわつどう)大別(たいべつ)して四方面(しはうめん)(わか)れる。所謂(いはゆる)祓戸(はらひど)四柱(よはしら)神々(かみがみ)()(はたら)きである。祓戸(はらひど)(かみ)といふ修祓(しうばつ)専門(せんもん)(かみ)(さま)(べつ)存在(そんざい)するのではない、正神界(せいしんかい)神々(かみがみ)修祓(しうばつ)(おこな)(とき)には、(この)四方面(しはうめん)(わか)れて()活動(くわつどう)ある(こと)()すのである。以下(いか)末段(まつだん)(まで)各方面(かくはうめん)()分担(ぶんたん)明記(めいき)してある。
(八)
高山(たかやま)(すゑ)短山(ひきやま)(すゑ)より、作久那太理(さくなだり)(おち)多岐(たき)速川(はやかは)()()瀬織津(せおりつ)比売(ひめ)()(かみ)大海原(おほわだのはら)持出(もちいで)なむ、如此(かく)持出往(もちいでいな)ば、荒塩(あらしほ)(しほ)八百道(やほぢ)八塩道(やしほぢ)(しほ)八百会(やほあひ)()(はや)秋津(あきつ)比売(ひめ)といふ(かみ)(もち)可々(かか)(のみ)てむ。如此(かく)可々呑(かかのみ)ては、気吹戸(いぶきど)()気吹戸主(いぶきどぬし)といふ(かみ)()(くに)(そこ)(くに)気吹(いぶき)(はな)ちてむ。如此(かく)気吹(いぶき)(はな)ちては、()(くに)(そこ)(くに)()(はや)佐須良(さすら)比売(ひめ)といふ(かみ)(もち)佐須良比(さすらひ)(うしな)ひてむ。如此(かく)(うしな)ひては、現身(うつそみ)()にも(こころ)にも(つみ)()(つみ)不在(あらじ)と、祓給(はらひたま)へ、(きよ)(たま)へと(まを)(こと)所聞食(きこしめせ)(かしこ)(かしこ)みも(まを)す。
高山(たかやま)(すゑ)云々(うんぬん)(たか)(やま)(いただき)(ひく)(やま)(いただき)からの()
作久那太理(さくなだり)佐久(さく)(たに)(なり)(けふ)(なり)那太理(なだり)はなだれ()つる()(やま)から(みづ)急転(きふてん)直下(ちよくか)(きた)(こと)形容(けいよう)
落多岐(おちたき)逆巻(さかま)き、()(あが)りつつ()つる(こと)(たき)(タキ)、(ふつ)(タギル)(とう)(みな)同一(どういつ)語源(ごげん)から()づ。
速川(はやかは)急流(きふりう)(なり)
瀬織津(せおりつ)比売(ひめ)云々(うんぬん)古事記(こじき)伊邪那岐(いざなぎの)(みこと)御禊(みそぎ)(だん)に、『於是(ここに)詔之上瀬(かみつせ)()()(はやし)下瀬(しもつせ)()()(よわし)(とのりごちたまひて)初於(はじめて)中瀬(なかつせに)(おり)迦豆伎而(かづきて)滌時(すすぎたまふときに)所成坐(なりませる)神名(かみのみなは)八十禍津日神(やそまがつひのかみ)(つぎに)大禍津日神(おほまがつひのかみ)(この)二神(ふたはしら)()到其穢繁国(かのけがらはしきくににいたりましし)之時(ときの)汚垢(けがれに)(よりて)所成之神者(なりませるかみ)(なり)』[※この漢文は御校正本ではフリガナはなく、返り点が付いている。霊界物語ネットでは戦後の版を参考にしてフリガナをつけた。また返り点は削除した。]と()()るが、瀬織津(せおりつ)(おり)借字(しやくじ)にて瀬下津(せおりつ)()(すなは)於中瀬降(なかつせにおり)迦豆伎(かつき)たまふとある()御名(みな)である。(この)(かみ)(すなは)禍津(まがつ)(ひの)(かみ)である。世人(せじん)大概(たいがい)禍津(まがつ)(ひの)(かみ)禍津神(まがつかみ)とを混同(こんどう)して()るが、(じつ)大変(たいへん)間違(まちがひ)である。禍津神(まがつかみ)邪神(じやしん)であるが、禍津(まがつ)(ひの)(かみ)正神界(せいしんかい)刑罰係(けいばつかかり)である。