第一〇章神宮(しんぐう)〔一五八五〕 第三四二 一 皇神(すめかみ)のいづの宮居(みやゐ)(よろこ)びの 真玉(まだま)白玉(しらたま)もちて(つく)れる。 二 ()(ひと)()らぬ(たの)しみ(かがや)(さか)(かみ)御国(みくに)永久(とは)()ちぬる。 三 天津(あまつ)神国(みくに)(うづ)宮居(みやゐ)(あつま)れる (みち)(つかさ)(おも)かがやけり。 四 (みち)のため生命(いのち)ささげしあかし(びと)伊寄(いよ)(つど)へる天津(あまつ)神国(かみくに)。 五 白銀(しろがね)(ころも)まとひしつはものは (かみ)御国(みくに)(かど)(まも)れる。 六 天津国(あまつくに)のうたげの(せき)(まね)かれて (かみ)御稜威(みいづ)夜昼(よるひる)うたふ。 七 天津国(あまつくに)(みやこ)のまちに(たち)(なら)(うづ)住家(すみか)永久(とこしへ)(さか)ゆ。 八 (よる)もなく(ふゆ)なき(くに)にわが(たま)(のぼ)らせ(たま)御心(みこころ)のままに。 第三四三 一 うつし()(やぶ)(みだ)るる(こと)あるも 永久(とは)(うご)かぬ(かみ)()(くに)。 二 言霊(ことたま)天照国(あまてるくに)山海(やまうみ)草木(くさき)(きみ)御稜威(みいづ)をうたふ。 三 大空(おほぞら)(つつ)みかくせし村雲(むらくも)(ひじり)(きみ)御水火(みいき)()れつつ。 四 八重霞(やへがすみ)伊行(いゆ)きはばかり()()せぬ (わが)()御子(みこ)のいづの伊吹(いぶき)に。 五 ()(もと)御楯(みたて)となりし軍卒(つはもの)(たた)へたまひぬ()御子(みこ)(こゑ)。 六 (つる)()ぐふ千代田(ちよだ)(もり)天津(あまつ)()(かげ)さしそへて万代(よろづよ)をてらす。 七 大君(おほきみ)(めぐ)みの(つゆ)にうるほひて 四方(よも)木草(きぐさ)(いや)(しげ)るなり。 八 (たひら)けく(うら)(やす)らけく()月日(つきひ) はや三千年(みちとせ)(きみ)御恵(みめぐみ)。 第三四四 一 大君(おほきみ)御代(みよ)知食(しろしめ)神国(かみくに)天津(あまつ)御国(みくに)姿(すがた)なりけり。 二 (うら)(やす)国民(くにたみ)こぞり(さか)()くも 天津(あまつ)()御子(みこ)知食(しろしめ)()は。 三 四方(よも)(くに)(なみ)()(さわ)()(なか)(きみ)御代(みよ)こそ(しづか)なりけり。 四 諸々(もろもろ)(しこ)(あらし)()()とも (かみ)御国(みくに)永久(とは)(しづ)けし。 五 大君(おほきみ)(ひかり)をあびて(うら)(やす)()(わた)るこそ(たの)しき国民(くにたみ)。 六 ()御子(みこ)御祖(みおや)()ます天津国(あまつくに)百姓(おほみたから)永久(とは)住処(すみか)ぞ。 第三四五 一 ()御子(みこ)天降(あも)りましたる()(くに)天津(あまつ)神国(みくに)姿(すがた)なりけり。 二 小雲川(こくもがは)水底(みなそこ)(ふか)(かげ)うつす 桶伏山(をけぶせやま)(かみ)御在所(みあらか)。 三 天地(あめつち)(むた)永久(とこしへ)(ゆる)ぎなき 日本(にほん)御子(みこ)高御座(たかみくら)なり。 四 (かみ)()(わが)()(もと)はもろもろの なやみくるしみ()らぬ真秀良場(まほらば)。 五 ()(やま)千歳(ちとせ)(いは)(こゑ)すなり 天津(あまつ)()御子(みこ)()らす御国(みくに)は。 六 (うつ)()はかりの浮世(うきよ)(とな)へつつ ()()(くに)のみ(した)ふあはれさ。 第三四六 一 (つき)()(なが)れて(かは)()(なか)天津(あまつ)日嗣(ひつぎ)(みち)はとこしへ。 二 皇神(すめかみ)(うづ)(をしへ)にヨルダンの あなたの(きし)(わた)信徒(まめひと)。 三 (うつ)()天津(あまつ)御国(みくに)もおしなべて (かみ)(めぐみ)(はな)(にほ)へる。 四 身体(からたま)はよし()つるとも天津国(あまつくに)(さか)えの(その)永久(とは)(さか)えむ。 第三四七 一 (きよ)身魂(みたま)(ゑら)()(かみ)御国(みくに)永久(とこしへ)()れて長閑(のどか)(はる)(その)(なん)のなやみも白梅(しらうめ)彼方(あなた)此方(こなた)()(にほ)生命(いのち)清水(しみづ)(かぎ)りなく 黄金(こがね)野辺(のべ)(うるほ)して四方(よも)景色(けしき)もいと(きよ)し。 