第一六章祈言(いのりごと)〔一五四一〕 感謝祈願(みやびの)(ことば) 感謝(かんしや) 至大天球(たかあまはら)主宰(つかさ)在坐(ましまし)て。一霊四魂(ひと)八力(ふた)三元()()(いつ)(むゆ)地成(なな)()(ここの)(たり)(もも)()夜出(よろづ)大元霊(もとつみたま)天之(あめの)御中主(みなかぬしの)大神(おほかみ)霊系祖神高皇産霊(たかみむすびの)大神(おほかみ)体系祖神神皇産霊(かむみむすびの)大神(おほかみ)大稜威(おほみいづ)(もつ)て、無限絶対無始無終(かきはにときは)天地万有(よろづのもの)創造(つくり)(たま)ひ。神人(おほみたから)をして(かか)至真至美至善之(うるはし)神国(きみくに)安住(すまは)(たま)はむが(ため)に、太陽()太陰(つき)大地(くぬち)(つく)り、各自(おのも)々々(おのも)至粋至醇之魂力体(きよきみたま)賦与(さづけ)(たま)ひ。(また)八百万(やほよろづの)天使(かみ)生成(うみなし)(たま)ひて万物(すべて)愛護(まもり)(たま)ふ、(その)広大無辺(ひろきあつき)大恩恵(おほみめぐみ)(たふと)(ゐやま)(かしこ)(かしこ)みも(まを)す。 掛巻(かけまく)(かしこ)大地上(あしはら)(くに)知召(しろしめ)します、言霊(ことたま)天照国(あまてるくに)は。千代(ちよ)万代(よろづよ)(うご)(こと)()(かは)(こと)()く。修理(つくり)固成(かためなし)(たま)ひし、(すめ)大神(おほかみ)敷坐(しきま)(しま)八十島(やそしま)は。(あめ)壁立(かべたつ)(きは)(くに)退立(そぎたつ)(かぎ)り。青雲(あをくも)棚引(たなびく)(きは)み、白雲(しらくも)堕居(おりゐ)向伏(むかふす)(かぎ)り、伊照(いてり)(とほ)らす大稜威(おほみいづ)は、()大御守(おほみまもり)(うれ)しみ(たふと)み。常夜(とこよ)()天伝(あまつた)月夜見(つきよみの)(かみ)神光(みひかり)は、(よる)(まもり)青人草(あをひとぐさ)(めぐ)()(いつく)しみ(たま)ひ。殊更(ことさら)(いづ)御魂(みたま)天勝(あまかつ)国勝(くにかつ)国之(くにの)大祖(おほみおや)国常立(くにとこたちの)(みこと)は、天地(あめつち)初発之時(なりいでしとき)より独神(すに)成坐而(なりまして)隠身(すみきり)(たま)ひ。玉留魂(たまつめむすび)霊徳(みいづ)(もつ)て、海月(くらげ)()(ただよ)へる国土(くに)修理(つくり)固成(かため)て、大地球(くぬち)水陸(うみくが)分劃(わか)(たま)ひ。豊雲野(とよくもぬの)(みこと)足魂(たるむすび)霊徳(みいづ)(もつ)植物(きくさ)生出(なりいで)葦芽(あしかび)彦遅(ひこぢの)(みこと)生魂(いくむすび)霊徳(みいづ)(もつ)動物(いけもの)愛育(めでそだ)て。大戸地(おほとのぢ)大戸辺(おほとのべ)宇比地根(うひぢね)須比地根(すひぢね)生杙(いくぐひ)角杙(つぬぐひ)[※「生杙」「角杙」の「くひ」の字は、戦前の初版(p286)・校定版(p247)・愛世版(p232)いずれも「枠」。古事記では「杙」である。「枠」は「くい」ではなく「わく」であり、誤字だろうから、霊界物語ネットでは「杙」を使う。]、面足(おもたる)惶根(かしこね)全力(ちから)(もつ)て。万有一切(すべてのもの)(くま)(あた)へ、天地(あめつち)万霊(みたま)をして、惟神(かむながら)大道(おほぢ)()らしめ(たま)ひ。(かむ)伊邪那岐(いざなぎの)(みこと)(かむ)伊邪那美(いざなみの)(みこと)は。天津(あまつ)(かみ)神勅(みこと)(かしこ)み、(あま)瓊矛(ぬほこ)採持(とりも)ち。豊葦原(とよあしはら)千五百(ちいほ)(あき)水火国(みづほのくに)を。