現界(げんかい)()へば判検事(はんけんじ)警察官(けいさつくわん)(また)軍人(ぐんじん)なぞの部類(ぶるい)(ぞく)す。罪穢(ざいゑ)発生(はつせい)した場合(ばあひ)には、(つね)(この)修祓係(しうばつかかり)刑罰係(けいばつかかり)たる禍津(まがつ)(ひの)(かみ)活動(くわつどう)必要(ひつえう)とする。修祓(しうばつ)には大中小(だいちうせう)区別(くべつ)がある。(だい)天上(てんじやう)地上(ちじやう)潔斎(けつさい)(ちう)人道(じんだう)政事(せいじ)潔斎(けつさい)(せう)一身(いつしん)一家(いつか)潔斎(けつさい)である。()地球(ちきう)瀬織津(せおりつ)比売(ひめ)(はたら)きが()くんば、(よろづ)汚穢(をゑ)地上(ちじやう)堆積(たいせき)して新陳(しんちん)代謝(たいしや)(はたら)きが閉塞(へいそく)する。(ところ)()水分(すゐぶん)間断(かんだん)なく蒸発(じようはつ)して、それが(くも)となり、(あめ)となり、(その)結果(けつくわ)谷々(たにだに)小川(をがは)(みづ)(なが)()(すゑ)(ひと)つに()りて大海原(おほうなばら)持出(もちだ)して()れるから、天然(てんねん)自然(しぜん)()清潔(せいけつ)(たも)たれるのである。現在(げんざい)()表面(へうめん)極度(きよくど)腐敗(ふはい)()り、汚染(をせん)()り、邪霊(じやれい)小人(せうじん)(とき)得顔(えがほ)跋扈(ばつこ)して()る。神諭(しんゆ)に『(いま)世界(せかい)服装(みなり)ばかり立派(りつぱ)(かざ)りて(うへ)から()れば結構(けつこう)人民(じんみん)で、(かみ)(かな)はぬやうに()えるなれど(まこと)(かみ)()から()れば、全部(さつぱり)()(あし)守護(しゆご)()りて()るから、(あたま)(つの)()えたり、(しり)()出来(でき)たり、無暗(むやみ)(はな)(ばか)(たか)化物(ばけもの)覇張(はば)る、闇雲(やみくも)()()りて()るぞよ』『(あま)(きたな)うて()()けて()られぬぞよ』『()うも(ここ)まで(けが)したものぢや。(あし)片足(かたあし)()()(ところ)もない』(など)(いまし)められて()(とほ)りである。(この)(さい)是非(ぜひ)とも必要(ひつえう)なるは、世界(せかい)大洗濯(おほせんだく)(だい)清潔法(せいけつはふ)施行(しかう)であらねばならぬ。(ここ)(おい)てか()瀬織津(せおりつ)(ひめ)大活動(だいくわつどう)()りて(あら)はれる。七十五(しちじふご)(にち)()りつづく大猛雨(だいまうう)なぞは(この)(かみ)分担(ぶんたん)(ぞく)する。到底(たうてい)手柔(てやはらか)(こと)では現世界(げんせかい)大汚穢(だいをゑ)洗濯(せんたく)出来(でき)さうも()いやうだ。神諭(しんゆ)にも『罪穢(めぐり)甚大(ひど)(ところ)には(なに)があるやら()れぬぞよ』と繰返(くりかへ)繰返(くりかへ)警告(けいこく)されて()る。世界(せかい)表面(へうめん)()れば、そろそろ瀬織津(せおりつ)比売(ひめ)()活動(くわつどう)(はじ)まりつつあるやうだ。足下(あしもと)(はじ)まらなくては()()かぬやうでは(こま)つたものだ。
荒塩(あらしほ)(しほ)八百道(やほぢ)云々(うんぬん)全体(ぜんたい)(あら)(しほ)(いや)(うへ)数多(あまた)()()(ところ)()()(いや)()八百道(やほぢ)(おほ)くの潮道(しほぢ)(こと)八塩道(やしほぢ)(うへ)(しほ)八百道(やほぢ)()(かさ)ねていへる(だけ)である。八百会(やほあひ)沢山(たくさん)塩道(しほぢ)(あつ)まり()(ところ)
