総説歌
葦原の瑞穂の国の中津国その真秀良場や青垣の
山を四方にめぐらして流れも清き小雲川
淵瀬と変る世の中はめぐりめぐりて二十四年
地の高天原も治まりて鬼の姿もみずのえの
大蛇探女も戌の春干支もめぐりて如月の
今日の八日は三めぐりの月日の車後にして
梅が香薫る月の空高く輝く瑞月は
八重黒雲につつまれて浮世のなやみ覚りたる
神のめぐみの幸はひて心の岩戸開きつつ
明れば二月九つの日は西山に傾きて
月照る夜半の独寝の夢を破りし芙蓉山
神の使の現みたま五六七の御代を松岡の
使の神に誘はれ千歳の松の繁り合ふ
堅磐常盤の巌窟にさしこもらひて天地の
神の教を受継し名も高熊の岩の前
天津御空に月照の神はわが身を照しつつ
鎮魂や帰神審神の道も授けられ
現界、神界、幽界を産土神に伴はれ
須弥仙山に攀ぢ登り宇宙の外に身を置きて
過去と未来と現在の世の状況を悟りたる
十二の干支も三廻りのいよいよ今日は村肝の
心洗ひて霊界の奇しき尊き語り言
十二の干支に因みたる十二の巻の筆始め
松の大本神の村弥仙の山を仰ぎつつ(松村仙造)
天地造化の物語り月は外山の頂に(外山豊二)
豊二かがやき岩田かく夜も久方の太御空(岩田久太郎)
隈無く照れる谷村や藤津久子や高木氏(谷村真友・藤津久子・高木鉄男)
中野祝子や武郷氏真の友の寄り合ひて(中野祝子・同武郷)
神世に進む加藤時代新月空に明らけき(加藤新明)
梅の花咲く今日の春めぐりめぐりて北村の(北村隆光)
神の稜威は隆光る本宮山の上下に(山上郁太郎)
百花千華馥郁と咲き匂ひたる太元の
神の教の名西負ふ本宮村の真秀良場に(西村徳治)
神の御徳もいやちこに清く治まる五六七の世
松の常磐の心もて神の教を説き啓く
松雲閣の奥の間に厳の御魂の開きたる(松雲閣)
神世を経の御教言うまらに委曲に説き別くる
錦の機の緯糸の横たはりつつ緯の役
つとむる今日ぞ芽出度けれ。
大正十一壬戌年三月六日旧二月八日
於松雲閣王仁
No.: 1546