浦安国(うらやすくに)と、𪫧怜(うまら)完全具足(つばら)修理(つくり)固成(かためな)(たま)ひて。遠近(をちこち)(くに)悉々(ことごと)国魂(くにたま)(かみ)()み、産土(うぶすな)(かみ)()(たま)ひて。青人草(あをひとぐさ)(した)しく(まも)(たま)ふ。(その)大御恵(おほみめぐみ)(あふ)(ゐやま)(よろこ)(まつ)らくと(まを)す。 現身(うつそみ)()習慣(ならひ)として。枉津(まがつ)(かみ)曲事(まがこと)相交(あひまじ)こり、()()罪悪汚濁(つみけがれ)(しづ)みて。現界(うつしよ)制律(みのり)(つみ)せられ。幽界(かくりよ)にては(かみ)政庁(みかど)御神制(みさだめ)随々(まにまに)()(くに)(そこ)(くに)堕行(おちゆか)むとする蒼生(あをひとぐさ)霊魂(みたま)(あはれ)(たま)ひて。伊都(いづ)(みたま)美都(みづ)(みたま)大神(おほかみ)は。(あや)(たふと)豊葦原(とよあしはら)瑞穂(みづほ)(くに)真秀良場(まほらば)畳並(たたなは)る、青垣山(あをかきやま)(こも)れる下津(したつ)岩根(いはね)高天原(たかあまはら)に、現世(うつつ)幽界(かくりよ)統治(すべ)(かみ)として(あらは)(たま)ひ。教親(をしへみおや)(みこと)()()(くち)()りて、惟神(かむながら)大本(おほもと)()(あか)し。(あめ)(した)四方(よも)(くに)(たひら)けく(やすら)けく、(ゆた)けく(をさ)(たま)はむとして。日毎(ひごと)夜毎(よごと)(もる)(こと)()(おつ)(こと)()く。(いと)懇切(ねもごろ)百姓万民(おほみたから)(をし)(さと)(たま)ふ。神直日(かむなほひ)大直日(おほなほひ)(ふか)(ひろ)(かぎ)()大御恵(おほみめぐみ)を。(うれ)しみ(かたじけ)なみ、(かしこ)(かしこ)みも称辞(たたへごと)()(まつ)らくと(まを)す。 祈願(きぐわん) 天地(あめつち)初発之時(なりいでしとき)より。隠身(すみきり)(たま)ひし(くに)太祖(おほみおや)大国常立(おほくにとこたちの)大神(おほかみ)御前(みまへ)(まを)さく。(あめ)(した)四方(よも)(くに)生出(なりいで)青人草(あをひとぐさ)()身魂(みたま)に。天津(あまつ)(かみ)より(さづ)(たま)へる直霊魂(なほひのみたま)をして。益々(ますます)光華明彩至善至直(ひかりうるはしき)伊都能売(いづのめの)(みたま)()さしめ(たま)へ。邂逅(わくらは)(あやま)ちて枉津(まがつ)(かみ)(ため)(けが)(やぶ)らるる(こと)なく。四魂五情(たまとこころ)(まつた)活動(はたらき)(より)て、大御神(おほみかみ)天業(みわざ)(つか)(まつ)るべく。忍耐勉強(よくたへしのび)もつて(たふと)品位(しな)(たも)ち、(たま)()生命(いのち)(なが)く。家門(いへかど)(たか)(とみ)(さか)えて、(うま)天地(あめつち)(はな)()(ひかり)()り。大神(おほかみ)神子(みこ)たる()本能(さが)(ひら)(あげ)しめ(たま)へ。(あふ)(ねが)はくは大御神(おほみかみ)大御心(おほみこころ)(かな)(まつ)りて、()にも(こころ)にも罪悪(つみ)汚穢(けがれ)過失(あやまち)()らしめず。天授之至霊(もとつみたま)(まも)らせ(たま)へ、凡百(すべて)事業(なりはひ)()すにも。大御神(おほみかみ)恩頼(みたまのふゆ)(さきは)(たま)ひて、善事(よごと)正行(まさわざ)には荒魂(あらみたま)(いさ)みを振起(ふりおこ)し、倍々(ますます)向進発展(すすみひらき)完成(まつたき)(さかひ)立到(たちいた)らしめ(たま)へ。(あさ)(ゆふ)神祇(かみたち)(ゐやま)ひ。(まこと)(みち)(たが)(こと)()く、天地(あめつち)御魂(みたま)たる義理責任(つとめ)(まつと)うし。