(はや)秋津(あきつ)比売(ひめ)古事記(こじき)に『水戸(みなとの)(かみ)(なは)(はや)秋津(あきつ)日子(ひこの)(かみ)(つぎに)(いも)秋津比売(あきつひめの)(みこと)』とあるが(ごと)河海(かかい)要所(えうしよ)受持(うけも)ちて(はたら)(かみ)(なり)
(もち)可々(かか)(のみ)てむ(こゑ)()ててガブガブ()むの()(なり)(けが)れたる世界(せかい)表面(へうめん)洗滌(せんでう)する(ため)には(すで)瀬織津(せおりつ)比売(ひめ)(はたら)きが(おこ)りて大雨(たいう)などが()りしきるが、河海(かかい)水門(みなと)々々(みなと)本拠(ほんきよ)(いう)する秋津(あきつ)比売(ひめ)が、()ぎに相呼応(あひこおう)して活動(くわつどう)開始(かいし)する。大洪水(だいこうずゐ)大海嘯(おほつなみ)大怒濤(だいどたう)(この)(かみ)にガブ()みされては田園(でんえん)山野(さんや)も、町村(ちやうそん)(たま)つたものではない。所謂(いはゆる)桑田(さうでん)(へん)じて碧海(へきかい)()るのである。
気吹戸(いぶきど)近江(あふみ)伊吹山(いぶきやま)気象学(きしやうがく)(じやう)(きは)めて重要(ぢうえう)場所(ばしよ)である。伊吹(いぶき)(いき)()(ところ)()で、地球(ちきう)(じやう)伊吹戸(いぶきど)無数(むすう)あるが、伊吹戸(いぶきど)(ちう)伊吹戸(いぶきど)とも()ふべきは近江(あふみ)伊吹山(いぶきやま)である。最近(さいきん)伊吹山(いぶきやま)気象(きしやう)観測所(くわんそくしよ)公設(こうせつ)されたのは、新聞紙(しんぶんし)(つた)ふる(ところ)であるが、大本(おほもと)では(じふ)(ねん)二十(にじふ)(ねん)以前(いぜん)から予知(よち)事実(じじつ)である。
気吹戸主(いぶきどぬし)大雨(たいう)洪水(こうずゐ)海嘯(つなみ)(とう)活動(くわつどう)(つづ)いては、気象(きしやう)(じやう)大活動(だいくわつどう)(ともな)うて妖気(えうき)邪気(じやき)掃蕩(さうたう)(おこな)はねばならぬ。元寇(げんこう)(えき)()(おこ)つた神風(かみかぜ)(ごと)きも、無論(むろん)この伊吹戸主(いぶきどぬし)(かみ)()活動(くわつどう)一端(いつたん)である。
()(くに)(そこ)(くに)地球(ちきう)表面(へうめん)(おい)ては北極(ほくきよく)である。神諭(しんゆ)に『今迄(いままで)()(もと)(かみ)を、(きた)(きた)押籠(おしこ)めて()いて、(きた)(わる)いと世界(せかい)人民(じんみん)(まをし)()りたが、(きた)()()(もと)(くに)であるから、(きた)一番(いちばん)()()るぞよ………。人民(じんみん)(きた)(ひか)ると(まを)して不思議(ふしぎ)がりて、いろいろと(がく)智慧(ちゑ)(かんが)へて()りたが、(まこと)(かみ)一処(ひとところ)()りて、神力(しんりき)(ひかり)(あら)はして()(こと)()らなんだぞよ』とあるが、(まこと)人間(にんげん)智慧(ちゑ)学問(がくもん)では解釈(かいしやく)出来(でき)ない神秘(しんぴ)(きた)(かく)されて()る。北光(ほくくわう)磁力(じりよく)(まを)すに(およ)ばず、気流(きりう)や、気象(きしやう)なども北極(ほくきよく)とは密接(みつせつ)関係(くわんけい)がある。(すなは)地球(ちきう)罪穢(ざいゑ)邪気(じやき)は、(ことごと)一旦(いつたん)北極(ほくきよく)()(はな)たれ、(ここ)遠大(ゑんだい)なる神力(しんりき)により処分(しよぶん)されるのである。(ついで)一言(いちげん)して()くが、(つみ)(をか)した(もの)()(くに)(そこ)(くに)()ちるのは、()まり神罰(しんばつ)で、これも(ひと)つの修祓法(しうばつはう)執行(しつかう)意義(いぎ)である。(べつ)()(くに)(そこ)(くに)といふ地獄(ぢごく)めきたる国土(こくど)存在(そんざい)するのではない。何処(どこ)()ても神罰(しんばつ)執行中(しつかうちう)其処(そこ)()(くに)(そこ)(くに)である。