二 (かみ)(めぐみ)にヨルダンの(かは)(なが)れは(なみ)()たず いとおだやかに()えぬれど(なほ)岸辺(きしべ)(おち)(まど)(わた)りかねつつ罪人(つみびと)()ちて(なが)むる(あは)れさよ (すく)はせ(たま)瑞御霊(みづみたま)。 三 天教山(てんけうざん)高嶺(たかね)より木花(このはな)咲耶姫(さくやひめ)のごと 天津(あまつ)神国(みくに)有様(ありさま)(たの)しく(のぞ)(なが)むれば (なみ)()(くる)比沼(ひぬ)真名井(まなゐ)(きし)(わた)るもいと(やす)(かみ)(まも)りに(いさ)()(すす)神国(みくに)(わた)()かむ (まも)らせ(たま)厳御霊(いづみたま)。 第三四八 一 ヨルダンの(かは)岸辺(きしべ)(しば)()ちて (かみ)御国(みくに)(あふ)(たの)しさ。 二 (いは)ばしる(かは)(ながれ)(なに)かあらむ (いづ)御霊(みたま)(まも)りありせば。 三 (みづ)(きよ)野山(のやま)(あを)(はな)(かを)(ちち)(なが)れぬ天津(あまつ)神国(かみくに)。 四 (うる)はしき(かみ)のあれます元津国(もとつくに)()にも(やま)にも結実(みのり)(ゆた)けし。 五 (うち)(あふ)(かぎ)広野(ひろの)永久(とこしへ)天津(あまつ)日影(ひかげ)()(かがや)けり。 六 瑞御霊(みづみたま)(この)珍国(うづくに)諸人(もろびと)祖国(そこく)(せつ)(をし)(たま)ひぬ。 七 (うる)はしき(かみ)御国(みくに)にまひ(のぼ)り また永久(とこしへ)(つと)(はげ)まむ。 八 ヨルダンの(かは)(なみ)如何(いか)(たか)くとも (かみ)(めぐみ)(やす)(わた)らむ。 第三四九 一 (ちり)()(ふか)くおほへる雲間(くもま)より 天津(あまつ)(ひかり)はかがやきにけり。 二 ()(ひかり)(うち)(あふ)ぎつつ人々(ひとびと)(よろこ)(こゑ)神園(みその)(ひび)く。 三 わが(たま)()てるわが(とも)()(とき)(わか)れの(なげ)永久(とは)にあるなし。 四 (あめ)()(なみだ)しのびて大空(おほぞら)朝日(あさひ)さすまで(いの)りてぞ()つ。 五 ()(やみ)仮令(たとへ)わが()()むとても やがては()めむ(かみ)(ひかり)に。 六 永久(とこしへ)(たま)(いのち)(あた)へむと ()たせ(たま)ひぬ彼方(かなた)(きし)に。 七 わが(たま)(まね)かせ(たま)教主(きみ)(こゑ)(きこ)えし(とき)(たの)しかるらむ。 第三五〇 一 天津(あまつ)神国(みくに)御栄光(みさかえ)にやがては()りて友垣(ともがき)()(とき)こそは村肝(むらきも)(こころ)(そら)(やみ)もなし (わざはひ)(おほ)(うつ)()(しこ)(いくさ)(くも)()れて 朝日(あさひ)豊栄(とよさか)(のぼ)ります(うづ)宝座(ほうざ)(あふ)ぐなり。 二 御稜威(みいづ)(かがや)皇神(すめかみ)御許(みもと)にやがてまひ(のぼ)(あさ)(ゆふ)なに(かぎ)りなく()けし(めぐみ)(おも)()でて いとも(たの)しき(こゑ)(あは)(うた)()ひつつ瑞御霊(みづみたま) (すく)ひの御名(みな)(たた)ふべし。 三 (うれ)ひなやみも()(ふゆ)(なみだ)(あめ)(つゆ)()らぬ (かみ)御園(みその)()みきりて()人々(ひとびと)(ゆめ)にだも ()らぬ(さち)をば(かかぶ)らむ(いづ)御霊(みたま)瑞御霊(みづみたま) ()知食(しろしめ)神国(かみくに)平安(やすき)栄光(さかえ)(かぎ)りなし。 第三五一 一 (やみ)()のとばり(やうや)(ひら)かれて 天津(あまつ)(あけぼの)(あら)はれにけり。 二 イスラエル(きよ)(なが)れは天津(あまつ)()(ひかり)()りて(かがや)きにけり。 三 (いはほ)なす(かみ)御身(みま)より()()づる 生命(いのち)(みづ)(なが)れとこしへ。 四 (しづか)なる(うみ)(おもて)五十鈴(いすず)(がは) (きよ)(なが)れの(あつ)まりと()れ。 五 白妙(しろたへ)(きよ)(ころも)をまとひたる (かみ)使(つかひ)(こと)()()け。 六 神使(みつかひ)(とも)(たたず)みヨルダンの (きよ)(なが)れに(たま)(ひた)さむ。 (大正一二・五・一二旧三・二七於竜宮館隆光録)