第二七章神生(かみう)み〔二七七〕 (あめ)御柱(みはしら)大御神(おほみかみ)(くに)御柱(みはしら)大神(おほかみ)()()水火(いき)(あは)せつつ淡路嶋(あはぢしま)なる大倭(おほやまと) (とよ)秋津(あきつ)(しま)()伊予(いよ)二名(ふたな)筑紫嶋(つくしじま) (つぎ)には隠岐(をき)佐渡(さど)(しま)(こし)(しま)まで()みたまひ (つぎ)大嶋(おほしま)吉備(きび)児嶋(こじま)対嶋(つしま)壱岐嶋(いきじま)百八十(ももやそ)国々(くにぐに)嶋々(しまじま)()みたまふ()づけて稜威(みいづ)大八洲(おほやしま) (かみ)御国(みくに)(たた)ふなり。 大八洲(おほやしま)(くに)とは、地球(ちきう)全体(ぜんたい)海陸(かいりく)総称(そうしよう)なり。 (ここ)伊邪那岐(いざなぎの)(みこと)(いよいよ)修理(しうり)固成(こせい)神業(しんげふ)を、着々(ちやくちやく)(しよ)()かせられける。 長白山(ちやうはくざん)には、磐長彦(いはながひこ)国魂(くにたま)として(これ)(にん)じ、玉代姫(たまよひめ)[※御校正本では「玉世姫」](これ)輔佐(ほさ)し、 万寿山(まんじゆざん)は、瑞穂別(みづほわけ)国魂(くにたま)(にん)ぜられ、瑞穂姫(みづほひめ)これを輔佐(ほさ)し、 青雲山(せいうんざん)には、吾妻彦(あづまひこ)国魂(くにたま)(にん)ぜられ、吾妻姫(あづまひめ)(これ)輔佐(ほさ)し、 地教山(ちけうざん)は、ヒマラヤ(ひこ)国魂(くにたま)となり、ヒマラヤ(ひめ)(これ)輔佐(ほさ)し、 天山(てんざん)は、谷山彦(たにやまひこ)国魂(くにたま)(にん)ぜられ、谷山姫(たにやまひめ)(これ)輔佐(ほさ)し、 崑崙山(こんろんざん)は、磐玉彦(いはたまひこ)国魂(くにたま)(にん)ぜられ、磐玉姫(いはたまひめ)(これ)輔佐(ほさ)し、[※御校正本では「岩玉彦」「岩玉姫」] タコマ(やま)は、吾妻別(あづまわけ)国魂(くにたま)(にん)ぜられ、吾妻姫(あづまひめ)(これ)輔佐(ほさ)し、[※御校正本では「東別」「東姫」] ロッキー(ざん)は、国玉別(くにたまわけ)国魂(くにたま)(にん)ぜられ、国玉姫(くにたまひめ)(これ)輔佐(ほさ)し、[※御校正本では「国魂別」「国魂姫」] 羅馬(ローマ)は、元照別(もとてるわけ)国魂(くにたま)(にん)ぜられ、元照姫(もとてるひめ)(これ)輔佐(ほさ)し、 モスコーは、夕日別(ゆふひわけ)国魂(くにたま)(にん)ぜられ、夕照姫(ゆふてるひめ)(これ)輔佐(ほさ)[※夕照姫は第3巻第26章で病死しているのでこれは意味不明]し、 新高山(にひたかやま)は、花森彦(はなもりひこ)国魂(くにたま)(にん)ぜられ、花森姫(はなもりひめ)(これ)輔佐(ほさ)し、[※御校正本では「花守彦」「花守姫」] 常世(とこよ)(みやこ)は、貴治彦(たかはるひこ)国魂(くにたま)(にん)ぜられ、貴治姫(たかはるひめ)(これ)輔佐(ほさ)することとなりにける。 つぎに霊鷲山(りやうしうざん)は、神教(しんけう)宣布(せんぷ)する神界(しんかい)根本(こんぽん)霊地(れいち)として、白雲別(しらくもわけ)圓山姫(まるやまひめ)久方彦(ひさかたひこ)三葉彦(みつばひこ)永遠(ゑいゑん)守神(まもりがみ)として任命(にんめい)されたりける。 (つぎ)黄金山(わうごんざん)には東雲別(しののめわけ)東雲姫(しののめひめ)青雲別(あをくもわけ)青雲姫(あをくもひめ)機照彦(はたてるひこ)機照姫(はたてるひめ)神教(しんけう)護持(ごぢ)(ため)に、永遠(ゑいゑん)任命(にんめい)(たま)ひける。 (大正一一・一・二一旧大正一〇・一二・二四井上留五郎録)