(はや)佐須良(さすら)比売(ひめ)佐須良(さすら)摩擦(まさつ)(サスル)(なり)()むこと(なり)(そら)にありては(かみなり)()にありては地震(ぢしん)(みな)これ佐須良(さすら)比売(ひめ)活動(くわつどう)である。(えう)するに全世界(ぜんせかい)(だい)修祓法(しうばつはう)は、大雨(おほあめ)(なが)し、洪水(こうずゐ)海嘯(つなみ)(とう)(はら)ひ、大風(おほかぜ)()()ばし、最後(さいご)地震(ぢしん)(かみなり)()つて()つて()(ほろぼ)すのである。それが(すなは)神諭(しんゆ)世界(せかい)大洗濯(おほせんだく)大掃除(おほさうぢ)第二次(だいにじ)大立替(おほたてかへ)である。『(てん)大神(おほかみ)(さま)がいよいよ諸国(しよこく)(かみ)に、命令(めいれい)(くだ)しなされたら、(うしとらの)金神(こんじん)国常立(くにとこたちの)(みこと)総大将(そうだいしやう)となりて(あめ)(かみ)(かぜ)(かみ)(いは)(かみ)(あれ)(かみ)地震(ぢしん)(かみ)八百万(やほよろづ)眷族(けんぞく)使(つか)ふと一旦(いつたん)(はげ)しい』とあるのは、祓戸(はらひど)四柱(よはしら)神々(かみがみ)活動(くわつどう)()すのである。(くは)しく()へば(あめ)(あれ)(かぜ)地震(ぢしん)神々(かみがみ)がそれぞれ瀬織津(せおりつ)比売(ひめ)秋津(あきつ)比売(ひめ)気吹戸主(いぶきどぬし)佐須良(さすら)比売(ひめ)神々(かみがみ)(はたら)きをされるので、(いは)(かみ)統治(とうぢ)位置(ゐち)()つのである。学問(がくもん)(すゑ)(とら)はれた現代(げんだい)人士(じんし)は、(これ)()自然力(しぜんりよく)科学(くわがく)領分内(りやうぶんない)()れて解釈(かいしやく)しようと(こころ)みて()るがそれは駄目(だめ)だ。(じつ)(みな)一定(いつてい)規律(きりつ)方針(はうしん)(もと)(おこな)はるる(ところ)神力(しんりき)大発動(だいはつどう)である。その(こと)は、今年(こんねん)よりは来年(らいねん)来年(らいねん)よりは来々年(らいらいねん)といふ具合(ぐあひ)に、段々(だんだん)世界(せかい)人士(じんし)承服(しようふく)する(こと)()るであらう。
所聞食(きこしめせ)八百万(やほよろづ)(かみ)(たち)()()ぐる言葉(ことば)である。神々(かみがみ)(むか)つて活動(くわつどう)開始(かいし)威力(ゐりよく)発揮(はつき)祈願(きぐわん)する言葉(ことば)である。(すなは)天地(てんち)神々(かみがみ)(さま)も、(この)宣詞(のりと)をしつかり(はら)()れ、四方面(しはうめん)(わか)れて、大修祓(だいしうばつ)(ため)活力(くわつりよく)発揮(はつき)(たま)へと()(こと)である。(わが)惟神(かむながら)大道(だいだう)がいかに(をが)信心(しんじん)(すが)信心(しんじん)天地(てんち)相違(さうゐ)あるかは、(この)(へん)呼吸(こきふ)()ても(わか)るであらう。末段(まつだん)祓戸(はらひど)四柱神(よはしらがみ)解釈(かいしやく)説明(せつめい)(くだ)すに(あた)り、自分(じぶん)全体(ぜんたい)統一(とういつ)(おもんばか)り、(また)大本(おほもと)神諭(しんゆ)との一致(いつち)(うしな)はぬやう、(しゆ)として地球(ちきう)全体(ぜんたい)世界(せかい)全体(ぜんたい)経綸(けいりん)見地(けんち)から(ふで)(くだ)した。