(あまね)()(ひと)(した)しみ(まじ)こり、人欲(わたくし)(ため)(あらそ)(こと)(はぢ)らひ。和魂(にぎみたま)(したし)みに(より)人々(ひとびと)(にく)まず、改言改過(あやまちをくい)悪言暴語(ののしること)()く、善言美詞(みやび)神嘉言(かむよごと)(もつ)て、神人(かみがみ)(なご)め。天地(あめつち)(かは)るの勲功(いさをし)堅磐(かきは)常磐(ときは)()て。幸魂(さちみたま)(めぐみ)(ふか)く。天地(あめつち)(うち)(いき)とし()ける万物(もの)(そこな)(やぶ)(こと)()く。生成化育(かむながら)大道(おほみち)(かしこ)み、奇魂(くしみたま)(ひかり)(より)て。異端邪説(まがのをしへ)真理(ことわり)(くる)へる(こと)覚悟(さとる)()く。直日(なほひ)御霊(みたま)(より)正邪理非直曲(ことのよしあし)(かへり)み。(もつ)真誠(まこと)信仰(あななひ)(はげ)み、言霊(ことたま)(たすけ)()りて大神(おほかみ)御心(みこころ)直覚(さと)り。鎮魂(みたま)帰神(しづめ)神術(みわざ)(より)村肝(むらきも)(こころ)()(きた)へしめ(たま)ひて。()(ふる)八十(やそ)汚穢(けがれ)(こころ)(おも)千々(ちぢ)(まよひ)も。(はら)ひに(はら)ひ、退(やら)ひに退(やら)ひ、須弥仙(みせん)神山(みやま)(しづ)けきが(ごと)く。五十鈴川(わちがは)(ながれ)(きよ)きが(ごと)く。(うご)(こと)()(かは)(こと)()く。息長(おきなが)偉大(たくまし)()らしめ(たま)ひ。()長人(ながひと)()遠人(とほひと)健全(まめまめ)しく。親子(おやこ)夫婦(めをと)同胞(はらから)朋友(ともがき)相睦(あひむつ)びつつ。(あめ)(した)公共(おほやけ)(ため)(うる)はしき(ひと)(かがみ)として。(いみ)じき功績(いさを)(あら)はし、天地(すめかみ)神子(みこ)(うま)(いで)たる(その)本分(つとめ)(つく)さしめ(たま)へ。(すべて)感謝(ゐやひ)祈願(いのり)千座(ちくら)置戸(おきど)(おひ)て、玉垣(たまがき)内津(うちつ)御国(みくに)秀津間(ほつま)(くに)海中(わだなか)沓嶋(おもと)神嶋(うらと)無人島(しまじま)神退(かむやら)ひに退(やら)はれ。天津罪(あまつつみ)国津罪(くにつつみ)許々多久(ここたく)罪科(つみ)(はら)(たま)ひし、現世(うつしよ)幽界(かくりよ)守神(まもりがみ)なる、(くに)()太祖(ほみおや)国常立(くにとこたちの)大神(おほかみ)豊雲野(とよくもぬの)大神(おほかみ)()伊都(いづ)御魂(みたま)美都(みづ)御魂(みたま)御名(みな)(さちは)(たま)ひて聞食(きこしめ)し、(あひ)宇豆那比(うづなひ)(たま)ひ。()(まもり)()(まもり)守幸(まもりさきは)(たま)へと。鹿児自(かごじ)(もの)(ひざ)折伏(をりふ)宇自物(うじもの)頸根(うなね)突抜(つきぬき)て。(かしこ)(かしこ)みも祈願(こひのみ)(まつ)らくと(まを)す。 祖先(そせん)拝詞(はいし) 遠都(とほつ)御祖(みおや)御霊(かみ)代々(よよ)(おや)(たち)家族(うから)親族(やから)(みたま)(すべ)(この)祭屋(まつりや)鎮祭(しづめまつ)る、御魂(みたま)(たち)御前(みまへ)(つつし)(ゐやま)ひ。(いへ)にも()にも枉事(まがこと)()らせず、()(まも)()(まも)りに(まもり)(さきは)宇豆那比(うづなひ)(たま)ひ。弥孫(いやひこ)次々(つぎつぎ)弥益々(いやますます)令栄(さかえしめ)(たま)ひて。息内(いのち)(なが)御祭(みまつり)(うるはし)(つかへ)(まつ)らしめ(たま)へと。(かしこ)(かしこ)みも(をが)(たてまつ)る。