凡例(はんれい) 一、昨年(さくねん)(じふ)(ぐわつ)十八(じふはち)(にち)より(はじ)められました霊界(れいかい)物語(ものがたり)口述(こうじゆつ)筆録(ひつろく)も、本年(ほんねん)()(ぐわつ)廿八(にじふはち)(にち)(もつ)二十二(にじふに)(くわん)完了(くわんれう)し、ほつと一息(ひといき)した次第(しだい)であります。(その)(あひだ)日数(につすう)二百(にひやく)二十三(にじふさん)(にち)大祭(たいさい)とか、節分祭(せつぶんさい)(その)()(やす)むだに日数(につすう)(くは)へて、恰度(ちやうど)十日(とをか)一冊(いつさつ)割合(わりあひ)であります。()各巻(かくくわん)口述(こうじゆつ)日数(につすう)表示(へうじ)して御覧(ごらん)(きよう)します。 巻口述日数口述場所備考 第一八日[※口述日は10月18~26日なので日数は9日の間違いではないか?]松雲閣本巻に限り第十三章以後の日数とす 第二十三日右同本巻第一章(通章第五十一章)口述の夜毒松茸にあてられ閉口す 第三十四日瑞祥閣竜宮館前半は亀岡の瑞祥閣にて後半は教主殿竜宮館にて口述さる 第四十五日竜宮館口述者自ら筆録されし箇所は本巻に最も多し 第五十日竜宮館岩井温泉口述筆録の方が主か入湯の方が主か分らんやうな生活をしながら、五、六の二巻を完了す 第六八日岩井温泉 第七四日錦水亭岩井温泉より帰綾後節分祭までの四日間に完結す 第八五日瑞祥閣高熊山に参拝せし後口述筆録にとりかかる 第九六日右同巻中身代りを立てる箇所を口述さるるや天候険悪となり風雨強かりき 第十七日右同錦水亭口述筆録に妨害を受けしは、本巻を第一とす 第十一四日松雲閣 第十二五日右同本巻口述中蓄音器に祝詞と宣伝歌を吹き込まる 第十三五日右同 第十四三日松雲閣本巻は総章数十七より成り通章五百六十七章を末尾とす 第十五五日錦水亭天国楽土の状況廿一世紀以後の有様を口述しあり 第十六四日錦水亭瑞祥閣本巻より始めて今の日本国に起れる事を説き十里四方宮の内の三十五万年前を口述しあり 第十七三日右同 第十八四日右同弥仙山の因縁が口述されあり 第十九五日松雲閣 第二十三日右同錦水亭 第廿一五日松雲閣 第廿二五日右同本巻完了の日霊鷹五六七殿内を飛び廻ること三回 (註)第一巻、第二巻、第十一巻、第十二巻、第廿二巻を松雲閣に於て口述されし事と、本年旧三月三日迄に五六七大神に因める第十四巻第五百六十七章の口述を終られし事と旧五月五日までに口述者瑞月大先生の誕生日なる旧七月十二日に因縁ある第廿二巻第七百十二章迄を口述されし事と総体の筆録者数が三十三名なりしは惟神的とはいへ、実に不思議と謂はねばなりません。 [※初版にはここに次の一文が記されている。「一、本篇を特別篇として第十篇に先立ち刊行しましたのも、本年旧五月五日迄の成績を公表せんがためでありまして、神界経綸の虎の巻であるとか、旧五月五日の瑞祥が本篇に在るとか、二十二人の生魂に因めるが故ばかりではありません。」(注・当時は「巻」ではなく「篇」と呼んでいた)この一文は三版以降は削除されている(二版は未調査)。] 一、本巻(ほんくわん)には各巻中(かくくわんちう)でも、(もつと)執着心(しふちやくしん)取除(とりのぞ)くことに(つと)むるのが肝腎(かんじん)であると口述(こうじゆつ)され、(また)第一(だいいつ)(くわん)(しめ)されたる地獄(ぢごく)(おに)は、(みな)(こころ)執着(しふちやく)から(うま)()づるもので、(けつ)して(いま)行刑所(ぎやうけいしよ)押丁(あふてい)(やう)(そな)はつて()るのではないと口述(こうじゆつ)されてありますから、一応(いちおう)読者(どくしや)()注意(ちゆうい)(うなが)して()きます。 一、本巻(ほんくわん)前巻(ぜんくわん)までを順序(じゆんじよ)よく()まなくとも、全然(ぜんぜん)要領(えいりやう)()られぬといふやうな(こと)()く、本巻(ほんくわん)()んだだけでも(わか)(やす)完結(くわんけつ)されてあります。 一、本巻(ほんくわん)原稿紙(げんかうし)千二百(せんにひやく)二十三(にじふさん)(まい)でありましたが、不思議(ふしぎ)にも五百(ごひやく)六十七(ろくじふしち)枚目(まいめ)五六七(みろく)大神(おほかみ)()出現(しゆつげん)黄金像(わうごんざう))と、()貴重(きちよう)なる()教示(けうじ)(はじ)まつたのであります。 アヽ月光(げつくわう)菩薩(ぼさつ)五十二(ごじふに)(さい)にして、()胎蔵(たいざう)されし苦集(くしふ)滅道(めつだう)()き、娑婆(しやば)(そく)寂光(じやくくわう)浄土(じやうど)真諦(しんたい)()べ、道法(だうほふ)礼節(れいせつ)遺憾(ゐかん)なく開示(かいじ)して()られるのであります。 大正十一年五月廿八日綾部並松和知川畔松雲閣にて 編者識