(しか)しこれは、より(おほ)きくも、(また)より(ちひ)さくも解釈(かいしやく)出来(でき)(こと)(まへ)にも()べた(とほ)りである。宇宙(うちう)神人(しんじん)万有(ばんいう)一切(いつさい)(こと)(みな)同一(どういつ)理法(りほふ)支配(しはい)せられ、宇宙(うちう)(しん)なる(こと)地球(ちきう)にも(しん)地球(ちきう)(しん)なる(こと)一身(いつしん)一家(いつか)にも(また)(しん)である。参考(さんかう)()めに(ここ)簡単(かんたん)()一二(いちに)解釈法(かいしやくはふ)附記(ふき)して()かう。個人(こじん)潔斎(けつさい)(うへ)から()べると瀬織津(せおりつ)比売(ひめ)(はたら)きは行水(ぎやうずゐ)沐浴(もくよく)(とう)(こと)秋津(あきつ)比売(ひめ)合嗽(うがひ)(こと)伊吹戸主(いぶきどぬし)深呼吸(しんこきふ)などの(こと)佐須良(さすら)比売(ひめ)冷水(れいすゐ)摩擦(まさつ)按摩(あんま)(とう)(こと)である。人身(じんしん)生理(せいり)(うへ)から()べると、瀬織津(せおりつ)比売(ひめ)口中(こうちう)にて食物(しよくもつ)咀嚼(そしやく)機能(きのう)秋津(あきつ)比売(ひめ)食道(しよくだう)から胃腸(ゐちやう)食物(しよくもつ)(はこ)機能(きのう)気吹戸主(いぶきどぬし)咀嚼(そしやく)して()乳汁(にうじふ)肺臓(はいざう)()()機能(きのう)佐須良(さすら)比売(ひめ)肺臓(はいざう)にて空気(くうき)()れ、それから心臓(しんざう)(かへ)り、そして全身(ぜんしん)脈管(みやくくわん)分布(ぶんぷ)せらるる機能(きのう)()すのである。かくの(ごと)大祓(おほはらひ)祝詞(のりと)大小(だいせう)(かか)はらず、ありとあらゆる有機(いうき)組織(そしき)全部(ぜんぶ)必要(ひつえう)なる新陳(しんちん)代謝(たいしや)自然法(しぜんはふ)()べたものである。
大意(たいい))さて地球(ちきう)表面(へうめん)清潔法(せいけつはふ)施行(しかう)のためには、()大小(だいせう)河川(かせん)(つかさ)どる瀬織津(せおりつ)(ひめ)()出動(しゆつどう)になり、いよいよとなれば、大雨(おほあめ)()らして(いやし)くも(けが)れたものは家庫(いへくら)たると、人畜(じんちく)たるの区別(くべつ)なく大海(たいかい)一掃(いつさう)して(しま)ふ。(これ)(おう)じて(はや)秋津姫(あきつひめ)活動(くわつどう)(おこ)り、必要(ひつえう)あれば(ぎやく)陸地(りくち)までも()()せ、あらゆる(もの)鵜呑(うの)みにする。邪気(じやき)妖気(えうき)掃除(さうぢ)目的(もくてき)には気吹戸主(いぶきどぬしの)(かみ)(ひか)へて()り、最後(さいご)大仕上(おほしあ)げには佐須良(さすら)(ひめ)()(かま)へて、()みに()(くだ)き、()りに()(つぶ)す。これでは如何(いか)山積(さんせき)せる罪穢(ざいゑ)()()から一掃(いつさう)されて品切(しなぎ)れになる。従来(じゆうらい)大祓(おほはらひ)祝詞(のりと)()存在(そんざい)しても(その)意義(いぎ)すら(わか)らず、(したが)つて(その)実行(じつかう)(すこ)しも出来(でき)()なかつた。(その)大実行(だいじつかう)着手(ちやくしゆ)国祖(こくそ)国常立(くにとこたちの)(みこと)()出動(しゆつどう)である。神国人(しんこくじん)責務(せきむ)(おも)いが(うへ)にも(おも)い。天地(てんち)神々(かみがみ)()奮発(ふんぱつ)()加勢(かせい)とを(もつ)首尾(しゆび)()(この)大経綸(だいけいりん)(しよう)(あた)神業(しんげふ)奉仕(ほうし)するといふのが、これが大祓(おほはらひ)奏上者(そうじやうしや)覚悟(かくご)であらねばならぬ。(完)